川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

旧長谷川邸の蔵の千両箱から大判小判など見つかる

2014-05-29 16:40:41 | 日記

 松阪市殿町から魚町にまたがる旧長谷川邸の蔵の中から千両箱が見つかり、中から大判・小判など昔の金貨、銀貨が多数発見され話題になっています。
 長谷川家は松阪の生んだ豪商の1つで、旧宅の敷地4688,40㎡、9棟の建物、庭園、そして約23,000点に及ぶ資料が、昨年4月に同家から松阪市に寄贈されました。その資料の中の1つ、千両箱の中からから大判小判が見つかりました。

 今日5月29日の文教経済委員会協議会で「旧長谷川家住宅調査報告書」についての説明があり、その中で大判小判などの発見の経緯について説明を受けました。3月9日、歴史民俗資料館が行う展示のための資料を表蔵で探していたところ、一階の棚の上奥から「長谷川」「長福」と書かれた千両箱が見つかり、中から大判小判などの古銭が発見されたものです。
 委員会協議会終了後、委員は場所を長谷川邸に移動して、実際の大判や小判などを見学しました。

       
 (享保大判-「拾両後藤 花押」と書かれている) (千両箱は鍵がかかった状態で発見された)

 今回発見された古銭は、大判1点、小判7点、丁銀2点、二分金3点、一分金9点、二朱金4点、甲州金3点、二朱銀1点、一朱銀4点、一分銀2点、1円金貨1点、五銭銀貨1点、外国銀貨(メキシコ、オランダ銀貨各1点)2点、合計54点。今回発見された大判には「拾両後藤 花押」と書かれており享保年間の時代のもので、「拾両」は重さを表し、「後藤」は製造所の名前であるということです。
 千両箱の中には古銭とともに、明治40年に書かれた覚え書きが入っており、当時の長谷川家11代定矩(さだのり)のコレクションではないかと、市教育委員会文化課では推測しています。

 今回の古銭の発見を受けて松阪市が長谷川家に問い合わせたところ、長谷川家では「松阪市がこれらの古銭を有効に使っていただければいいのでは、今回の古銭は寄贈した資料の1つで、改めて覚え書きをする必要はない」ということでした。

 今後この大判小判などは旧長谷川邸で公開されます。 問合せは松阪市教育委員会文化課まで ℡0598-53-4393
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