躍動と天然の美
このシリーズでは散歩の途中に立ち寄ってみたい魅力のスポットを訪ねます。
今回は「恵庭市総合体育館」(恵庭市黄金中央)。
ここには竹中敏洋の壁画彫刻「躍動と天然の美」があります。体育館の利用者でなくとも一度は訪れ、ロビーにあるこの芸術大作を是非ご覧頂きたい。作品が醸し出す迫力に誰もが圧倒されるでしょう。
また、近くには北海道文教大学、カリンバ遺跡がありますし、恵庭大橋の「季節の乙女像」を鑑賞してから「はなふる」へ出ることも出来ます。
なお、下記の資料は令和5年度第1回「えにわ学」講座(令和5年9月30日)資料から引用しました。
再発見!
(1)竹中敏洋作品が総合体育館にあった
先史時代から古代エジプト・ギリシャ時代にかけての洞窟壁画に、レスリング、重量挙げ、ボクシング、雄牛跳び、跳躍運動、弓矢による狩猟などが描かれていると言う。これは獣を追うために男たちが体を鍛え技術を競っていた証しだろうと推定されています。即ち、狩猟がスポーツの原点だとの考えです。
竹中敏洋も北海道の大地で鹿を追う原始の人々とスポーツマンの躍動を重ねてイメージし、アリーナの壁に躍動の美、天然の美を表現したのでしょう。液体硬化手法が効果を醸し出しています。
(2)恵庭大橋「季節の乙女像」の塑像がある
国道を車で走っていて恵庭大橋に彫像があるのを気付いても、誰も停車してまで見ようとは思わない。でも、一度じっくりと鑑賞するに値する作品が立っています。
この彫刻の原型、鈴木吾郎の「こぶし」「もみじ」塑像が体育館の壁画横に置かれています。
参照 1)土屋武彦「私の恵庭散歩-1恵庭の彫像」晩鐘舎2017、2)拙ブログ「豆の育種のマメな話」2014.10.13(恵庭市総合体育館の壁画彫刻、竹中敏弘「躍動と天然の美」)、同2014.10.5(恵庭大橋に季節の乙女像、作者は鈴木吾郎・本間武男)
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