松阪開府の祖で、松阪の礎を築いた蒲生氏郷を偲ぶ「第54回氏郷まつり」が平成27年11月3日、松坂城跡および中心市街地で開催されました。この氏郷まつりは、祇園まつり、初午大祭と並ぶ松阪三大祭りの1つで、一般社団法人 松阪市観光協会(佐藤光宏会長)が主催して行われたもので、今年は松阪市制施行10周年記念事業となりました。
祭りのメインイベントである武者行列は、これまで市役所を出発点としていましたが、今年は趣向を変えて、松坂城跡の天守からスタートし、街中に繰り出すことになりました。
今年の蒲生氏郷役は公募により松阪市大黒田町の会社員鎌田輝義さんが、冬姫役は伊勢市小俣町の会社員井上かほりさんが務めました。また今年から竹上真人市長が氏郷の父である蒲生賢秀役を務めました。
(松阪工業高校弓道部の演武) (祭りの成功と安全を願い碑前祭)
武者行列には松阪市の松阪手づくり甲冑愛好会(西岡敏男隊長)のほか、三河戦国武将隊(小川政敏代表)、YOROI工房あいづ(よろいこうぼうあいづ)(佐久間住夫代表)、亀山手づくり甲冑隊(渡辺佐智男代表)、手作り甲冑勢州津高虎隊(黒川順一隊長)など市外・県外からの武者も加わっていただきました。
松坂城跡で氏郷まつりの成功と安全を願って碑前祭が行われ、そのあとの出陣式では松阪工業高校弓道部主将の増田晃大が鏑矢(かぶらや)を放ち、部員が矢を射る演武をして式を盛り上げました。この碑前祭・出陣式には来賓として松阪市の友好都市である滋賀県日野町から藤澤直広町長を始め、杉浦和人町議会議長、蒲生行正同副議長、福地滋夫日野町商工会副会長の皆さんが参列していただきました。また会津若松市から清川雅史市議会副議長が、常滑市から栗本儀則副市長が参列していただきました。松坂城跡からスタートした行列は御城番屋敷を通り、殿町から市役所、そして街中に入っていきました。
(氏郷の奥方 冬姫) (竹上市長は氏郷の父蒲生賢秀役)
街中には中央ステージ、戦国ステージ、第2ステージが設けられ、いろいろな催しが行われました。中央ステージでは松阪市ブランド大使の出口陽ライブステージ、あべ静江ステージイベントが行われました。
また蒲生氏郷公顕彰会主催の記念講演会として、会津若松教育委員会文化課主幹の近藤真佐夫さんの「蒲生氏3代が築いた若松城と城下」というテーマの講演や、氏郷大茶会がありました。
この日は天気もよかったこともあって大変な賑わいがあり、主催者の話では、人出は例年より5,000人多い14万人ということです。まちなかの各出店で食べ物など買い求める人々であふれていました。
(街は人・人・人・・・・・・・・・・)
武者行列や各種イベントに出演された皆様方、各地区ブースや飲食ブースなど出店していただいた皆様方、祭りを企画運営していただいた(社)松阪市観光協会を始め多くのボランテァの皆様方、祭りに協賛・協力をいただいた団体・企業さん、そして遠くから来ていただいた来賓の皆様方ありがとうございました。