川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

防災キャラバン開催される

2013-11-16 08:06:47 | 日記
 「大規模災害、そのときボランティアができること」いうテーマで、11月15日松阪市本町の松阪市産業振興センターで、「第13回 松阪被災地から学ぶ災害ボランティア支援」防災キャラバンが行われました。この催しは「みえボランティア支援センター」が主催して行われたもので、岩手県山田町からボランティアセンターの運営に携わった人を迎えて、パネルディスカッションが行われました。

 山田町はこの震災で約800人の死者・行方不明者を出し、3500戸の家が失われました。2010年時点で、今後30年間の地震発生確率が99%という発表があったのですが、すぐ発生するという実感はなかったということです。山田町には8mの堤防が造られており、地震発生直後に、3mの津波が来るという放送がなされたあと、電気が切れてその後の情報は入らなかったということです。津波の速さは時速120㎞で、堤防の上で津波を見ていた多くの人が流されたそうです。

 みえボランティア支援センターは、東日本大震災が発生したあと岩手県山田町に、「みえ発!ボラパック」を企画してボランティアを、のべ1290名を派遣し続け、復旧の一翼を担ってきました。私もこの同支援センターのボラパック17便に参加させていただきました。

 この日は山田町の社会福祉協議会事務局長で山田町社協復興支え愛センター長の福士豊さん、同協議会職員で同センターの所長を務めた阿部寛之さんが来松され、みえボラパックに参加した東部中教諭の乾秀樹さん、松阪市在住の西中忍さんを交えてのパネルディスカッションがありました。

 山田町の復興支え愛センターは、地震発生から約1ヶ月後の2011年4月9日に立ち上げたのですが、阿部さんや福士さんからはその時の混乱や苦労の様子が述べられ、また乾さんや西中さんからは、ボランティアに入った時の様子が述べられました。

 会場には三重県内からボランティア経験者など約80名が参加して、ボランティアを受ける側、ボランティアに行く側、双方の話しが聞きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする