Die Fälscher 2007年 ドイツ作品
監督 ステファン・ルツォヴィツキー
出演 カール・マルコヴィクス アウグスト・ディール デーヴィト・シュトリーゾフ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ホテルに宿泊している一人の男、サロモン(サリー)・ソロビッチ。
カジノで遊んでいる彼の目線の先には、過去の出来事が映っていた。
1936年、ベルリン。
ユダヤ人のサリーは、世界的に有名な贋作師でナチの捜査を切り抜けていた。しかし、バーで知り合った女性に偽パスポートを作った時、ナチの捜査官ヘルツォークに捕まってしまう。
1939年にはザクセンハウゼン収容所へ身柄を移される。そこには彼を捕まえたヘルツォークが待っていた。いろんな収容所から集められた人々は美術大出身や印刷業を営んでいた者ばかり。
実はナチ軍が特別な作戦の為の人材集めだったのだ。それは、「ベルンハルト作戦」という外国の紙幣の贋札作りだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ずっと見たいと思っていたドイツ映画。やっとレンタルしてみた。
戦争映画といえばそうだが、人間ドラマとしてすっごく見応えがあった。
いろいろと考えさせられてしまった。
「ベルンハルト作戦」というのは、ドイツがイギリスの紙幣ポンドやアメリカの紙幣ドルの贋札を作成し、それぞれの国の経済を混乱させようとした作戦。
(詳しくはこちらを参考に)
敵国のもとで、生き延びる為とはいえ、手を貸したユダヤ人達。
同じユダヤ人でも才能と職業が違うだけで、日々同胞が殺されているというのに、自分達はこのままでいいのだろうか?
そんなメッセージがひしひしと伝わってきた。
特別な事じゃない。
現在生きている自分達だって同じ事だと思った。
信念をつらぬくのか?
このまま現状に流されるのか?
個人的にはサリーの生き方に同感した。
その時、その時を生きないと、という価値観はすばらしいと思った。
みんなからは非難されていたが、あえて悪役になるそんな感じがすっごくかっこよく思えた。
彼だってさり気なくあの青年を庇っていたし、助けたかっただろうし。
対象的なブルーガーの気持ちも分からない訳ではない。
壁一つ向こうでは日々殺されているのに、こんな良い暮らしをしていていいのだろうか?という感じも。
だけど、究極な所、
人って自分が一番大事だと思っていると思うのだ。
彼は若くて理想を言っているが、理想は時には傷害になりえる。
それによって他の人々が危険にさらされるのは困る。
でも、理想がないと・・・。
などと、
自分の中でも相当揺れて見ていたのだった。
サリーを演じたカール・マルコヴィクスは、どことなくハンフリー・ボガート風でかっこよく思えた。
サリーの生き方は逆に勇気がいったんではないかと思ってしまった。
ブルーガーを演じたアウグスト・ディールは何処かで見たなあと思ったら「青い棘」の彼だった。あの時もちょっと問題児だったような役柄の記憶が。
そういえば、
みんなの息抜きに卓球をやってたよね。
8月のオリンピックで知ったが、ドイツって意外と卓球強いんだよね、知らなかった。
これだけ身近なスポーツなら強いんだろうなあと思ったのだった。
あ!またもや、マニアック目線が出てしまった。
すんません。(爆)
Bibi Blocksberg 2002年 ドイツ作品
監督 ヘルミーネ・フントゥゲボールト
主演 シドニー・フォン・クロージック カッチャ・リーマン コリンナ・ハルフォーフ モニカ・ブレイブトロイ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
火事現場で二人を救出した魔女の少女ビビは、魔女の星ブロックベルクにいる、ヴァルプルギア議長よりクリスタル(水晶)を送るので母親と共に来なさいと招待状をもらった。実は、彼女の母親バルバラも魔女で、さっそく、その場所へ母と共に出かけるのだった。
一方、魔女幹部のラビアは幼いビビがクリスタルをもらう事が気に入らない。
そこで、ビビがクリスタルを渡された瞬間、壊してやった。だが、弁償を申しつけられたラビアは、不本意にも自分のクリスタルをビビに渡す事になってしまった。
その場では渋々したがったラビアだったが、ビビから奪い返えそうと、強引な方法をとるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
モーリッツ君が出演していると書いてあったので、さっそく借りて見た作品。
だが、何処にもいなかった。
ブレイブトロイは、ブレイブトロイでも、彼のママ、モニカ・ブレイブトロイが出演していた作品だった。(その事を知ったのはつい最近の事だったけど)
どこにも彼が出演してないじゃないか~という怒りを抜きにして、
これはこれで面白い作品だった。
かわしらしいファンタジーだった。ファミリー向けって感じで良かったのだ。
なんたって、邪魔するラビアを演じたコリンナ・ハルフォーフがすっごく上手くって楽しかったのだ。
めっちゃベタな感じの役柄だったんだけども、彼女がすっごく意地悪な感じだったから、ビビの良さがいい感じに出てきたと思うのだ。
彼女は、時たま見かける女優さんで、意地悪な女性の役が多いかな?
自分が初めて見たのは、「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」の最初のシーンに出てくる看護婦さんだった。最近見たのでは、「ふたりのロッテ」のお母さん役だった方だ。
意外と目につく女優さんなので、良かったら皆さんも注目してみてくれ。
ビビの母親バルバラ役は、カッチャ・リーマン。
最近見たのでは「アグネスと彼の兄弟」で、モーリッツ君のお兄さんの妻役をしていた方だ。
あの時は、ヒステリックな嫌な妻を演じていたが、今回は優しいお母さんを演じていた。
そして、
モーリッツ君のママ、モニカ・ブレイブトロイは、ヴァルプルギア議長さんだったらしい。(^^ゞ
見たときは彼女だって知らずに見たので印象に残ってないのだ。
じっくり見とけば良かった。
彼女が出演した「4分間のピアニスト」を最近見たから調べて分かったけれども。
いつもながら、詰めが甘い自分だなあ~と見終わってつくづく実感したのだった。
だから中途半端なマニアなんだけどもね。(爆)
Lautlos 2004年 ドイツ作品
監督 メナン・ヤボ
制作 トム・ティクヴァ
主演 ヨアヒム・クロール ナディヤ・ウール クリスチャン・ベルケル ルドルフ・マーティン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
警察が24時間監視していた男が監視をくぐり抜け何者かに殺された。その場に居合わせた行きずりの女は何故か助かっていた。
事件を追う刑事のラングは、殺しはプロの仕業だと睨み、過去に同じ事件がないか調べ始める。
一方、プロの殺し屋ヴィクトールは、女を殺さなかった為に依頼主からの信頼を無くし初めていた。取り返すのには、同じ依頼主からの殺しをきっちり行う事だった。
殺しの現場に居ながら何故か助かったニナ。
彼女は取り調べの後にふと橋から身を投げ自殺しようとしてしまう。それをちょうど目撃していたヴィクトールは、彼女を助け出すのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
「ラン・ローラ・ラン」の監督トム・ティクヴァが手がけた作品と言うことで、興味を抱き見た作品。
こういう設定の物語が大好き。
孤独な男がある女性に出会った事で、今までの人生をリセットしようとする、という展開が無償に大好きなのだ。
沈着冷静な男性像はむっちゃ自分の好み。
だけどなんでヨアヒム・クロールだったんだろう?
申し訳ないが、もう少しいい男がいたんじゃないかと(たとえば、ベノとか)思ってしまたのだった。
彼は、彼でむっちゃ上手くていいんだけどさあ。(苦笑)
どうしても彼に出会った第1印象がオカマちゃんだったので、そのイメージがつきまとってしまうのだ。
彼じゃなかったら、速攻惚れしてるキャラクターなんだけどね。
物語の軸は殺し屋とそれを追う刑事という図式なのだが、そこへロマンスが入り、サスペンスが入って来るのだ。
なかなか面白い展開で、サスペンスの部分もいい感じだった。
ラストのヴィクトールの戦略が凄い賢い上手いと感心してしまった。
ついでに、暗殺するシーンも。
人に見られているようで、覚えられていないという感じがプロという雰囲気が出ていて凄いなあと思ってしまったのだ。
ニナを演じたナディヤ・ウールもめっちゃよかった。
彼女は好きな女優さんなので、彼女に出会って彼が人生を変えようと思ったというのが納得行く感じだった。壊れそうだけど芯が強い女性を好演していた。
さて、今年は開催がないのかと思われたドイツ映画祭。
来月の下旬に開催してくれるそうだ。
良かった、これで少しはドイツ映画も日本に浸透してくれるかな?(笑)
80 Minutes 2008年 ドイツ作品
監督 トーマス・ヤーン
出演 ガブリエル・マン フランシス・フルトン=スミス ナタリア・アヴェロン ヨハン・ブランドラップ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
アレックスは、自分の誕生日の日にウォルターから毒を注射された。80分以内に今までの借金15,000ドルを現金で返せば解毒剤を注射してやると言われるのだった。
必死に車を飛ばし、事故に遭いながらもやっと医者をしている兄の所へたどり着くアレックス。何とか説得して小切手を手に入れた。
だが、事故の為に車が大破したアレックスは帰るすべがない。そこで、友人を頼んだが今度はその友人が借金取りの取り立てに苦しんでいてその小切手を譲ってくれと言う。
友情か自分の命かの選択を迫られたアレックスは・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
見始めて何故に邦題が「アドレナリンEX」なのか?という事が分かった。
あのステイサム君の映画「アドレナリン」にひっかけての邦題だったようだ。
初めに毒を盛られるという設定が同じという事からだと憶測する。
(というか、安易な)
この設定、もっと前の作品だとカートの映画「ニューヨーク1997」がそうなのだ。
気になる方はどうか上記にあげた2作品も鑑賞してみてくれ。
物語は、いろんな選択を攻められる話になっていく。
初めはあらすじに書いた通り、友情と自分の命。
次は恋人への愛情と自分の命。はっきり言ってたいへんなアレックスなのだ。
だいたい、そんな状況化で選択を迫る周りの人間も冷たいよねと思っていたら、面白いオチが待っているのだった。
初めからどうも話の展開がうさんくさいと思っていたichには、納得いくようないかないようなオチなのだが、気になる方はどうか観賞してみてくれ。
さて、
本来の目的は、見始めて本人も忘れていたが(これこれ(^_^;))「コブラ11」のフランク事、ヨハン・ブランドラップが出演していたからだ。
彼は事故を起こしたアレックスを追う警察官の一人。
設定がドイツではなかったのであの制服姿は見られなかったが英語でセリフを言っていた。
ちょっとコメディも似合う感じで良い印象だった。
容姿はあまり変わっていないように思えたけど。
本当にちょい役。
彼って分かる人は少ないかも?(笑)
見終わって監督を調べたらあの「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」の監督さんだった。あ~だから~というか、なんというか。
自分の究極な状況での人生の選択って事かあ~と思ったのだった。
さて、トムを演じたレネ・シュタインケの他の作品を探しているのだが、なかなか発見出来ないでいる。
どなたか日本語版で何かありましたら教えて下さい。お願いします。(笑)
それにしてもドイツ語の原題から邦題を探すのが難しい。
なんとか出来ないものだろうか?(苦笑)
Dekker & Adi Wer bremst verliert! 2007年 ドイツTVスペシャル
監督 セバスティアン・フィック
出演 マーク・ケラー マイケル・ロット ナデシュカ・ブレニッケ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
トラック運転手のデッカーは、深夜荷物を届けようとしただけで警察に追われるハメになった。なんとか追い払ったが、途中で自殺願望の男アンディを乗せる事になってしまった。
どうにか、届け先にたどり着き荷物を渡そうとすると、今度は依頼主に命を狙われてしまう。実はデッカーがその荷物が何かという事を知ってしまったからだった。
アンディとともにその場を脱出したデッカーは、その荷を追うことにした。
自分のトラックを奪い返す為でもあり、無実を証明する為でもあった。
彼らが言っていた取引先のモロッコを目指して・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
なんだかんだとドイツ映画&ドラマを今週も紹介しようと思う。(爆)
ふと発見したマーク・ケラーの最新ドラマ。
アクションコンセプト社が手がけた作品なのだ。
久しぶりといっても、ず~と「コブラ11」のシーズン2を掲載しているので、久しぶりでもないけれども。(笑)
それにしてもコブラ11から約10年月日は流れているのに、あまり変わっていないケラー。
本当にそのまんまの感じだった。体型もあまり変わっていない様子に驚いた。
ず~とトレーニングしてたのかな?
物語は、ハンブルクからモロッコまでのロードムービー。
何故かこの自殺願望の男がトルコ系の設定。
なんでトルコ系かな?
だったらアタライを使ってもいいじゃん!と思ったのはたぶんichだけだろう。(爆)
たんたんと物語は流れていく。
時折クラッシュシーンも盛り込んであったので、まあまあ飽きずに見れたのだけど。
さて、
目的のケラー。もち運転手のデッカーだった。
あまりアンドレと雰囲気が変わらなかった感じ。
最初の脱出シーンも久しぶりに肉体派という感じだったから。
そういえば、息子に焦げたサッカーボールを渡していたデッカー。
これこれ、と突っ込まずには居られなかったが。(笑)
その息子。なんで長髪なの?
最初は女の子かと思って、なんで女の子にサッカーボール?と疑問を抱いたのだった。(爆)
他の出演者も「コブラ11」で見かけた方が多く、さらに犯人役だった方が、そのまま悪役だったので、むっちゃわかりやすかった。
そんなんでいいのんかあ~と妙な面白さがあったのだけど。
ケラーの他の作品も見たいが、発見するのが下手なのか日本ではDVD化されてないのか、お目にかかれないのが現状。
ちょっと残念なのだ。
彼の最新作はティル君との共演作品。
12月にドイツで公開予定の
「1 1/2 Ritter - Auf der Suche nach der hinreißenden Herzelinde」
なのだ。
コメディっぽいので是非日本でも公開して欲しいと願うのだ。
誰か買い付けて!! (笑)
Der Clown 1999年 ドイツTVドラマ Staffle3 Folge17・18
(Season3 Episode3・4 「Schoene Ferien Teil 1・2」)
監督 ジギ・ローズムンド
出演 スフェン・マルティネク トーマス・アンツェンホファー ダイアナ・フランク
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ルドフスキーが用意してくれた新たな身分証明書で、新しい人生を歩もうとした、マックス・ザンダー。
しかし、謎の人物から電話が掛かってきて、正体をばらされたくなかったら、我々に協力しろと脅される。彼らは、かつてのマックスの上司ハートマンが今では武器密輸に関わっていて近々ドイツに核兵器が持ち込まれるというのだ。それを阻止出来るのは警察ではなくクラウンしかいないと。
マックス、ドブス、クラウディアは、その密輸を阻止すべく、リスボンへ向かったのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
いちおう、前回の「カナガスの刺客」から話が続いている今回。
前・後編にはなっていたが、物語的には同じ事件を追っていたのであらすじは一つにまとめさせてもらった。
謎の人物が忠告したとおり、ハートマンは核兵器を密輸しようとしていた。
クラウンは、どうやって彼らの密輸を阻止するのか?というのが、話の展開だった。
今回はドイツを飛び出してのロケ。
いきなり3人は空港に着いて、バスに乗り目的地を見失う。(爆)
道に迷うのだが、そこで出会ったタクシーの運転手にだまされ荷物を全部盗まれてしまうのだ。
ベタな展開だけど、ドイツ人も人がいいの?と思ってしまって妙に親近感が沸いたシーンだった。
無一文の3人は一晩野宿する事になるのだが、何故か場所が海岸だったのだ。
ドブスは朝起きたら砂浜に埋まってたしさあ。
それに、マックスと二人で全裸で海水浴!(こらこら・・・(^^ゞ)
お陰様でお二人の体を見させて頂きました。(爆)
サービスショットだったんか!ビックリしたけど・・・。
そんなドジなシーンが満載だったが、きちんとアクションも見せてくれている。
車やバイクでの追跡シーンは、細い路地を激走していた。
それに、
マックスは、ジープで船を爆破したのだ!すげ~と思ってしまった。
爆発シーンはCGだったけど、やってくれるなあ~、アクション監督、ヘルマン・ヨハと思ったのだった。
今回は、いつもドブスと一緒だったマックス。
マックスに振り回されるドブスがすっごく面白かった。
もうどうにでもなってくれ~という感じが。(爆)
これは、連ドラの1部なので、謎の人物達は謎のままだった。(苦笑)
続きが気になるからリリースして欲しいなのだけど・・・。
この後が日本だと「炎のリベンジャー」になると思うが、話が飛びすぎて・・・。
あ~、中間が気になるなあ。
さて、
しつこいが来週は「コブラ11」の新シリーズが本国で始まる。
いきなり新人ベンを危機に陥れるのが彼らしいので、
どんな感じなのか早く見たいぜ!
Träumer und das wilde Mädchen - Der Hetzjagd durch Deutschland 1999年 ドイツTVドラマ
監督 ラウル・W・カンティス
出演 スフェン・マルティネク イヴォンヌ・デ・バーク マンフレート・レーマン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
元レーサーのティルは、会社も首になり妻にも愛想をつかれ、そして、リーに出会った事により最悪な1日を過ごす事になる。
女泥棒リーは、仲間と共にある建物に入り、金とスノーボールを盗み出した。だが、建物から出てきた瞬間、何者かに襲われ、仲間を殺されてしまう。命からがら逃げてきた先は、ティルのトラックの中だった。拳銃を突きつけられ、仕方なくトラックを走らせるティル。
奇妙な逃走劇が始まるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
久しぶりに行った怪しげなレンタル屋で、偶然発見したマルティネク主演のアクションドラマビデオ。
後にDVDにもなっていると知ったが、何故に気がつかなかったのか?と思ったら、俳優のカタカナ表記が違っていたと判明。
同じ人物なんだけど、あっちの方が英語読みだったかな?(ドイツ人の名前は時々そうなっていてややこしいのだ)
マルティネクには気がついて借りたのだが、相手の女泥棒リーが「シティー・ヒート」のイヴォンヌ・デ・バークだったとは知らなかった。
彼女はボーイッシュで好きな女優さんだったので、ラッキーと思ったのだった。
実は彼女が盗み出したスノーボールに秘密が隠されていて、それを巡り、警察や他の悪党達との逃走劇になっていくのだ。
ロードムービーでもあるのだけど。
巻き込まれ型の物語が大好なichは、ましてや、アクションと少しのロマンスが入っていたので、むっちゃ気に入った作品の一つになったのだ。
マルティネクは事件に巻き込まれる元レーサー、ティル。
いつもながらの無口な男。
彼女に振り回されながらもしっかり、彼女を守っている感じがすっごく素敵だった。
戸惑っている姿がなんともいい感じで好きだなあ。
自分が乗っていたカーレースの車のミニカー(と言っても少し大きめ)を大事に持っているというのが、可愛らしかた。
嬉しい?事に、ラブシーンがあったのだ。
マルティネクのそんなシーンを今まで見たことがなかったから、ドキドキしてしまった。
イヴォンヌもあっさり大胆に脱ぐし。(笑)
それで、彼って肩に入れ墨が入っているのを知った。今まで気がつかなかったのだ。
まあ、裸を見たのも初めてだったから仕方ないけども。
いつもながらカークラッシュや銃撃戦は面白かった。
天下のアクションコンセプト社だけある。
そうそう、昨年公開の「ダイ・ハード4.0」で車でヘリを打ち落とすシーンに驚いたが、数年前のこのドラマですでに打ち落としていると判明して、こっちでも驚いた。
恐るべし、アクションコンセプト社。(爆)
今後もどんな新たなアクションシーンを見せてくれるのか大変楽しみだ。
期待してまっせ、ヘルマン・ヨハ。 (爆)
Der Clown 1999年 ドイツTVドラマ Staffle3 Folge15・16
(Season3 Episode1「Schmutzige Geschaefte」 Episode2「Feierabend」)
監督 ラウル・ハイリッヒ
出演 スフェン・マルティネク トーマス・アンツェンホファー ダイアナ・フランク ヘンドリック・ディラン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
前編
マックスとドブスとクラウディアは、空港に来ていた。マックスが弁護士になったルドフスキーから、旧友が帰って来るから迎えにいくように言われたからだ。現れたのは、死んだ親友レオの妹サラだった。そして、彼女はマックスにとって初恋の人だった。
一方、ルドフスキーは、政府と企業の癒着を暴こうとアフリカから土地の権利書を持ってきたムキリ氏と会見を開いていた。会見後、二人の乗った車が何者かに襲われ、ルドフスキー達はケガを負ってしまうのだった。
後編
マックスは、突然男に呼び出される。それは、マックスと戦ったあの殺し屋からだった。殺し屋はルドフスキーをマックスの目の前で殺し、彼を殺人容疑の犯人にしてしまう。
ドブス達の乗ったヘリコプターで一端その場を去るマックスだったが、クラウンを追っている警察にそのヘリが目撃され、クラウンとして、ドブスが警察に逮捕されてしまった。マックスは、彼の無実を証明しようとするのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
いったい本国ではこの回はいつの話だ?と調べ始めたich。
やっと全貌が明らかになった。
「コブラ11」のようにシリーズが始まる毎に特番が組まれていた訳ではないらしい。
昨日紹介したのもそうだが、連ドラの続きもののお話を日本版として出したようなのだ。
だから、一つ一つのお話が繋がっているようで繋がってない。
今回は特にそうだった。(苦笑)
前半はアフリカの土地を巡っての話。
後半は、その事件をきっかけにマックスがクラウンとしてこのまま生きて行くのか、いかないのか、という葛藤のお話になる。
だから、昔の友人(初恋の人)が登場したりする。
まあ、話の展開からして、続けてくれないと連ドラが成り立たないのだけどね。
それにしても、マックスも周りの人間がよく死んでしまうよなあ。
(家族もすでに死んでいて天涯孤独の設定になってるのだけど)
ゼミル同様、なんともそこは切なく感じてしまう。
刑事ドラマにはつきものだから仕方がないのだけど・・・。
さて、クラウンことマックス。
いや~かっこ良かったなあ。
殺し屋との肉弾戦も良かったぜ。
相変わらず女性には不器用なマックス。サラにいいよられて、クラウディアとの仲がぎくしゃくしてたっけ。真面目で優しい感じが好きなんだけど、クラウディアからするとちょっと不安を感じるよなあ。
それにしても邪魔だよサラ。
何かに優れてて彼らを助けてくれるのかと思ったら、何の活躍もなかった。
事件の邪魔はしないけど、マックスの気持ちに邪魔してくれてたって事か?
(意味不明の解説ですみません。)
相変わらずいい感じだったのがドブス。
彼の変装シーンは定番のようで、今回は浮浪者だった。
似合っているというか上手いというか、あのひょうひょうとした感じがやっぱりかっこいいし、好きだぜ。
そうだ!
彼を追いかけていた警察官が「コブラ11」のスピンオフシリーズの主人公フランク役のヘンドリック・ディランだった。
来月からこのシリーズが日本でレンタル開始なんだけど、スピンオフより、本編かこのクラウンの日本語版を出して欲しいと願う。
いまさら、スピンオフはないよね。
男女ペアーの「コブラ11」って・・・。(苦笑)
Der Clown 1998年 ドイツTVドラマ Staffle2 Folge11・12
(Season2 Episode5「In der Zange Teil1」Episode6「In der Zange Teil2」)
監督 ヘルマン・ヨハ
出演 スフェン・マルティネク トーマス・アンツェンホファー ダイアナ・フランク
ゲスト カリーナ・ヴィーゼ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ダンスパーティにマックスと出かけるクラウディアは、待ち合わせでテレビ塔のレストランにいた。一方マックスは、彼女に渡す花束を買いながら、ひったくりを目撃し、その犯人を追っかけていた。
マックスを待っているクラウディアの前に、武装グループが現れた。彼らは、近くの銀行を襲い、大量の金塊を盗みだしここからヘリで逃走する計画になっていたのだ。
人質になってしまったクラウディア。マックスが入り口に来たときには、すでに閉まっていてドアに爆弾が仕掛けられていた。ドブスに連絡し、クラウディアの救出に一人向かったマックス。無事助け出す事が出来るのだろうか?
勝手な感想(自分の思い込み多々)
来週、いよいよ新シリーズがドイツで始まる「コブラ11」。
そのドラマにゲスト出演するスフェン・マルティネクの出演作品を今週は紹介しようと思う。
といっても、主役マックスを演じたこのドラマなんだけどね。
以前にもこのドラマはこのブログで紹介したが、
実は、「コブラ11」同様、気に入っているドラマでそれを知った友人が録画してくれたのだ。
この場を借りてダンケ!!です。(いつも感謝です)
「コブラ11」と同じRTL社制作で、アクションコンセプト社が手がけている。
(ドラマの概要等は以前紹介した「ザ・クラウン」の感想日記を読んでくれ。)
今回のマックス=クラウンは、めずらしく、犯罪に巻き込まれてしまう。
いつもは、ルドフスキー刑事からの仕事を受けていると思うのだが、今回彼はイギリスだかに出張中。
つかの間の休日って感じだったかも?
正装姿のマックス。
ダンスパーティにクラウディアから誘われ、苦手ながらも恋人に付き合うという感じになっているのだ。
そうかあ、クラウディアとはそういう仲だったのかあ~と改めて納得。
そういわれれば、マックスはクラウディアに一目惚れしていたように記憶するが。
レンタルとはいえ、スーツ姿のマックスはかっこよかったなあ。
だけどその姿にあのマスクって・・・。(爆)
そうそう、待ち合わせているのにひったくりを追いかけるマックスがなんとも、面白かった。ついでに馬に乗って追いかけてたよ。(笑)
レストランにいて、協力してくれる老人がこれまた粋な感じだった。
もしかして、クラウンに老人って定番なの?
なんたって、一番!いい味が出てたのは相棒ドブス
(ダブスって字幕に出てるけど、個人的にこのままドブスで行かせてもらう)
変装の名人らしく、いろんな姿を見せてくれた。
真面目なマックスに対してちょっと軽いドブス。
バランスがよくてやっぱりこの二人も好きなのだ。
軽かったといえば、カリーナ・ヴィーゼル。(「コブラ11」でゼミルの妻アンドレア)
レストランでデートしているカップルの一人でデイジーという役名だった。
こういうものに定番のおバカ系女で、恋人の嘘(相手の男優は、「コブラ11」でも彼女の恋人役をした人だった)を信じているお気楽イケイケ姉ちゃんだった。
クラウディアと対象的だったので、クラウディアがいつもよりまして可愛く見えちゃったぜ。
無口で女性に対して不器用なマックス。
演じるマルティネクが最近すっごく気に入っている。
彼もアタライ同様、ドラマだけじゃなくて映画にも出演してくれるともっと嬉しいのだけどね。(作品が日本に来てないだけかな?)
War ich Gut? 2007 年 ドイツTVスペシャル
監督 クリストフ・スクルーイ
出演 マルコ・ギルント イナ・ポーレ・クリンク ヤン・ゾスニオク ドミニク・ボーアー カティア・ヴォイヴォート
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
アダムとニナはそろそろ結婚しようと思っているカップル。アダムは密かに結婚指輪を用意して、プロポーズの機会を狙っていた。ニナはふとその指輪を見つけ、いつプロポーズをしてくれるのか待っていた。
そんなときに、いつもの友人宅でいつものメンバーで食事会をした二人。アダムはふとニナが女友達としゃべっている一言を聞いてしまう。
「彼とのベッドの時、時々はふりをしているのよ」と。
それ以来気になってしょうがないアダム。そこで、本屋で見つけたある本を参考に彼女が今“ふり”をしたのか“本当”だったのか検証を始めるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
何度かこの手のたぐいの作品をアメリカでは見たと思うが、ドイツ版で見るとは思わなかった。
ドイツらしいというか勤勉な人種というか、なんだかとっても微笑ましくて笑ってしまったのだ。
邦題の通り、今回はラブコメ。ダメ男だとは思わないが、勤勉な男のって感じかな?(爆)
アダムとニナ以外もカップルが登場する。あらすじで書いた友人達がそうだ。
ウルフとリカルダカップルは、すべてに正直な二人。
嘘をつけない(つかない)二人。それはそれで問題あり。
サンドラとシュテファンカップルは、嘘も方便と思っている二人。
しかし、アダムと同じ悩みをシュテファンも抱いていた。
そして、独身主義のカール。
いろんな女と関係を持ちたいから、一定には定めない。
何たってこぞって男4人がその本を読みあさるのがおもしろい!!
書いてある事は、言わずとしれた女性の○○○について。
こういう状態の時は、最高潮になってるとか、その他もろもろ・・・。
そういう現状をやるごとにメモするアダムがいじらしい。(爆)
主人公のアダムを演じたマルコ・ギルントは、「コブラ11 シーズン11」でゲスト出演していた彼だった。(感想記事ここで)
なかなかのいい男なので印象に残っていたというか、あの時と同じ服装っぽかったので覚えていたのだ。
あの真面目そうな刑事がこんな感じの男性を演じるとは・・・。楽しかった。(爆)
さて、
目当てのヤン・ゾスニオクはというと、外見どおり、プレイボーイのカールだった。
彼がこれまたいい感じで、かっこいい。
まあ、女性との関係を遊んでいます的な感じがすっごく似合っていた。(爆)
ラストは、アダムとニナの為に一肌脱ぐのもいい感じだったけど。
そうそう、このドラマでドイツ人は結婚前に同棲するのが常識とわかったのだ。
だって、アダムとニナはすでに一緒に住んでいたのだから。
だけどさあ、すでに一緒に住んでいるのだったら、指輪が見つかるのは当然のことだよねえ。
ついでに、その結婚指輪って金だったんだけど、金の結婚指輪も定番かな?
ちなみに、
ドイツ人は結婚指輪を右手の薬指にするそうです。
気をつけて見てみてね♪
Siegfried 2005年 ドイツ作品
監督 スヴェン・ウンターヴァル・Jr
出演 トム・ゲアハルト ドルカス・キーファー ヤン・ゾスニオク ダニエラ・ヴィテ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
鍛冶屋のミーナに拾われた、赤ん坊のジークフリートは、成長し、村人から密かに迷惑がられる怪力の持ち主になった。
ある日、森の中で一人の美しい女性に出会い、着ていたドレスの端切れから彼女はお姫様のクリームヒルドだと分かる。夢の中で再び彼女に会ったジークフリートは、結婚したい一心で彼女の住むお城へ出かけた。
そこで、彼女の夫を決める競技会に出場!見事に優勝するのだった。しかし、結婚したくない姫は、王様で兄のグンターに相談する。すると、王様は彼に一つのお使いを頼んだ。それは、とある場所から高価な指輪をとってくるようにという事だった。
ジークフリートは、さっそくその場所へ向かうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
題名に反して、もの凄くコメディの物語。
なんちゃってジークフリートという感じだろうか?(爆)
主人公のジークフリートを演じた、トム・ゲアハルトは、ティル君の映画「Der Eisbär」でベノ扮する強盗に襲われるハンバーガーショップの店長さん役を演じた人だった。
今回は脚本とかに関わっているので、脚本家としても有名のようだ。
さて、今回は、顔ぶれが見たことある人だらけで面白かった。
お姫様役は、「コブラ11」のシーズン3に出演していた女優さんだった。「攻防!暗号ソフト」という回だ。
(自分の場合は、日本語版が手に入らなかったので、ドイツ語版のDVDで見たのだけど。)
武術が上手い女性刑事レベッカ役をしていたあの方だ。
今回は、可愛くない姫を好演していた。(笑)
そして、これまた「コブラ11」の最新シーズンでアンドレアの後釜、スザンヌ役をしている女優さんがヒロインのアニータ役で出演していた。
あくまでも、ただの偶然なんだけどね。
出演者は、ヤン・ゾスニオクしか調べないから~。(笑)
さて、
そのヤン・ゾスニオク。
今回はお姫様の兄グンター役だった。
見るからに”ゲイ“っぽい装いに雰囲気。おつきには美形くんがおりました。
似合ってるのなんのって!(爆) いや~上手い!と思ってしまったのだった。
彼の出演作品は、コメディものが多いのかと思わせる感じだった。
昨日紹介したシリアス作品の方が珍しいのかも?と思えるぐらいしっくりしていた。
以前見たジークフリートが、大好きなベノ主演の「ニーベルングの指輪」だったので、しばらくその主人公のかっこ悪さに引いていた。(爆)
アレンジによって人物ってこんなにも印象が違うのかとびっくりした。
真面目な歴史作品だと思って見始めたので、相当拍子抜けしたのだ。
邦題ももう少しコメディっぽいのが良い気がしますが・・・。(苦笑)
誤解して借りないようにね。(笑)
Vershleppt-kein Weg zurueck 2006年 ドイツTVスペシャル
監督 ハンスイェルク・トウルン
出演 ヤン・ゾスニオク エレニー・サルーヴァ・ゴンザレス イディル・コネル イーディ・ネブー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
拉致編
2006年、イラク北部。何者かが車を襲い、外国人を拉致していた。その様子をホームビデオが撮影していた。
2006年、ドイツ・ベルリン。教師のサーシャは、翻訳の仕事でトルコへ行く婚約者ユリアを見送りに来ていた。別れを惜しむ二人。
それから、数日後。
サーシャの元に、婚約者が死亡したとの知らせが入る。顔が焼かれた遺体と再会するサーシャ。しかし、うなじにあるタトゥーだけで、どうしても彼女だとは思えない。そんな時に、ふと見たTVでイラクでの拉致の様子が流れていた。そこに、ユリアの姿を発見するサーシャ。さっそく外務省へ彼女を助けるように頼みに行くのだが。
救出編
イラクへ犯人達との直接交渉へ来たサーシャ。だが、滞在先のホテルで何者かに襲われてしまう。そして、ドイツに居る彼の生徒から重要な情報を得る。
自分に近づいてくる人間すべてを疑り始めたサーシャ。いったい、誰が真実を述べているのだろうか?
勝手な感想(自分の思い込み多々)
DVDも2枚に分かれ、3時間におよぶTVスペシャルドラマ。
まったくそんな時間を感じさせないくらい夢中で見入ってしまった作品だった。
謎解きというかサスペンスが面白くって、ラストは、はあ~そうかあと納得だった。
なんたって、主人公のサーシャが、しがない教師なのに、大規模な陰謀に立ち向かっていく姿がすっごく心打たれたのだ。
好きになった女性を是が非でも助け出して見せる男の姿が。
さて、
そのサーシャ=ヤン・ゾスニオク。
「コブラ11」の役柄もそれに近いものを演じていたが、いや~さっきも言ったけど、何の力もコネもない彼が、自分の出来る範囲で犯人に迫っていく姿がなんとも応援したくなる感じですこぶる良かったのだ。
どうして?なんで?という疑問も彼と一緒に抱き、彼と一緒に学んでいくって感じでハラハラして、面白かった。
あのなんとも言えない瞳がいい感じだった。
そうだ、いい感じといえば、彼に情報を提供してくれる彼の生徒くんがまた良かった。
いかにも「コンピューター強いです。」という雰囲気のもやしっ子で、いとも簡単に外務省だかのコンピューターをハッキングしていた。
さらに、自分の身が危険だと分かると頭脳プレイで回避していた。
ネタバレになってしまうので、詳しいラストなどは言えないが、そういう考えというか噂もあるのかと実感した感じがあった。
そうか、奴らはグルになって仕掛けたのかあ~と。
(あくまでもフィクションだけど)
さて、本編とは少しずれるが、
ドイツ人って結婚する前に必ずその相手と同棲するのが常識らしい。
彼が、婚約したとルームメイト(女性)だかに言ったら、「同棲もしないで結婚を決めるなんて、おかしいわよ」と助言していた。
ちょっと自分にはない感覚だったのでびっくりした。
それを裏付けるような作品に、この後出会って納得したんだけどね。
そうかあ、同棲して決めるのかあ~。
いいか悪いかは別としてね。(爆)
Vollgas-Gebremst wird spaeter (フルスピード 悪魔のフル・チェーン) 2005年 ドイツTVドラマスペシャル
監督 ラーズ・モンタグ
出演 バレリー・ニーハウス ヤン・ゾスニオク ザーシャ・ゲーベル
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ベンは今日も仕事をクビになってしまった。稼ぎがないので家賃も払えず、車いすの友人宅へ居候している。その友人がネットで新しい仕事先を見つけてくれた。早速、面接に行くベン。
大手企業の社長直々の面接に戸惑いながらも見事に採用される。そして、初仕事はその社長夫人を別荘まで車で送る事だった。若いときに車のレースで優勝経験があるベンには、簡単な仕事だった。
だが、社長夫人を乗せた瞬間、車の様子が変になるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
たまたま、CSで見かけたドイツのTVスペシャルドラマ。
ベン役のヤン・ゾスニオクを見ながら、どこかで会った気がすると思ったら、「コブラ11」にゲスト出演したことがある彼だった。
「アウトバーン・コップ アウトバーン・パニック偏 逃亡者」の回で、犯人に妻を誘拐される夫ヤンの役だった彼だ。
(日記掲載記事には、まったく彼の事に触れてませんが・・・。(笑))
なんとも、個人的には珍しく2枚目路線の彼だったので、そのまま気になって出演作品を見たのだった。
空手とバイクが得意だったかな?何かのモデル経験もあったと思う。
物語的には、突っ込み所も多いが、すっごく面白かった。
この夫人が誘拐されるのだが、何故かベンが犯人に仕立てあげられてしまうのだ。というのも・・・。乗り込んだ車が改造車で、無理にでも二人が降りようとすると爆破してしまうという仕掛けになっているのだ。本物の誘拐犯は外にいて、二人の様子を監視しているという仕組み。どうにか、車の外の人間に助けを求めたいが、求めたら最後、爆破されてしまうという状況で走り続けるのだ。
緊迫した雰囲気の中面白いシーンも満載で、とっても楽しかったのだ。
さて、
ベン役、ヤン・ゾスニオクといいますと。
運転技術は天下一品だが、それしか出来ない男。
最初は救急車を運転していたベン。理不尽な医者たちに激怒してクビになってしまったのだ。本当は、彼の方がよっぽど正しかったのだけどね。
そんな彼は、夫人を励ましながら、どうにかこの場を脱出しようと試みる。
だが、ことごとく犯人に見破られ危機また危機に襲われる。
ず~と、車の中のやりとりなのだが、意外とハラハラして面白かった。
垂れ目のような彼の目がどうにもお茶目に見えて、そのまま、注目したくって作品を見始めた。
さて、今週は、新しく注目したい俳優に入れた彼、ヤン・ゾスニオクの出演作品を紹介しようと思う。
まあ、簡単に言えば、月に1度のドイツ映画&ドラマ特集ということです。(爆)
Die Motorrad-Cops Hart am Limit 2000年 ドイツTVドラマスペシャル
監督 ジキ・ローテムント
制作 ヘルマン・ヨハ
出演 マシアス・ポール ヤンス・ペーター・シュマン イボンヌ・デ・バーク アレクサンダー・ラザン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ケルン中心部。3月20日、21時59分。建物が次々と爆破され、その炎を上空から見ると“Y”という文字が浮かび上がった。
時は戻り、この日から10日前。
人質をとり立てこもった男を逮捕すべくガイガー警部が現場に駆けつける。緊迫したムードの中、人質の命を優先しようとガイガーは現場の指揮官を無視し行動を起こそうとしたその瞬間、警官の一人が、犯人の要求する現金を持って交渉を始めた。しかし、その直後、犯人は何者かに射殺されてしまう。
命令違反でクビになったその警官サニーは、何故か、自宅に犯人らしき男から電話が掛かってくるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
「コブラ11」や「ザ・クラウン」と同様、RTL社が制作したドイツの連続ドラマ。
いつもながら、初めのパイロット版が日本でDVDになっているらしい。
「コブラ11」が地上で車だったら、こちらは地上でバイク!
主人公の3人は、バイクで行動をするのだ。
しかし、それが分かったのは見終わってから。
これ、連ドラだったら面白そうと思っていたら、エンディングが名場面集のようになっていて(「コブラ11」でいうオープニングの下りがエンディングにあったと言った方がわかりやすいかな)調べたら、上記の事が分かったと言う訳。
全23話ぐらいしかないから、あまりシリーズとしては続かなかったようだ。
(アクション・コンセプト社のこのドラマ紹介ページはこちら)
さて、物語だが、このYという文字がキー。
犯人との知恵くらべとも言うべきかな。
そして、犯人に対して頭脳明晰なリーダーが、ガイガー警部。
で、彼が集めたメンバーで無謀な行動を取るのが女性のサニー。
そして、交通課だった(?)カイがこのチームのメンバー。
今回は、そのメンバー集めも(登場人物の紹介)要素に入っている。
女性(サニー)が加わっているがボーイッシュな感じの彼女なので、可愛くて好感が持てた。
に対して、
男性陣がもう少し自分好みだったらもっとよかったんだけど。
(単なる外見の好みだけど)
モーターアクションも見所満載で面白かった。
3人がそれぞれに乗るバイクもかっこよくて、もう1話ぐらいドラマが見たい気分になった。
そうだ思い出した!
その警察署の中のエレベーターというのが面白い構造だったのだ。
ドアがなくて、押しボタンもない。
ただ箱が上へと流れているのだ。(下りは下がっているだけ)
エスカレーターの箱版という感じかな。
出来れば1シーズンくらい見たい。
なかなかおもしろそうだったからさあ。
Hai-Alarm auf Mallorca 2004 年 ドイツTVスペシャル
監督 ヨルゴ・ババヴァッシリュー
制作 ヘルマン・ヨハ
出演 ラルフ・モーラー カーステン・スペングマン ユリア・スティンスホッフ(ホフ)
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
サントロ・グラーベンには悲恋の伝説が残っていた。結婚を反対された身分違いの男女が嵐の日に海に出たまま帰って来なかったという物語だ。そして、伝説によると海底に沈んでいるその二人をサメが守っているというのだ。
サメの遺伝子から人間のガンの治療薬が出来ないか研究しているベネット博士は、その伝説の海岸サントロ・グラーベンがある島、マヨリカ島へ降り立った。
そこで出会ったヘリコプターの操縦士スヴェンは数年前に妻を海の事故で失っていた。
ある日、海岸にサメに襲われたような死体がうちあげられる。そして、スヴェンの娘マーヤが出場した水上バイク大会で巨大ザメが目撃された。
あの伝説のサメなのか?それとも・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
アクション・コンセプト社が制作したパニックアクション映画?(爆)
というよりも、父娘の物語にたまたまサメが登場しただけという感じがぬぐえないが・・・。(苦笑)
はっきり言って、何もかもが中途半端に思えた。
人間ドラマとしてもう少し完成度をあげるか、パニック映画として完成度をあげるか。
いったいどっちにこの監督さんは力を入れていたのだろう?
疑問がつのるばかりだ。
良かったのは、相変わらず、アクション。
巨大ザメVSヘリコプターという図式は今までになかったので面白かった。
そうそう、サメ君。
巨大水槽に泳いでいる姿を見た瞬間、「ジョーズ3」かよ~と思ってしまった。(爆)
映画全体の雰囲気も80年代の映画ぽかったし・・・。
どうも、舞台になった島が「コブラ11」のシーズン3の最終回で見た島に見えてしょうがなかった。
そうそう、もう一人、サメ博士が出てくるが、その方は「コブラ11」で犯人役した人だった。
俳優の使い回しが多いなあアクション・コンセプト社。(笑)
最後に。
あらすじにも書いた伝説の物語だけど、どこにどう関わってきていたのか、未だに疑問なのだ。
最近理解力が低下しているのかな?