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Laconia (UK「The Sinking of the Laconia」)(別邦題「ラコニア号 知られざる戦火の奇跡」) 2010年 ドイツ・イギリスTVスペシャル(BBC・ARD)
監督 ウヴェ・ヤンソン
出演 ケン・デュケン アンドリュー・バカン フランカ・ポテンテ ヤコブ・マッチェンツ トーマス・クレッチマン マティアス・ケーベルリン フレデリック・ラウ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
前編
乗組員の遺体を海へ流した潜水艦。港に着いた艦長のハンデンシュタインは、長い休日も取らずに、再び海へと出港する。
亡くなった乗組員の補充として新人を一人乗せて。
一方、ラコニア号は、1800人ものイタリア人捕虜も乗せ、乗船手続きを終わろうとしていた。
そこへ、ドイツのパスポートを焼き、赤ん坊を連れ乗船しようとする女性がいた。彼女は、ヒルダ・スミスと名乗りイギリス人として乗船を許可された。
ラコニア号の船長は、黒い煙を吐きながら走行してくことに不安を感じる。燃料不足とはいえ、この戦争中、敵に発見され攻撃されたらひとたまりもない。
その頃、U-156の艦長ハンデンシュタインは、敵の運搬船を発見し魚雷を発射するのだった。
後編
ラコニア号の乗客を助け、海を漂う潜水艦U-156。
敵陣の無線へ英語で助けを求めたが、どこからも何も返事がない。本国のデーニッシ提督からも何も指示がなかった。
その頃、無線を受けたイギリス軍はドイツの罠ではないかと模索し、とりあえず近くに基地のあるアメリカ軍に連絡を入れた。すると偵察に来たアメリカ軍の戦闘機は、事情もしらず攻撃をしてきた!
なんとか乗客を乗せ定員オーバーの中、潜水を試みるU-156だったが・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
間違って撃沈させてしまったが、人として投げ出された乗客を助けた艦長。
ドイツ軍の兵士でもそんな人がいたなんて~と思いつつ、最近のドイツ作品はこういう人物を主人公にするのが多い気がする。
イメージアップでも図っているのか?(気のせい?)
少し前の作品までは、艦長役だったクレッチマン。世代交代か?今回はその上司のデーニッシ提督だった。
出番は少ないけども、軍事の中心的な立場でありながら、一人の人間としての艦長の行為を褒めていた。
だが、これ以降、助けたら罰則みたいな規定を作ってしまってたけども。(^◇^;)
敵陣に情けを与えたみたいな事で、以前停戦になったという話が出てきていた。
クリスマスと言っていたから、ベノが出演した「戦場のアリア」の出来事ではないかと思う。
その後罰則はやっぱあったらしいが。
艦長役は、個人的にチャラ男のイメージが強いケン・デュケンだった。
今回は、骨太の紳士的な頼れる艦長!
お~!真面目も出来るじゃん!なんて思ってしまった。でも、やっぱ機関長を演じた、マティアス君でしょう!(*^^)v
頼れる機関長って感じで、艦長の右腕みたいな存在で嬉しかったなあ。
お髭姿でちょっと大人ぽかったけどね。
それにしても、イギリス人の少年にドイツ語で、「ドイツ人であれ。」みたいな事を吹き込むのはドキドキしちゃったよ。
それと、ポテンテちゃん!イギリス人には微妙に見えにくい。(^◇^;)
それにムカツイタあのお父さん!
そういう奴に限って生き延びやがんだよ。(`ヘ´) プンプン。
これは実話だそうだ。
なので、
U-156はその後戦争中に敵陣に撃沈されてしまい全員死亡してしまったとの事。
戦争だから仕方ないけど、悲しいなあ。
そういえば、
何気に、アメリカの馬鹿さとイギリスのずるさが描かれていた。
そう思えたのは自分だけかもしれないが、妙におもろかったよ。