フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

契約更改

2014-11-07 23:54:42 | Weblog
スポーツ新聞の一面に金額の数字が並ぶようになりました。まさにプロ野球のオフシーズンの象徴です。贔屓チームのドラゴンズの契約更改はなんと谷繁監督がトップバッターという意表をついたやり方で、今年も厳しい査定だよと選手たちは思ったのではないでしょうか。まあ、その中で笑顔の更改も中にはありましたがね。それでもまだ未更改の選手は昨年の落合GMの辣腕ぶりに戦々恐々としていることでしょう。しかし、その厳しい契約更改の席で落合さんからはやはり的を射た激励の言葉も送られているようです。
かつてアメリカ大リーグのドジャースの名監督だったラソーダさんの言葉を思い出します。それは「チームというのは手の中にいる小鳥と同じように、ギュット強く握りしめてもいけないし、また逆に緩めすぎたら逃げて行ってしまう」という言葉です。組織の操縦法にも当てはまりますね。選手である小鳥達をどう手のなかに置くか、これはフロントだけでなく、監督としても必要なありようです。数字に心を通わせる。これが契約の基本でしょう。