川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

惜しまれる3館長(所長)の退任(1)

2009-04-08 08:39:03 | 日記
 今年の3月末をもって松阪市の施設から3人の館長(所長)が退任されました。本居宣長記念館の門暉代司館長、松浦武四郎記念館の高瀬英雄館長、松阪市文化財センターの小林典子所長です。3人の館長さん、所長さんは松阪市の歴史や文化への貢献が大きく、惜しまれての退任となりました。
 私も市議会議員になってからですが、3人の方々には個人的にも大変お世話になりました。3人の館長さん、所長さんとのこれまでのつながりを3回に分けてふり返ります。

本居宣長記念館の門暉代司館長

 門(前)館長は、静かな物腰から学者のような雰囲気が感じられますが、松阪市の職員を退職後、館長に抜擢されました。
 私は市議会議員になって2年目、鈴屋遺跡保存会理事を仰せつかったときの初めての会合で門館長にお会いしました。私も松阪市の歴史に興味がありましたので、その後たびたび記念館を訪れ、お話をお聞きしました。また何冊かの著書もいただきました。
 私の市議会通信「まつ風」に連載中の「まつさか地名探訪」の第4号に掲載した「駅部田」については氏の講演録を参考にさせていただきました。

 このほど津市の篤志家より本居宣長記念館に(松阪市を経由して)匿名を条件に1000万円の寄贈がありました。大変ありがたいことです。記念館ではこの貴重なお金を古文書の修復などに使わせていただくということです。寄贈される方にとっては自分のお金がどのような使われ方をするかが心配ですが、対応された門館長の人柄に信頼感をもたれたのではないかと思います。

 今年の3月13日の鈴屋遺跡保存会の会合の席上で、門館長から退任の話しを始めてお聞きし、理事一同大変驚きました。今後は自由な立場で松阪の歴史の研究や文化の発展に活躍されることをお祈りします。

    (写真は本居宣長記念館)
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