フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

解散

2014-11-20 18:30:01 | Weblog
いよいよ、明日解散のようです。新聞でも〇〇解散と様々なネーミングを考えているようですね。こうした国政の大事な局面を迎えた際の新聞の見出しはおもしろいものです。かつては「ルビコンを渡る決断」と言われた解散もありました。重大な決意をする時にたとえとして使われます。古代ローマの英雄カエサルはガリアから帰還する途中、ルビコン川を前にして元老院勢力との対決を決意する時に「賽は投げられた」と叫んでルビコン川を渡ったところから、決断を表す言葉として残りました。安倍総理はルビコン川を渡るというほどの決意があったかどうかわかりませんが。
一方巨大与党に立ち向かう野党の中で、党が分党というところも出て来ました。政権にブレーキをかける役割を背負っている野党としては、こんな格言を思い出さなければいけません。「小異を捨てて大同につく」です。そんな思いで選挙協力をしなければ、政権党がもし納得出来ない政策を打ち出した時に声をあげられなくなります。大局を見ることも必要です。