(写真は新ごみ処理施設の完成鳥瞰図-左側が現施設側)
松阪市が桂瀬町に建設を計画している「松阪市ごみ処理基盤整備事業」の施設建設工事及び運転・維持管理業務委託の施工業者が、1月24日のごみ処理施設建設専門委員会(武田信生委員長)の審査で、1月6日に行われた入札で、最低価格で応札した名古屋市の川崎重工業(株)中部支社に決定しました。
ごみ処理プラントの施工業者は数社しかなく、これまでにも談合事件で摘発されたことがあります。今回の松阪市のこの工事の入札方法は、この事業のために考え出された松阪市独自の方法で、条件付き一般競争入札で一番安く応札した業者を、入札後に再度適正かどうか審査するもので、談合が起きにくい入札方法です。
また施設建設後のメンテナンスは施工業者にしかできないため、施設の建設を比較的安く落札して、メンテナンスを高い価格で行う等の懸念がありました。今回の発注では施設建設とその後のメンテナンスを同時に発注する方法がとられました。
1月6日に行われた入札では3社が応札し、このうち一番低い価格で川崎重工業(株)中部支社が設計価格の219億円より99億3千万円安い119億7000万円で応札しました。落札率が54.7%、約100億円も安く落札されたことに対して市民の間でも話題になっています。
新しいごみ処理施設は現在の第二清掃工場の敷地内で、現施設の南東側の山を造成して建設されます。造成工事はまもなく始まり、本体工事は平成26年の完成を目指して施工されます。