川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市議会平成24年5大ニュース

2012-12-25 07:37:47 | 日記
12月14日に松阪市議会の平成24年11月議会が終わり、今年の定例議会は終了しました。この1年、松阪市議会の中でいろいろな事がありましたが、今年も例年のように松阪市議会の5大ニュースを独断で選定しました。

◆マニフェスト条例など3つの条例案が否決(3月)
 24年2月議会は3月13日、平成24年度予算などの議案の採決があり、山中市長の肝いりで上程されていたマニフェスト条例など3つの条例案が、いずれも賛成少数で否決されました。
 この議案は次の3案で28人の議員(議長及び1名の欠席を議員除く)で議決された結果は次の通りです。
「議案第14号 松阪市市民まちづくり基本条例の制定について」は賛成9×反対19
「議案第15号 松阪市住民投票条例の制定について」は賛成9×反対19
「議案第16号 松阪市政に係るマニフェスト作成の支援に関する条例の制定について」は賛成4×反対24 のいずれも大差で否決されました。
 本会議での否決を受けて山中市長は「再議」の申し入れを行いましたが、再議は可決された議案に用いられるもので、市議会では議会運営委員会を開催して市長の申し入れを棄却しました。

◆議会改革で市民説明会開催(7月)
 議会基本条例(素案)の説明会が、7月23日嬉野生涯学習センターで、同25日松阪市産業振興センターで、また同27日飯高老人福祉センターで開催されました。これにあわせて議会基本条例(素案)に対して市民の声を聞く、パブリックコメントが7月2日から7月31日まで行われました。
 また9月1日、議会改革フォーラムが松阪市産業振興センターで開催されました。

◆中森弘幸議長、大平勇副議長誕生(8月臨時議会)
 8月20日、21日の2日間、松阪市議会8月臨時議会が行われ、役員選挙の結果、新議長に中森弘幸議員(真政クラブ)が、副議長には大平勇議員(真政クラブ)が選任されました。
また議会選出の監査委員には永作邦夫議員(市民民主クラブ)が選任されました。

◆議会基本条例が施行(11月)
 松阪市議会基本条例が、11月1日から施行されました。
 この条例は平成22年2月に発足した議員全員で構成する松阪市議会改革委員会と、各会派の代表で構成する作業部会で、条例案作成に向けて議論が進められてきました。今年の9月議会で賛成多数で可決され、11月から施行されました。

◆競輪会計の多額の赤字補正で議論呼ぶ(11月~12月)
 松阪市議会平成24年11月議会で、競輪事業の多額の赤字が議論を呼びました。
平成24年度の赤字見込み額が約7億8000万円と多額になり、松阪競輪開設以来初めて、赤字補填のために一般会計からの競輪会計への繰り入れ約4億6000万円が議会に上程されました。激しい議論を呼びましたが、最終的に承認されました。
 また競輪会計では経営改善業務を民間に委託するための経費、3ヵ年の予算を約束する債務負担行為2億1000万円(7000万円×3ヵ年)が上程されましたが、行政側がが独断で進められてきたことや、多額の税金をつぎ込んで民間委託しても結果の補償がないこと、また25年1月の市長選が終わってからでもいいのではないか等激しい議論を呼び、民間委託関係の予算を除く修正案が可決されました。
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