川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

企画展「まつさかの埴輪」始まる

2012-01-28 15:49:50 | 日記

ドーンと魅せます「まつさかの埴輪」という企画展が、松阪市外五曲町の松阪市文化財センターはにわ館で今日1月28日から始まりました。

 

 松阪市は県内でも有数の古墳文化が花開いた地域で、古墳が多く、またそこからはにわ等の埋蔵文化財も多く出土しています。はにわ館では国内最大規模の船形埴輪など宝塚古墳から出土した埴輪を常設展示していますが、そのほかの古墳から出た埴輪はこれまで展示する機会がありませんでした。今回の企画展は宝塚古墳1号墳、2号墳(宝塚町・小黒田町)を始め、常光坊谷4号墳(平成町)八重田7号墳(八重田町)中ノ庄古墳(中ノ庄町)など市内17ヶ所の古墳から出土した埴輪60点が展示してあります。

 

 古墳時代は今から約1700年前から300年続いた文化で、市内でも多くの古墳が作られました。発掘調査ではいろいろな形の埴輪が出土していますが、埴輪の形も時代とともに変わってきており、初めのころは壷形が多く、家形、動物形、人形と移行してきているということです。 常光坊谷古墳は昭和63年に行われた平成町の住宅地造成の時に発掘調査されたもので、形象埴輪が珍しくまとまって出ており、73点の県文化財の中から、16点が展示されています。埴輪の形により円筒形や盾形は古墳を守る意味があり、馬形や人形は葬送儀礼の意味があるということです。

埴輪についてはよくわかりませんでしたが、文化財センター学芸員の岸本裕子さんからお聞きしたことをまとめました。

この企画展は3月11日まで開催されています。

 

松阪市文化財センター/はにわ館

 松阪市外五曲町1番地

 ℡ 0598-26-7330

開館時間 9:00~17:00

休館日 月曜日

入場料 一般 100円、18才以下 無料

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