りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

医師不足に対策

2006年06月13日 | Weblog
                                    (小田原市役所)

市議会の6月定例会、きょうは議会に提出された議案に対する質疑の日。会派を代表して次のように質問をしました。少し長めですが、全文はつぎのとおりです。

議案第63号小田原市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について日本共産党市議団を代表しお伺いいたします。

この条例改正の主とするところは平成18年小田原市議会6月定例会議案説明資料にありますように医師に係わる通勤手当の改正であり、その内容は当分の間、新幹線鉄道等の特別急行列車、高速自動車道その他の交通機関等で通勤事情の改善に相当程度資すると認められたものに、それに応じた通勤手当の支給をすることにあると理解するところです。またこれらの改正を行う理由に市立病院に勤務する医師を確保し、診療体制の維持及び充実を図るためとありますが、同じく理解をするものです。

私は昨年の市議会12月定例会の一般質問にて小田原市立病院の産婦人科、小児科ついて質問をいたしました。妊婦の分娩を困難にしている、足柄上病院、市内の産婦人科の休止などの厳しい状況や小田原市立病院への影響を取り上げ、その根本原因である医師不足にはなお一層取り組まれるよう求めたものでした。その時のご答弁では医師の確保には院長をはじめ市長並びに助役が努力をされているとのことでしたが、その後もひきつづき大変な努力をされていることはうかがい知る所です。

今年の3月に本市で開かれた産科医不足を考えるシンポジウムなど産科医を含む医師不足の危機的状況を打開するための対策が各地で取り組まれています。国会では地域医療を支えてきた自治体病院の深刻な医師不足の実態を明らかにし、私共日本共産党は医師不足の根底にある大学入学定員削減方針の見直しなどを求めてきましたが国は検討するということに至っています。このたびの本市の条例改正が医師の確保などに向けてさらに良い成果をあげられることを期待し、以下お伺いします。

1、この改正ではどのような医師が対象となるのでしょうか。

2、このように改正することは市立病院の医師の確保や診療体制の維持及び充実を図ることにつながるということだと思いますが、その根拠はどういったところにあるとお考えでしょうか。

3、本来ある医師の果たすべき役割からすれば、当分の間といわず通勤手当を今後ずっとこのように支給すべきと考えますが、ご見解をお尋ねします。