りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

なぜお年寄りを大切にできない

2008年06月06日 | なんたって住民福祉

 後期高齢者医療が大問題となっています。きょうお会いした高齢者の方は相当嫌気がさしていると見えて、この医療に関する一切を耳にしたくないということからか、「もう説明なんて聞きたくない」と言っていました。
 「年金からの天引きをやめてほしい」こうも言っていましたが、年金から1万5千円も引かれるとショックで本当にがっかりしてしまうわよとくり返し言われていました。
 
 分かるなぁー。これは肌身に感じてよーく分かる。私の母もおなじで、わずかな母の年金は後期高齢者医療と介護保険の保険料が差し引かれて、さらにわずかな年金となっているからです。
 (お年よりがかわいそうだー)

 午後から高齢者の方たちが集まって、後期高齢者医療、年金などについて色々勉強したり、おしゃべりしたりするのでぜひどうぞということで行ってきました。60代から80代の方たちが熱心に集まっていました。
 ある方が、高齢者のことを後期とか前期とか呼んでいるけど、やっぱりおかしいと言うのです。特に後期高齢者なんて呼ばれたくない。頭にくる。肩身の狭い思いがするなどと言うことでした。

 後期とか前期とか、そういえばこれって何?行政用語?よくよく考えるといろんな意味で考えさせられるが、この医療の中身を知れば知るほど冷たく響く言葉です。
 「肩身の狭い思いがする」などということでは、怒るのも通り越して、むしろ心配にさえ感じますが、75歳以上の方たちにとって過去に前例のない最悪の医療となっていることだけは間違いありません。
 
 国会では日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党四党が「後期高齢者医療制度廃止法案」を提出して、まず参院厚生労働委員会にて全会一致で可決。参院本会議でも可決となりました。あとは衆議院。ぜひ廃止としたいものです。

コメント
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