川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

蓮池薫さん講演会開催される

2015-11-07 23:24:26 | 日記
 北朝鮮に拉致され奇跡的に日本に帰国できた蓮池薫さんの講演会「北朝鮮問題と子どもの教育環境」が、平成27年11月7日(土)津市芸濃町椋本の津市芸濃総合文化センターで開催されました。
 この講演会は三重県日韓親善協会特別事業 日韓国交正常化50周年記念として三重県日韓親善協会(山口久彦会長)が主催し、在日本大韓民国民団三重県本部(殷 慶基(ウン キョンギ)団長)が共催して行われたものです。
 開会セレモニーでは三重県日韓親善協会の山口会長が主催者としてあいさつし、殷慶基民団団長、松田直久三重県日韓親善協会顧問、前葉津市長などがあいさつをしました。

 蓮池薫さんは講演の中で、拉致された様子を生々しく語りました。中央大学在学中の夏休みで帰省していた1978年7月31日、当時交際をしていた女性(後の夫人)と新潟県柏崎の海岸でデート中に、北朝鮮の工作員に女性とともに拉致され、袋に入れられ、ゴムボートに乗せられ沖の船で北朝鮮に連れていかれたということです。
 
 北朝鮮では一緒に拉致された女性とは別々な場所に連れていかれ、お互いに相手は用がないので日本に帰したといわれていたので、再開した時の喜びや、その後の結婚生活、「招待所」と呼ばれる施設での生活など述べました。
 また北の子供たちも学力社会で、立派な大学へいかにして入れるかなどの競争が激しいことや、国としては教育に熱心であることを述べました。
 蓮池さんが2002年に日本に帰ってこれたのは幾つかの偶然が重なって実現したことや、今も北に残っている拉致被害者や日本の家族の気持ちを思うと早く解決をしてほしいが、強硬ばかりではいけないなど述べました。

 

 講演会が終わってから、津の日本料理店で蓮池さんを囲んでの懇親会があり、日韓親善協会や民団の皆様とともに私も出席させていただきました。講演会だけでは聞けなかった北の生活や、日本に戻ってからの活動など聞きました。
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