昨日の国会中継を聞いていて相変わらずだなあと思ったのは、政治や行政が察しの文化にもたれかかっていることです。その手法が東日本大震災からずうっと続いています。
原発事故による避難も自主避難として被災者に任せたり、浜岡原発の全面停止を命令ではなく、記者会見で一方的に要請という形で発表しました。断れない状況を作り出して、後は考えろ!と言っているのです。指示や命令の形は今の法律にはない行政指導に過ぎないのですが、中電側は命令と同じだと受け止めて停止に踏み切ったのです。
行政側にとってこの種のやり方の都合の良い点は、後で不都合な事が起きても、それは受け入れた方の責任になるのです。命令を避けて暗黙のうちに協力を求めるやり方があまりにも多くなっています。日本の伝統的な察しの文化はお互いになにも言わなくても気持ちがわかるというコミュニケーションの要諦です。しかしこの文化を政治の世界に取り入れては、日本の行く方向が見えてきません。覚悟を決めた言葉で政治を進めていかなければなりません。
政治家の一番必要な資質は覚悟ではないでしょうか。
原発事故による避難も自主避難として被災者に任せたり、浜岡原発の全面停止を命令ではなく、記者会見で一方的に要請という形で発表しました。断れない状況を作り出して、後は考えろ!と言っているのです。指示や命令の形は今の法律にはない行政指導に過ぎないのですが、中電側は命令と同じだと受け止めて停止に踏み切ったのです。
行政側にとってこの種のやり方の都合の良い点は、後で不都合な事が起きても、それは受け入れた方の責任になるのです。命令を避けて暗黙のうちに協力を求めるやり方があまりにも多くなっています。日本の伝統的な察しの文化はお互いになにも言わなくても気持ちがわかるというコミュニケーションの要諦です。しかしこの文化を政治の世界に取り入れては、日本の行く方向が見えてきません。覚悟を決めた言葉で政治を進めていかなければなりません。
政治家の一番必要な資質は覚悟ではないでしょうか。