
Eichmann 2007年 イギリス・ハンガリー作品
監督 ロバート・ヤング
出演 トーマス・クレッチマン トロイ・ギャリティ フランカ・ポテンテ スティーヴン・フライ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1906-1962年。ヒトラーによる大量虐殺の実行に関わったドイツ長官、アドルフ・アイヒマン。
600万人ものユダヤ人が死亡したとされている。
終戦後、アルゼンチンに潜伏。軍事裁判を回避するも、イスラエル政府は15年後に身柄を確保。取り調べを始めた。
1960年、イスラエル、ラムレー警察署。
アイヒマンの独房の側に取調室が設けられた。アヴナー・レス警部は、イスラエル諜報機関(モサド)第06局に出向きアイヒマンの尋問書を作成していく。
彼は資料を持って、アイヒマンと対面。少しずつだが、彼の重い口を開かせていった。
一方、世界のユダヤ人は、裁判よりも彼の死を望み抗議運動が活発化していくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
1933-1945年・ホロコースト(ユダヤ人問題の最終的解決)
ナチスドイツによるヨーロッパのユダヤ人根絶。
アドルフ・アイヒマンの残忍な効率性をもって1942年に大量虐殺が行われ、ピークに達した。
作品内容的には、言葉のやりとりが多く、申し訳ないが、睡魔に何度も負けた。(^◇^;)
とはいえ、
自分は一つの歯車だったと主張するアイヒマンに、自ら率先して行ったのではないかと尋問するレス警部。
事実のとらえ方というか、見方が違うというか。
ヒトラー(もしくは国に対して)従順で、純なドイツ人にこだわった結果とでもいうべきだろうけども、
それにしても罪の意識がなさ過ぎるような気がする。
同じく、クレッチマンが出演した、「マイ・ファーザー 死の天使」にも似たような感覚だった。
アイヒマンを演じているのが、クレッチマン。
なにしろ、食事のお皿交換とかすべてがめんどくせ~奴だった。
細かいというか、気位が高いというか、むかつく野郎。
好きなクレッチマンが演じていても、同情は出来なかったなあ。( ̄。 ̄;)
それに対して、
レス警部の冷静さが素晴らしかった。
彼の父も妻の母も殺されていて、こみ上げてくる怒りと戦いながらも尋問していく姿にプロ意識の強さを感じた。
妻が病気になってしまっても、義務感を忘れないという勤勉さが。
冷酷な奴かと思えば、家族を心配する面もあった、アイヒマン。
純なドイツ人にこだわったわりには、妻はチェコ人だったらしい。
なんか、ずるい。
まあ、ずるくないと終戦後15年間も逃亡してないわけだが。
なんで、こういうずるがしこい人間って、のらりくらりと、あたかも自分は命令に従っただけです、自分は悪くないです的に、罪を逃れようと言い訳するんだろう?というか、言い訳が上手いんだ?
絶対に自分の意思ではやってないと言い切るから。
むっちゃ気にくわない。
なんとか認めさせたいけども、無理なんだよね、あ~むかつくよ~。(`ヘ´) プンプン。