秋雨

「春雨じゃあ、濡れてゆこう」と歌舞伎の世界での名文句がありますが、秋雨となるとちょっと濡れて歩くには抵抗があります。北からの寒冷前線が南下して寒気をもたらす中での雨ですからね。梅雨、秋雨、降雪の３つの雨が多いといわれますが、丁度その時期なんですね。我が家でも、エアコンの暖房のスイッチに手がのびる頃です。
ところで商品の売れ行きはお天気次第で変わるといわれますが、これから寒くなるほうでは気温が10度を割るとストーブを使い始め、5～6度になると暖房器具が売れ始めるそうです。若い人には記憶がないでしょうが、今から40年ほど前の1973年11月４日にペルシャ湾岸の産油6か国は石油価格を21%引き上げると宣言しました。これが第一次オイルショックです。間もなく寒くなる時期ということで政府は暖房器の合理的な使用を呼びかけたものでした。一方ではトイレットペーパーの買いだめに走った人も多かったですね。やはりそのころは最低気温が10度を切っていましたね。普段の生活で天気予報をうまく使うことを気づかされた出来事でした。