フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ねじれ

2012-11-08 23:31:39 | Weblog
アメリカの新大統領が決まって、アメリカの政治状況が報道されるにあたって、日本とアメリカの政治が本当に似ているとビックリします。それは政権を握っている党が全ての院で多数を握っていないことです。つまりアメリカでは、上下両院のうち下院は、野党が多数を握っています。日本でも参議院で野党が政権党を上回っています。日本もアメリカも「ねじれ」状況なんですね。そうなると政権が出した法案が成立しにくくなります。決められない政治となります。よく似ています。こうした状況の中でリーダーとして政治を引っ張っていかなければならないので大統領も総理も大変です。
この状況を打破する為にアメリカでは大統領の拒否権があります。しかし日本では僅かに衆議院の優位性があるだけですから、ねじれの状況はかつて福田元総理が言ったように「大変なんです」なのです。しかし政治は国民の為にあるわけですから、全ての議員がこの一点で政策を考えてほしいと私が思うのは間違いでしょうか。国民の目はそんなところもしっかりと見ていますから、もっと信念を通した行動をとって貰いたいものです。