川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

しあわせ運べるように

2012-01-19 23:17:47 | 日記

(「しあわせ運べるように」の著書)

 

テレビで頻繁に流れる曲ではないけれど、今人々の心の中で歌われ、聞かれている曲に「しあわせ運べるように」があります。と、いう私も最近知ったばかりですが。

この歌は阪神大震災のあとで、小学校の音楽教諭の臼井 真(うすい まこと)さんが作詞・作曲した歌です。1月14日にコミュニティー文化センターで行われた松阪市防災シンポジュームの会場で流れた曲です。

 

神戸市東灘区にあった臼井先生の自宅はこの地震で全壊しました。この家に住んでいた家族4人は奇跡的に助かりました。震災から2週間後、身を寄せていた親戚のテレビで学生時代からなじみの深かった、神戸の中心部の三宮の惨状を見たとき、わき上がってきくるようにして、わずか10分くらいで作詞作曲したのがこの曲です。

 

この「しあわせ運べるように」はこれまで阪神大震災の多くの被災者に感動と生きる勇気を与えてきました。この歌は神戸の復興を願うシンボル曲になり、神戸の小学校や、追悼式典、KOBEルミナリエ、成人式等で歌われています。この歌は新潟県中越地震でも被災者に感動を与え、そして今、東日本大震災の被災者にも感動と生きる勇気を与えているということです。

 

友人からこの歌と同名の「しあわせ運べるように」という臼井先生著の本を借りて読ませていただきました。その中で臼井先生がこれまで歩んでこられた音楽教師としての人生や、これまでに300曲以上のオリジナル曲を作って、子どもたちや保護者に感動を与えてきたことを知りました。「見えない翼」は「しあわせ運べるように」と同様に神戸市内の小学校で広く歌われています。

 

しあわせ運べるように(神戸オリジナルバージョン) 作詞・作曲 臼井真

 

1.地震にも負けない 強い心をもって
  亡くなった方々のぶんも 毎日を大切に生きてゆこう
  傷ついた神戸を 元の姿にもどそう
  支え合う心と明日への 希望を胸に
  響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる神戸のまちに
  届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように

 

2.地震にも負けない 強い絆をつくり
  亡くなった方々のぶんも 毎日を大切に生きてゆこう
  傷ついた神戸を 元の姿にもどそう
  やさしい春の光のような 未来を夢み

  響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる神戸のまちに
  届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように
  届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように

 

神戸バージョン→コーラス 

 

しあわせ運べるように(ふるさとバージョン) 作詞・作曲 臼井真

 

1.地震にも負けない 強い心をもって
  亡くなった方々のぶんも 毎日を大切に生きてゆこう
  傷ついた「ふるさと」を 元の姿にもどそう
  支え合う心と明日への 希望を胸に
  響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる「ふるさと」のまちに
  届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように

 

2.地震にも負けない 強い絆をつくり
  亡くなった方々のぶんも 毎日を大切に生きてゆこう
  傷ついた神戸を 元の姿にもどそう
  やさしい春の光のような 未来を夢み

  響きわたれぼくたちの歌 生まれ変わる「ふるさと」のまちに
  届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように
  届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように

 

ふるさと(東北)バージョン→コーラス 

 

コメント
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