フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

節分と鬼

2008-02-03 23:55:53 | Weblog
「鬼は~そと~ 福は~うち~」
今日は節分です。もともと鬼のルーツは隠れているもの、目にみえないけど災厄をふりまくものなどを鬼に例えているようで、人間の心の不安感が作り出したものといえましょう。日本の鬼の原型を作り出したのは平安時代の京都の人達だと言われています。
さてその鬼を追い払う為の豆ですが、色々工夫がされています。その最も大きな工夫は生の大豆ではなく、炒った大豆を使っている事です。鬼は火を嫌いますから、火を使っているよという意味を込めています。やはり豆まきも平安の時代から続けられています。その豆を年齢の数だけ食べると一年風邪をひかないといわれますが、1個だけ余分に食べてもいいそうです。
ところで「鬼に金棒」という言葉があります。ただでさえ強い鬼に金棒を持たせるので強い上にも強いことの例えですが、その金棒の絵を思い浮かべて下さい。金棒には多くのトゲがついている様でもあるし、ツブツブがついている様にも見えませんか?
私はふと思いました。あの金棒のツブツブは、鬼が節分で投げられる豆を金棒で受けたあとで、金棒に豆が沢山ついている状態ではないだろうかと。
良い発想だと思いませんか?
えっ「馬鹿なことを!」ですか。


三重テレビの谷本さんの作品