フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

リタイア後

2008-03-10 18:27:07 | Weblog
久し振りに東海ラジオの公開録音でした。あるカラオケ喫茶が会場で地元の歌い手さんを中心にした歌の披露でした。歌謡曲の発表ともなると会場はやはり比較的高齢者が多くなりますが、これも第三の空間の1つでしょうか。
第三の空間というのは家庭と仕事場ともう一つの自分が存在する場所の事を言い、現役の間にそういう場所をきちんと作っておく事がリタイア後の孤独を感じずに過ごすことが出来るのです。
特に企業や仕事を第1番の拠り所にしていた男性陣にとってはリタイア後の時間が平均70000時間もある事を想像も出来ていません。
昨年前半の日経新聞のデータを記憶していますが、50代のビジネスマンの80%が無計画はリタイア後の孤独につながるという事を知ってか知らいでか、リタイア後の計画を立てていないとありました。
企業戦士であればある程、趣味などは殆ど持っていないでしょう。豊かなセカンドライフを、時間を持て余す事のない様にやはり現役時代からバランス感覚を持って趣味を持たなくてはいけません。
例えば1ヶ月に1日だけでも定期的な会合を持つ事があれば、自分自身の存在を確認することができます。
実際にリタイアした後、おろそかにしがちなのは情報収集です。きちんと情報収集力を維持する事と、もうひとつは傍観者とならず参加する意志を強く持つ事でしょう。
「踊るあほうにみるあほう。同じあほなら踊らにゃそんそん」