第26回松阪薪能が8月30日、松阪市外五曲町のコミュニティー文化センターでありました。この催しは松阪薪能実行委員会が主催し、松阪市や松阪市観光協会、松阪商工会議所などが後援して毎年行われています。例年は松阪公園野外音楽堂で、名前のように薪が焚かれ、幽玄な雰囲気の中で演じられますが、今年は天候が心配されたことから場所をコミュニティー文化センターに移して開催されました。会場には満席になるほど市民が来場して、日本古来の芸能を堪能しました。
能は今から650年も前に生まれた現在世界最古の古典演劇で、しかも地謡、衣裳、楽器、舞など当時のまま伝えられてきており、ユネスコの世界無形遺産にも登録されています。一方狂言は14世紀頃の室町時代に現れた、日本最古の喜劇です。今のコントのようなやりとりで客を笑わせようとする演劇で、将軍家に庇護された能と違い大衆娯楽のような存在でした。
今回は観世流・喜多流の仕舞や舞囃子、そして狂言は和泉流の「井杭」、また能は観世流の「橋弁慶」が演じられました。これまでの能は死者の化身が主人公であるので、面をかぶった人が演じましたが、今日は牛若丸と弁慶という生きた人が主人公であるので、面はなく、面をかぶった人が出てこないという声もありました。
能は今から650年も前に生まれた現在世界最古の古典演劇で、しかも地謡、衣裳、楽器、舞など当時のまま伝えられてきており、ユネスコの世界無形遺産にも登録されています。一方狂言は14世紀頃の室町時代に現れた、日本最古の喜劇です。今のコントのようなやりとりで客を笑わせようとする演劇で、将軍家に庇護された能と違い大衆娯楽のような存在でした。
今回は観世流・喜多流の仕舞や舞囃子、そして狂言は和泉流の「井杭」、また能は観世流の「橋弁慶」が演じられました。これまでの能は死者の化身が主人公であるので、面をかぶった人が演じましたが、今日は牛若丸と弁慶という生きた人が主人公であるので、面はなく、面をかぶった人が出てこないという声もありました。