川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

惜しまれる3館長(所長)の退任(3)

2009-04-10 08:28:31 | 日記
 今年の3月末をもって本居宣長記念館の門暉代司館長、松浦武四郎記念館の高瀬英雄館長、松阪市文化財センターの小林典子所長が退任された。3人の館長さん、所長さんの退任を惜みつつ私とのこれまでのつながりを3回に分けてふり返っています。

松阪市文化財センターの小林典子所長
 小林(前)所長は小学校の校長を定年退職されて1年後文化財センター所長に就任されました。文化財センターではいろいろな展示が行われていますが、文化財センターを市民にもっと親しんでもらおうと、展示に合わせていろいろな企画をされてきました。
 市展に合わせて「灯りコンサート」を開催したり、また昨年11月の「茶王 大谷嘉兵衛翁と伊勢茶」展では、例年飯高町宮本にある嘉兵衛の菩提寺である長楽寺で行われている「茶王 大谷嘉兵衛翁まつり」が、この年はこの展示にあわせて鈴の森公園で開催されました。

 私が小林所長と初めてお会いしたのは、平成10年に長楽寺で行われた「茶王 大谷嘉兵衛翁まつり」です。たしかご主人と一緒に来てみえたと思います。その後センターが主催する「灯りコンサート」や、飯南町粥見の粥見井尻遺跡公園で行われた「粥見の遺跡まつり」、嬉野権現前町の嬉野ふるさと会館前公園で行われた「ドングリまつり」などに参加したとき、大変喜んでいただきました。

 昨年11月に松阪市文化財センターで行われた「中国古楽器の音楽会・歴史講演会」では約140名の参加市民の一人として聴講させていただきました。このとき小林所長から「この催しは今年が最後です」とお聞きし、大変残念に思ったのでした。この年度で退任することを決められていたようです。

 小林さんが劇団ほてい葵の脚本・演出を手がけて見えるということを夕刊三重紙の記事で始めて知りました。私の知人がこの劇団の代表をしてみえることから立梅用水と西村彦左衛門をテーマにした演劇「わしらの村に水が来た」(平成10年2月公演)を見せていただきました。今年5月下旬の公演を手がけてみえるということで楽しみにしています。

 今後は飯高地域の郷土史や民族の調査、研究、大谷嘉兵衛翁の顕彰などを続けていかれるということですが、益々のご活躍をお祈りします。

  (写真は昨年の粥見の遺跡まつりの様子です)
コメント
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