川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市立の中学校で卒業式行われる

2015-03-06 17:50:11 | 日記
                     (写真は西中学校での卒業式)

 松阪市内の市立中学校12校の(多気中は含まない)の卒業式が3月6日、一斉に行われました。この日学舎から1,395人の卒業生が巣立っていきました。
 私も松阪市曲町の西中学校(川島三由紀校長)の第30回卒業式に来賓として出席させていただきました。

 卒業生が担任の先生を先頭に入場したあと、国家・校歌斉唱がありました。卒業生の名前が一人一人読み上げられ、クラスの代表が校長先生から卒業証書を授けました。
 川島校長は式辞の中で、松阪市の生んだ偉大な国学者本居宣長の「人の行うべきかぎりを行うが人の道にして、このことの成ると成らざることは、人の力の及ばざるところぞ」という言葉を引用して、「皆さんのこれからの長い人生において、成功することもあるでしょう。しかし失敗することの方が多いでしょう。人生に失敗はつきものです。失敗を恐れず、失敗を繰り返しながらも、自分の道を失うことなく、英知の限りをつくして、人類の平和と幸福と、地域社会の発展に寄与していただきたい」と述べました。
 また来賓として出席された教育委員会の伊藤和代教育委員、山口華苗PTA会長から祝辞がありました。
 
        (川北道也さんの答辞)                (「旅立ちの日」を歌う卒業生)

 在校生を代表して野田泰清さんが送辞を述べ、卒業生を代表しての送辞では川北道也さんが、陸上競技や文化祭、修学旅行や合唱会、クラブ活動や職場体験学習(わくわくワーク)の思い出などを述べました。また先生や地域の人々、家族へのお礼を述べ、最後に「西中ありがとう」という言葉で締めくくりました。
 式歌の「旅立ちの日に」を歌う頃には感激にすすり泣く卒業生の姿も見られ、180名の卒業生が3年間の学舎を巣立って行きました。素敵な卒業式でした。

花鳥風月

2015-03-03 10:07:36 | 日記
 我が家には白梅が3本、紅梅が2本、しだれ梅が1本あり、見ごろを迎えています。梅の花の蜜を吸いに小鳥も寄ってきます。夏みかんを輪切りにして枝に差しておくと、小鳥が食べにきます。

 冬から春への移り変わりは、日本の四季の中でも、また1つの趣があります。24節季の1つ虫が地中から出てくる「啓蟄」が今年は3月6日だそうです。暖かかったり、寒かったり、三寒四温の季節を迎えています。桜咲く春爛漫も間近です。

劇団白つばき「五桂池ものがたり くちなしの花」公演される

2015-03-01 21:55:53 | 日記
 多気町に拠点を置く劇団白つばき(北村久和代表)の結成15周年記念公演「五桂池ものがたり くちなしの花」が3月1日、多気町民文化会館で上演され、妻と見せていただきました。この演題は劇団白つばきが15年前に結成されたときの旗揚げ作品で、少しイメージ変更、追加した内容でキャストもほとんど替わっているとのことです。会場は満員の観客であふれました。

 この作品は、今から約340年前に藩命により県下最大の農業かんがい池の五桂池が造成されるとき、強制的に立ち退きを迫られた25軒の民家の人たちの苦悩を描いた実話です。静かな山あいの村に突然発せられた立ち退き命令、人々は現在の多気町朝長、玉城町富岡、志摩市磯部町夏草、鳥羽市相差茅原の4ヶ所に移り住むことになります。なるべく近くに移り住みたい人々、それを調整する庄屋の苦労、やがて行き先が決められ、それぞれの地に分かれていきます。

 この演目の演出を担当された竹守伸一さんは私が小学校のPTAをしているときお世話になった先生です。また出演者の大北則子さん、奥村茂さんは私の知り合いで、この芝居の案内をいただきました。
 この公演を見ていて素晴らしいと思ったのは、舞台と会場が一体となっていることでした。芝居の途中途中で拍手がおき、みんなでこの劇団を支えていこうという会場の人たちの熱い思いを感じました。素晴らしい公演を見せていただきました。
 次回の劇団白つばき2016年春公演は『冬の汽笛-参宮鉄道物語』が予定されています。