フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

モーニングサービス

2008-03-22 21:17:28 | Weblog
名古屋の味は味が濃いと良く言われますが、中味が濃いのも特長ではないでしょうか。
今日は散歩の途中でモーニングサービスの喫茶店に立ち寄りました。もちろん皆さんの知っての通りコーヒー一杯の値段でゆで卵やトースト、サラダなどのオマケがつくモーニングサービスは名古屋独特の食文化の1つでしょう。
確かに食文化の1つかも知れませんが、このモーニングサービスはこの地方の喫茶店の競争の激しさを物語っています。上記の物以外にもうどんがでたり、味噌汁がでたりと名古屋を取り巻く地域の喫茶店程、中身が濃くなってきます。こうした習慣にどっぷり浸かっていると、旅行先での朝の喫茶店はどうしても物足らない気持ちにさせられます。
さて、こうしてみるとコーヒー一杯の値段で次から次へと美味しいものが登場する事で本当に採算が合うのかと心配になってきます。しかしこれが独特の名古屋の食文化の考え方なのでしょう。漫画喫茶発祥の地でもある名古屋周辺は日本では喫茶店の多い地域でもあります。
喫茶店はお客様が来てくれてこそ喫茶店という合理的な考え方がこうしたモーニングサービスのシステムを作り出しました。そしてこのモーニングサービスから馴染みとなりランチへとお客様を誘っていくのです。