フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

赤い羽根

2014-11-03 21:42:59 | Weblog
もう文化の日なんですね。一年の早さをまたまた感じてしまいます。季節を感じるときはいろんな場面がありますが、私は、国会のテレビ中継で感じることがあります。それは議員さんがつけている赤い羽根です。ああもうそんな季節なんだと。少し前までは町中でも赤い羽根をつけている人達が多くいたのですが、最近はなんか議員さんだけがつけているような気がします。その議員さん達の赤い羽根の付け方はほとんどスーツの襟によく見えるように挿しています。
この共同募金は昭和22年にはじまり、赤い羽根になったのはその翌年からだそうです。もちろんお手本はアメリカだそうです。何故に赤い羽根なんでしょうか?ある推測によると、当時のアメリカ人の英国趣味が赤い羽根を選ばせたというものです。その時代の英国紳士の間では、上着の襟穴に花を飾る習慣がありました。たとえば赤いカーネーションとかね。英国人はこれをフランス流にプトニェール(ボタン穴)と呼んだそうです。
とうんちくを述べましたが、それにしても議員さんの胸にはいろんなものが誇らしげに付いていますねぇ(笑)。