フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

半ドン

2008-03-12 19:05:04 | Weblog
いつの間にか、といっても官公庁や企業の多くが土日休みになって死語となったのが「半ドン」
昭和の時代、土曜日の小学校は半ドンとなり、給食もなく午後からはもう休みで翌日が日曜日というワクワク感で一杯でした。企業に勤めていたサラリーマンも同じ思いだったでしょう。
半ドンが日本に取り入れられたのが1876年の今日なんです。
この日本独特の言葉が生まれたのはこんな説があります。日曜日を意味するオランダ語、ZONDAGがなまってドンタクになり、半分だから半ドンというわけです。ドンタクそのものも「博多どんたく」という祭りに残っています。
ところでこの半ドンは楽しかったですね。特にその土曜日に休講の課目があった時などは盆と正月が一緒に来たような騒ぎでした。もうひとつ半ドンの午後に大好きなテレビ番組があったりしたらこれまた最高でした。
一週間に一度、こうしたワクワク感を味わう事ができたのは却って幸せではないでしょうか。ゆとり教育という名目で土日が休みとなって逆にあれ程の嬉しさを体験できなくなってしまいました。
もう一度考えなおしてもいい事かもしれませんね。