Molière 2007年 フランス作品
監督 ローラン・ティラール
主演 ロマン・デュリス ラウラ・モランテ ファブリス・ルキーニ エドゥアール・ベール
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1958年。
13年間も地方巡業に行っていたモリエールが、劇団を連れパリに戻ってきた。喜劇を専門とする彼だったが、突然それを止めると言い出した。
そこへ、「母からです」と手紙を貰った彼はその人物に会いに行くのだった。
13年前のパリ。
そうそく商人から借金をしていたモリエール事、ジャン=バチスト・ポクランは、その事で投獄されてしまう。
そこへ、借金の肩代わりをするという人物が現れる。その人物とは、金持ちの商人ジョルダン。
肩代わりの条件として、ある女性の気を惹くようなお芝居をしたいから、彼を指南役として迎えたいというのだ。その気を惹きたい相手は、公爵夫人で未亡人のセリメール。だが、その事は家族には内緒。
そこで、末娘の住み込みの教育係で司祭のタルチェフとして迎え入れられるポクラン。
だが、彼はあろうことか、ジョルダンの妻、エルミールに恋をしてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ただ今上映中の映画「彼は秘密の女ともだち」を記念して、ロマン・デュリス君の出演作品を紹介しようと思う。
まずは、この物語。
モリエールとは、
フランスを代表する劇作家で、実在した人物。彼には、記録にない空白の数ヶ月間がある。
その空白の期間を、こんな感じだったかも?という風に描いているのがこの作品。
簡単に言えば、伝記ではなく、あくまでも空想と言うこと。(サイトより少し引用)
前に聞いた事があるが、
「人を笑わせる」というのは、「人を泣かせる」という事よりも難しい。
彼は後世に残る劇を残し、さらに喜劇というのが最も凄い事なのだろうなあと思った。
それでは、主人公のモリエールを演じた、デュリス君はと言いますと。
時代ものは初めてみたかも?似合うわ~。ついでに、上手い!ラブコメも慣れた感じで、すっごく素敵だった。
期待している訳ではないが、いつもの裸は封印。
切ない恋心はやっぱいいなあ。好きだなあ。
オープニング。
犬に追われて逃げ出すのがベタだけど面白かった。
さらに、いろんなキャラもベタだったけど、わかりやすくて素直に見れた。
そして、ラスト。
そこはベタではなかった。(゜▽゜*) だから、逆によかった気がする。
納得いく感じ。
だ・か・ら
モリエールは、後世の残る素晴らしい作品を描けたのかもしれない。
明日は、DVDスルー作品を。
シリアスなデュリス君も必見です。(^_^)v
Nuit blanche 2011年 フランス・ルクセンブルク・ベルギー作品
監督 フレデリック・ジョルダン
出演 トメル・シスレー サミ・セギール ジョーイ・ネタール ジュリアン・ボワッスリエ ビロル・ユーネル
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
警察官のマニュエルとヴァンサンは、覆面をして車を襲いマフィアのコカインを横取りした。
だが、犯行の途中でヴァンサンはナイフで切りつけられ、一人を射殺するも、一緒にいたもう一人に顔がばれ、そいつを逃がしてしまった。
その為、マフィアのボス、マルシアノから連絡が来てしまう。息子を助けたければ、奪ったコカインをクラブまで持って来いと。
ちょうど、元妻から息子がいないとの連絡があったばかりだったヴァンサンは、コカインを持ってクラブへ行く。
そして、念のために、男子トイレへコカインを隠し、マルシアノに会って息子の無事を確認した。
一方、内部調査でヴァンサンをつけてきた女性刑事がコカインを移動し、上司のランコブに連絡を入れる。
何も知らずに取りに来たヴァンサンは、コカインがない事に焦るも、息子を助けたい一心でこの場を取り繕うとある事を思いつくのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
クラブの中だけの攻防戦。狭い舞台なのに、なかなかスリリングでアクションも満載で、面白かった。
一晩だけの戦いなのだが、これが、ハラハラドキドキもので。
必死なヴァンサンがどうやって切り抜けていくかで、見入ってしまった。
なにしろ、
この女性刑事が邪魔。
うるさいどけ~と叫びたくなった。
何も知らないで、じゃますんなよ~って感じで。
それでは、早いですが、シスレーはと言いますと。この主人公、ヴァンサンだった。
息子を助け出すために必死に機転を利かせる彼。
飲み物を運ぶ様子とかで、息子の居場所を突き止めたり、コカインを偽装したり、もう、がんばってくれ~ってな感じだったのだ。
なにせ、
必死さが格好良かったのだ。
スマートじゃない肉弾戦とかが、なんか逆に新鮮で彼らしくってすっごくいい感じだったのだ。
たった一人で挑む姿が、元妻に心配かけないようにしている姿が、痛々しいのだけど、素敵だった~。(*^-^*)
レンタルの特典の中に来日インタビューが入っていた。
え?来日したんだ、いいなあ~なんて思いながら見ていたら、監督さんから凄い一言が。(@_@)
実は1箇所の設定なのに、3カ国で撮影していたのだと。
まったく気がつかなかったというか、外は暗いし、部屋の中だけだし、気がつけっていうほうが無理だけども。( ̄。 ̄;)
監督さん自身は、ラスト、ハッピーだと思っているのだとか。
演じたシスレーは逆で悲劇だと思っているんだと。
意外と、彼ってシュールなんですなあ。ついでに「僕に会えてみんな光栄だよ」とも。(^_^;)
忘れそうだった。彼が出演してたんだ!
台詞が一言だけなんだけど、いつもながらいい味を醸し出していた、ビロル・ユーネル。
あえて役柄も言わないでおくが、何も言わないのに、いいんだよ彼が。
そして彼らしいんだよね。
いや~出番は少ないけども、彼がいただけで楽しさ倍増だったなあ。(自分だけですが)
シスレーの次回作はなんだろう?
また、ラブコメみたいなの見たいなあ~。
Truands 2006年 フランス作品
監督 フレデリック・シェンデルフェール
出演 ブノワ・マジメル フリップ・コーベール ベアトリス・ダル トメル・シスレー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
男が夜の街を歩いていた。ホテルから女が出てきて、迎えに来たタクシーに乗り込む。
その直後、さっき歩いていた男もそのタクシーに乗り込む。女と楽しんでいた、後部座席の客は、女と共に、乗り込んできた男と運転手に射殺されるのだった。
乗り込んで来た男は、フランク。運転手に変装していたのは、相棒のジャン。
殺された乗客が持っていた偽札をギャングのボス、クロードへ渡しに行ったフランクは、クロードから仲間に入らないかと持ちかけられるが、やんわりと断った。
そして、クロードは、イシャムを呼びつけ彼の親戚のジョニーが店の謝礼を3ヶ月も滞納している事をつげ、続けたければ支払えと脅してきた。
イシャムは、刑務所帰りのラルビを誘いジョニーにその事を告げる。だが、彼は断固として支払う事を拒否。
そのうちに、クロードが警察に逮捕され・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
フランス作品のギャングものって邦題っていうのは、こういう文章的なものが定番なのか?(@_@)
まあ、レンタルするときに、むっちゃわかりやすくっていいのだけども。(^_^;)
どこのどの国のギャング抗争も似たり寄ったりで、簡単に言えば、
ギャング世界の世代交代とも言うべき内容だった。
いつのどの時代も、古いやり方で押し通すのは限界があるとでも言いたげな感じだった。
なんたって一番のずる賢い野郎はフランクですわ。
どこの誰にも所属せず、あっさり殺してとんずら。
まあ、こういう世界だとそれは大正解のような気がしたな。
さて、
目的のシスレーですが、刑務所帰りのラルビが彼だった。きゃ~チンピラ~。
似合っているが、裸は定番か?こいつも脱ぐタイプ?
そういえば、デュリス君も脱ぐタイプだったなあ。(なんのこっちゃ)
若造の生意気さでちょっとイライラ。ついでにドキドキ。
でも、まあ、定番のギャング映画でなんの新鮮味もなく、記憶にもあまり残ってないのが正直な所。
見直すほどの事もない感じ。
さて、気を取り直して、明日は久々の主役の作品を紹介する。
日本に来日もしていた、彼。
レンタルの特典見るまで知らなかったよ。
今度はフランス映画祭もチャックしなくちゃなんて思ってしまったよ~。(゜▽゜*)
Dédales 2006年 フランス作品
監督 ルネ・マンゾール
出演 シルヴィー・テステコ ランベール・ウィルソン フレディック・ディファンタール トメル・シスレー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「怪物を殺す唯一の方法は、受け入れる事だ。」 フリオ・コルタサル
精神科医のブレナックは、ある人物の治療を受け持つ事になった。
その人物とは、連続殺人犯とされるクロードという女性。彼女の中には何人もの別人格が存在する、多重人格者だというのだ。
彼女が逮捕される、数日前。
刑事のマチアスは、不可解な連続殺人事件を追っていた。被害者には共通点もなく、死体もない。あるのはさいころのみで、その殺人鬼から逃れた人物は、相手とのさいころ勝負に勝っただけで助かったのだという。目撃者もいるものの、証言はばらばら。
マチアスは、ギリシャ神話のダイダロスの迷宮のような事件だと感じていたのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
推理サスペンスものは、たいてい予測とか先読みとかが出来るのだが、これはオチが凄かった!
え?まじ?嘘だろ?ってな具合。
上手くだまされたというか、そういう演出に脱帽。
ラストが分かって見直すと、これまた巧みに伏線が張られていることも分かるのだ。お~素晴らしい!
とはいえ、
いきなりギリシャ神話を出されたら、まるっきり知らない自分には、ヒントも何もちんぷんかんぷん。
物語の成り行きを見ていくしかない感じに陥った。
ブレナックが行う治療から犯人逮捕までの課程が出てきて、最初は戸惑うものの、だんだんと頭の中で構造が作られていく。
面白い展開だった。
脚本の妙技かも?
クロードがどうして多重人格者になったのか?の下りは、特別な感じではない。
幼児期の親からの虐待が原因。もうそこはベタなのでどうでもいい。
なんたってオチなんだから。(^◇^;)
それでは、
目的のシスレーはと言いますと。警察の検死官役だった。(名前があったかな?忘れてしまったが。)
彼の仕事が後の犯人逮捕というか真実への鍵を握るというかだったので、ちょい役だったけども、重要な役柄だった。
生意気な感じのちょっとちゃらっぽいキャラでなんか好感触だった。
全体的にシリアスだったから、なんか出てくるとホッとなれたしね。
そうそう、
刑事のマチアスを演じたのが、フレディック・ディファンタール。
フランス映画「TAXI」のさえない警察官エミリアンと言えば分かる人が大勢いるのでは?
しかし、雰囲気がまるっきり違っていて、むっちゃ渋い妖艶な感じの人物だったのだ。
なので、わわくわくしながら見入ってしまった。
精神科医の俳優さんも好みのタイプだったから夢中でみたのもあるけれど。
ちなみに、あらすじに書いた「ダイダロス」というは、こういう事らしい。→(ウィキペディアより)
イーカロスってあの「勇気一つを友にして」という歌に出てくるイカロス?(以下参考にしたサイトより)
イカロスは建築と工芸の名人ダイダロスの息子で、クレタ島の王ミノスにある事件について疑われ、父子二人して迷宮ラビリンスに幽閉。
脱出する為に、ダイダロスの発明した膠(にかわ)で固めた大きな鳥の羽を両手に持って飛び立ち・・・。
ということのようです。
歌は今でも、歌えますが、ギリシャ神話だったとは知らなかった。
あ、話がそれてすみません。
Toi et moi 2008年 フランス作品
監督 ジュリー・ロペス=クルヴァル
出演 マリオン・コティヤール ジュリー・ドバルデュー ジョナサン・ザッカイ トメル・シスレー
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
マリアンヌは、今日も恋人で銀行家のファリドの携帯に連絡するも返事が来なかった。
彼女は恋愛小説の作家で、自分や身近な人物をモデルに小説を書いていたのだ。
そのモデルの一人、妹のレナはチェリスト。
同棲中の恋人フランソワがいるが、結婚にはまだ踏み切れない様子。
そんなレナの前に魅惑的な男性バイオリニスト、アルクが現れる。レッスンを理由に急接近するアルクとレナ。
一方、マリアンヌにも新たな恋の予感が。それは、住んでいるアパートの修理をしていたスペイン人のパブロだ。
彼は、そっとマリアンヌの様子を窓越しに伺っていたのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、昨年少しだけ紹介した注目俳優、トメル・シスレーの出演作品を紹介しようと思う。
以前紹介した「ラルゴ・ウィンチ」シリーズ以外は脇役が多かった彼だが、以外と作品選びが面白かったので、紹介する事に。
まあ、
今年はドイツ作品もそうだが、置き去りにされている感じのヨーロッパ作品にも注目しようと思っているので。
初めは戸惑ったこの作品。
途中、漫画チックになるのだ。
あれ?何?と思ったら、それは、主人公が書いている小説の中のお話という演出だったらしい。
まあ、紛らわしい。
だったら、もっと極端な格好するとか小説と中と現実は違って~みたいにしてほしかったなあ。斬新には斬新だったけども。
内容的にはベタなラブコメ。
女性はやっぱ愛するよりも相手から愛される方が幸せかもよ~みたいなことだったらしい。
(ベタと言いながらはっきり解説してない、自分だが)
個人的には、魅惑的なバイオリニストが本当に自分好みで納得だった。(爆)
今の彼より、彼に乗り換えちゃよ~って言いたくなったし。
後にフランス映画「マーガレットと素敵な何か」という作品を見たときに、あ~あのバイオリニスト~と気がついたくらい、好みで印象に残ったのだ。
ジョナサン・ザッカイというベルギーの俳優さん。
そのうち、追いかけるかも?(忘れなかったら)
それでは、目的のシスレーはと言いますと。この主人公が恋人だと思っている銀行家のファリドだった。
登場した時から、なんとなくこやつあやういなあ~と思ったらのタラシ野郎でした。(もっと卑怯でしたけどね)
とにかくモテ男の容姿は納得。
しかし、その髪型は何?
癖毛もいいところ、それってあんま似合わない気がしたのですが・・・。(^◇^;)
まあ、未公開作品だし、彼の初めの頃?の作品なので、こんなもんでしょ~みたいな感じの印象。
ぐずぐず、だらだら感はまあ、許しますかね。( ̄。 ̄;)
Largo Winch Ⅱ (ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀) 2010年 フランス・ベルギー・ドイツ作品
監督 ジェローム・サム
出演 トメル・シスレー シャロン・ストーン ウルリヒ・トゥクール クレーメント・シック ローラン・テルジェク オリヴィエ・バルテレミ ニコラ・ヴォード
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
父親が亡くなる、3年前。
ラルゴは、ビルマの山奥にある村にいた。現地の女性と恋に落ち、このまま結婚を考えていた。だが、ある事から外国人のラルゴはその場を逃げなければならなくなり、彼は仕方なく恋人を置いて去ってしまう。
そして、3年後の現在。
ウィンチ財閥を継いだ彼だったが、財産はすべて慈善事業に投資する事に決め、協力を父親の友人ユングに頼んだ。そんな時、ラルゴに疑りが掛る。3年前に起きた、虐殺事件に関与していたというのだ。さらに、その資金を出したのは彼の父親のネリオだという。
すべてを知っているはずの側近フレディが何者かに殺されてしまった今、彼の無実を証明する人間は現地で助けだしたあの男しかいない。
ラルゴは執事のゴーチェを連れて、現地へ向かうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
2作目も前回同様、面白かった。
いや~素晴しい身体能力だよ、シスレー。(^O^)v
あれ?と思ったのはシャロン・ストーン。
なかなかの役柄でした。脇ちゃ~脇役ですが。
鑑賞後に読んだのだが、「氷の微笑」みたいなシーンがあるそうだ。
そんなのあったっけ?という感想。σ(^◇^;)
まるっきり、女性に興味がないから、気にもしなかったのだった。
(というか、めざとくてスルーしたかな)
なんたって
今回嬉しかったのが、執事ゴーチェ(名前これで合ってると思うが)の活躍!!
前半、ラルゴの相棒は彼だったのだ。
ぶつぶつ言いながら、きちんと捜査するのは素晴しい。
そして、ある人物を追っての珍(?)道中はむっちゃ微笑ましかったのだ。
やっぱ好きだよ、執事さん。
次回も作る予定だったら、また出してお願い~。もち、同じ役者さんでね。
何かにつけて話題になっているあのスカイダイビングのシーン。
メイキングを見る前からあれは絶対実際に飛んでいると思ったら、何百回と飛んで撮影したそうだ。
あ~やっぱり。
だって、実際は飛んでるのではなくあれって落下してるだけだから、あんな長いシーンを1回そこらで撮りきれるもんじゃない。
いや~素晴しい。
ふと、スウェイジ出演の「ハート・ブルー」を思い出したよ。
さっきも言ったが、
そういうアクションシーンをこなしちゃう、シスレーってむっちゃ凄いしかっこいい。
他のアクションシーンもキレがよくって、本当、今後が楽しみ♪
という事で、彼の新作が公開予定になっている。
先月行われたフランス映画祭では先行上映されたとの事。
ハリウッドリメイクも決まっているこの作品。
「スリープレス・ナイト」(原題=Nuit blanche) 9月15日公開 サイト http://sleeplessnight.jp/
フランス映画祭での作品紹介のページ
http://unifrance.jp/festival/2012/films/f09-sleeplessnight.html
予告編
面白そうなアクション作品。
実は、ドイツ映画「愛より強く」や「ソウル・キッチン」に出演していた、ビロル・ユーネルも出演しているという事なので、むっちゃ楽しみなのだ。
でも、アクション意外の彼も見たくなったから、他の作品も見て見よっと。
Largo Winch (ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲) 2008年 フランス・ベルギー作品
監督 ジェローム・サム
出演 トメル・シスレー メラニー・ティエリー クリスティン・スコット・トーマス カレル・ロ-デン スティーヴン・ボォディントン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
2008年、香港、ビクトリア・ハーバー。
船上にいる老人がふと海面近くに降りていく。すると突然、海からダイバーが現れ、彼を海へ引きずり込むのだった。
1981年、ユーゴスラビア。
一人の男性が孤児院を尋ね、赤ん坊達を眺めていた。
2008年、ブラジル。
ドラゴンの刺青を入れてもらっている男。ふと外からの騒ぎ声を聞き、女が男達に襲われているのを目撃する。彫り師に止められながらも彼はその女を助け、一晩を一緒に過ごした。
男が起きた時には女の姿はなく、現地の警察官に囲まれ逮捕されてしまう。
男の名は、ラルゴ。
不正逮捕だとして逃げ出した彼の元に父親の側近フレディが助けに来た。そして、父のネリオ・ウィンチが亡くなった事を知らされ、彼が、巨大なウィンチ財閥の後継者だと告げられるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
いや~久々に個人的なヒット作に巡り会えた!!
アクション大好きな自分には、むっちゃ好みのお話。
ステイサム君の「トランスポーター」依頼の大発見。
いいよ、うん、最高。(^O^)v
ちょっとネタバレだけど、あらすじの解説をさせてもらうと。
最初に出て来た老人が、巨大財閥の社長、ネリオ・ウィンチ。
そして、次の孤児院の赤ん坊がラルゴ。
物語は、複雑な人間関係と欲望。そして、それに絡む複雑な駆け引き。誰が誰の味方で、誰がどんな陰謀を企んでいるのか?はたまた、本当にラルゴは・・・。
気になる方はどうか鑑賞してみてくれ。アクション好きは必見間違いなし。
さて、
主人公、ラルゴ・ウィンチを演じるトメル・シスレーが好みのタイプだった、ich.
夢中で見た事は言う迄もないだろう。σ(^◇^;)
それに、
脇役陣に見知ってる俳優さんがいてそれも嬉しかったのだ。
まずは、財閥の重役アンを演じたクリスティン・スコット・トーマス。
彼女は、同じくフランス映画「ルパン」に出演していた女優さん。
あの時同様、妖艶な感じが今回も際だっていた。
意外な出演にびっくりしたのが、警備員マーカス役のスティーヴン・ボォディントン。
イギリス映画「フェイス」に出演していた俳優さん。
なんか見る度、悪役づいてはいるようだけども。
そうそう、キャラ的に好きだったのは、執事さん。(名前忘れた、ごめん)
あのぶつぶつ言いうのが好きだったなあ。
それではここで、トメル・シスレーの経歴を。
ドイツ生まれで9歳からフランス育ち。
両親はロシア人とイスラエル人。(だと思う)
4カ国語をあやつり、スタンダップコメディが主だった彼。時折聞こえて来る英語がとても綺麗で訛がない感じだなあ~と思ったら、それもそのはず、2003年モントリオールの世界コメディ・コンテストにて英語でしゃべくりまくり、新人賞を獲得した経歴の持ち主だったのだ。(by スクリーン 6月号より)
通りで違和感なく見れた訳だ。
そして、
DVDに収録されていたインタビューだと思うが、主人公と自分の一番の違いは、気品だったそうだ。(普段はもうちょっと人懐っこい人なのかも?)
アクションはすべて自分でこなしているという彼。
断崖絶壁から落ちるシーンもそうだったのかな?
そのシーンを見て、若き頃の真田広之を思い出したのは、多分自分だけだろうけども(爆)。
さて、このままの勢いで次回に行きますよ~(^O^)v
Les aventures extraordinaires d'Adèle Blanc-Sec 2010年 フランス作品
監督 リュック・ベッソン
出演 ルイーズ・ブルゴワン マチュー・アマルソック ジャッキー・ネルセシアン フィリップ・ナオン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1911年。
ピラミッド広場のジャンヌダルク像に小便を掛けていた男が、まばゆい光を見て驚き逃げ出した。
その光の主は、古代エジプト専門の科学者、エスペランデュー教授の部屋から発したものだった。
一方、ジャーナリストのアデルは、エジプトから、一体のミイラを連れ帰った。
そのミイラはラムセス2世に使えていた名医で「復活の秘薬」の手がかりだった。彼女は、「死後に生はあるか?」の筆者エスペランデュー教授に助言を求める為に、家を尋ねる。
だが、博士は、世間を騒がせたという罪で逮捕されてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
本日は、ベッソンが撮った、冒険活劇のご紹介。
元来、冒険活劇が大好きな自分は、むっちゃこの作品も大好きになったのだ。
いや~面白いし、楽しい♪上手いよ、ベッソン(^O^)v
主人公が女性というのが、見る前のネックだったが、なんのなんの、見始めてむっちゃ彼女が好きになってしまったのだ。
美人さんで、かっこいい!!
なんたって、女性特有のネチネチ感がまったくなくって最高に良かったのだ。
さっぱりすっきり、前向きな彼女。
そして、人には言えない必死になる理由。
ちょっと突っ込みたくはなるその理由だったが、彼女がこころ痛めるのも分かる気がした。
そうそう、
会話の中での彼女の突っ込みがはぎれがよくって、いい感じだったのだ。
むっちゃ早口(?)な感じでまくし立てるしゃべり方。
フランス語ってなんとなく呑気なイメージがあって響きが少し好きではなかったが、彼女のしゃべりで少し印象が変わったよ。
物語の第二の主役というべきか、キーパーソンのミイラ。
「ハムナプトラ」のミイラ達は気持ち悪かったのだが、ここに出てくるミイラ達は愛敬があって楽しかった。
特に、アデルが連れ帰ったミイラが。(爆)
だけどあれってどうやって撮影したんだろう?むっちゃ気になってしょうがない。
もう一つ、気になったのが、教授が復活させた、プロテロダクティルスという恐竜。
博物館から盗んでき卵をふ化させたという事だったんだけども。(@_@)
それを手なずけちゃうアデルに一番びっくりしたかな?(爆)
もうちょっと、博物館の男の子(キャラ的に好み)と絡むと思ったら、あっさりの展開でちびっと寂しかったよ。
原作は、フランスのコミックだそうだ。
だったら、また、作ってくれないかな?
これは、シリーズになっても許せる感じだからね。
Angel-A 2005年 フランス作品
監督 リュック・ベッソン
出演 ジャメル・ドゥブーズ リー・ラスムッセン ジルベール・メルキ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
アンドレ、28歳。
借金をしまくって、本日中に全額返金しないと殺されてしまうまでになってしまった。到底1日で返せる額ではない。彼は橋の上に立ちセーヌ河を見下ろしていた。すると、隣の美女が同じように河を見下ろしている。そして、突然、河へと飛び込んでしまった!驚いたアンドレは、慌てて飛び込み彼女を夢中で助け出す。
だが、借金の返済期日が刻一刻と迫って来ている現実に戻された。
仕方なく、もう一度、金を借りた男の所へ期限を延ばしてもらおうと交渉をしに行く事を決める。
何故か助けた彼女も付いて来たが。
彼女の名は、アンジェラ。
彼女は男に会うと、逆に金を奪った。そして、アンドレが酔いつぶれているうちに、多額な金を稼ぎ出した。
一体彼女は何者なのか?
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週はフランス映画を紹介しようと思う。
先月、フランス映画祭が行われたのを記念しての緊急企画。
なんてのは、こじつけ。( ̄。 ̄;)
ベッソンは、ジェットやステイサム君の作品を見るようになって好きになった監督さん。
この作品も全編白黒という異例の作品だったが、いや、まったく色がないことに抵抗なく見れた作品だった。
小柄な男性と長身な女性の組み合わせがなんともいい感じで、好きだったなあ。
アンドレを演じたジャメル・ドゥブーズさんは本職がコメディアンなんだそうだ。
そして、ず~と片手をポケットの中に入れてるのだけども、それは幼い時に事故でなくしてるからという理由が有力のようだ。
そして、
アンジェラを演じるリー・ラスムッセンは、スーパモデルだそうで、なので、あんなにスラーと背が高いのかと納得ものでした。
何せ、互いに言い合うセリフが素敵なのだ。
生きなきゃダメだよというような事を。
そして、互いを思いやってる感じがすっごくよかったのだ。
「あなたの分身が私よ。あなたは、自分にウソをついている。本当の事を言えばいいのに」
自分に向かって正直に生きなさいと言われてようで、マジで感動してしまったのだ。
すっごく好きな恋愛物語だったんだけど、1つだけ気になる事が。
この映画のだいぶ後に(この映画を鑑賞したのは数年前になるので)クエイド出演の「レギオン」で同じ姿を見たのだが、体形との比率からすると、背にあるアレはあんな大きさでなければならんのだろうなあ、と思ってしまったのだ。まあ、そうじゃなくっちゃ移動が無理ってのも分かるが、デカすぎな感じに思えるのは自分だけだったかもね。
恋愛ものも上手なベッソン。
監督業を数年前から止めるかも?って聞いていたんだけども、何本撮ったら終わりにするだったか忘れてしまったのだ。
そろそろその数字のはずなんだけど、それは噂だけだったかな?
L'arnacoeur 2010年 フランス・モナコ作品
監督 パスカル・ジョメイユ
主演 ヴァネッサ・パラディ ロマン・デュリス アンドリュー・リンカーン ジュリー・フェリエ フランソワ・ダミアン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
モロッコで、一組のカップルが砂漠行きのバスに乗り遅れた。彼氏は、宿泊先のホテルで待っているといいその場を去った。彼女は、現地の案内人から青年医師の車に乗せてもらったらどうかと提案されその車に乗り込んだ。
砂漠から戻ってきた彼女は、彼氏に別れを告げた。
今回も見事にカップルを別れさせ報酬をもらったアレックス。
そう、青年医師事、アレックスは、プロの別かれさせ屋なのだ。実姉メラニーと彼女の夫マイクと3人で、ありとあらゆるカップルを(ターゲットは女性のみだが)別かれさせてきた彼に、難しい仕事が舞い込む。
汚い金も扱う実業家ヴァン・デル・ベックの疎遠の娘ジュリエットの結婚を断念させろというものだった。それも、式が行われるモロッコ滞在中の10日間で。
借金取りに追われていたアレックスは、早速仕事に取りかかる。
彼女の父親からの依頼だと嘘をつきボディーガードとして、ジュリエットの護衛についた彼。
だが彼女はそれを素直に受け入れようとせず・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今年の初めにこの映画に気がついて、
フランス映画祭でいいから上映してくれないか~なんて言っていたら、上映してくれて、見事に一般公開になった。(^O^)v
いや~嬉しかったなあ。嬉しすぎて、都会まで見に行って来たぞ。
(そんな様子は、こちらから)
歴代の恋愛映画のツボを上手くいかしているみたいで、見ていて楽しくなってしまったのだ。
彼女の趣味をリサーチして、自分も好きなんだ~と好感を持たせたり、同じような思い出があるみたいに同情させたり、部屋の空調を壊して、無理矢理部屋に連れ込んでみたり。はたまた、強盗から救ってやったりと、もう、あの手この手で面白かったのだ。
なんたって、アレックスの泣き落としが最高!!
これで落とせない女はいないぞみたいに。(爆)
それでは、
別れさせ屋アレックスを演じたデュリス君はといいますと。
昔のあの嫌らしい色気がなくなって、大人の格好いい色気に変わっていてすこぶる嬉しかったのだ。
きゃ~大人の落ち着きが漂ってる~。(o^^o)
自分自身とのギャップに戸惑いながらも、仕事だからと割り切る感じが、むっちゃ大人の男だったのだ。
いいぞ、あの感じ大好きだ。
なんて思いながらもガキっぽい面も忘れてはいないのが可愛い。
だって、あの泣き落としのシーンなんか最高だもの。(爆)
そして、なんたって、待ちに待った、あのシーンの再現!!
そう、スウェイジの映画「ダーティ・ダンシング」のダンスシーン。
その前からDVDを見て練習したり、二人で好きだからと鑑賞したりと、何度となく画面に映し出され(だが、スウェイジの声は何故かフランス語に吹き替えられてた)ファンとしては、嬉しくって涙ウルウルものだったのだ。
う~スウェイジにこの映画を見せたかったよ~なんて。
黒シャツに黒ズボン姿で踊るデュリス君は、まじで惚れ直したぜ。
彼は「PARIS(パリ)」という作品でダンサーの役をし、「真夜中のピアニスト」でピアニスト役を演じたのでダンスもピアノも板についていたのだと思うのだ。
そんな彼の歴史も感じさせてくれる、この作品は本当に素晴しいと感激してしまったぞ。
ジュリエット役のヴァネッサ・パラディは、すまんが脇に置いといて、実姉ちゃんが上手くて好きだったぜ。
あ~また見たい。
個人的には、今年の最高傑作かも。
お近くの人は是非鑑賞してみてくれ!
Laissez-passer 2002年 フランス映画
監督 ベルトラン・ダヴェルニエ
出演 ジャック・ガンブラン ドウニ・ポダリデス マリー・デグランジェ クリスチャン・ベルケル
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
1942年3月3日、パリ。
作家のジャンは、人気女優のスザンヌとの密会を楽しんでいた。
そこへ、大きな空爆の音が鳴り始める。
炎の中を必死に病院へ来たヴェーヴェルは、妻と共に自分の赤ちゃんや他の赤ちゃんを爆撃から守るのだった。彼は、ドイツ軍に占領されたパリで、映画の助監督をしながら、レジスタンス活動をしている一人だった。
ある日。ドイツ資本の映画会社「コンティナンタル」で仕事をしないかと誘われ、困惑しながらも仕事を引きうける。
一方、作家のジャンは、やんわりとドイツ制作の脚本を断りながら、女の所を転々としていた。
そんな中、ヴェーヴェルと一緒に働いていた妻の弟がレジスタンス活動を知られ逮捕されてしまうのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
映画紹介の表紙から、自転車か車のレースの話かと思いきや、え?戦争ものなの?とびっくりした、ich。
でも、制限がある中での映画制作みたいな事が見れて嬉しかった。
助監督のヴェーヴェルは、後に監督作品を発表。
彼の証言からこの映画が作られたそうだ。
さて、
だいぶ遅れてしまったが、今週はドイツ人俳優、クリスチャン・ベルケルの出演映画を紹介していこうと思う。
彼のイメージは、個人的には軍服。
いろんな役をしているのだけども、どうもこのイメージが強い。
そして、この映画もそうだった。
ベルケルさんは、ドイツ軍人で「コンティナンタル」の責任者グレフェンだった。
そして、
フランス語をしゃべっていた。(フランス制作だからだけども)
いや~、上手!!
相変わらず、抜け目のない頭の切れる軍人さんを演じていたぜ。
また、イメージが固まってしまったが。σ(^◇^;)
少しネタバレになってしまうが、
この助監督さん、元自転車選手とはいえ、自転車で何時間も何百㎞も走るのだ。
凄い根性というか、まあ、そうしないと検問とかに引っかかってしまうからなんだけど。
とにかく、
1つのセリフが素晴しく、むっちゃ映画好きには感動しまくったのだった。
「映画は夢だ!夢に境界はない!」
その通り(^O^)v
Le Petit Poucet 2001年 フランス映画
監督 オリヴィエ・ウーゴン
主演 ニルス・ウーゴン ロマーヌ・ボーランジェ サミー・ナセリ カトリーヌ・ドヌーヴ ロマン・デュリス
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
5人兄弟の末っ子プセ(親指っ子)。父親に叱られた彼は、罰として森の中へ薪を取りに行きかされる。そこでローズという一人の少女に出会い、別れ際に天使の羽のネックレスを貰うのだった。
ある日。鉄脚の騎士がプセの家に現れ、食量をすべて奪っていった。噂に聞いていた戦争がもうそこまで来ていたのだ。プセの両親は5人もの子供を養えないと森へ子供達を捨てに行く。どうにか、プセの機転で1度は戻って来れたが、2度目は無理だった。迷った子供達は人食いオニが住むという家にたどりついてしまう。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
全編暗~い画面の子供向けファンタジー。
これが本当に子供向け?と信じられないくらい内容もダークなのだ。日本の昔話ってなんとなくもうちょっと明るかった気がするんだけど・・・。( ̄。 ̄;)
内容的には何となく「青い鳥」に似ているような気がした。
あれは魔女だったけど、こちらはオニになっただけという感じかな?
細やかな内容はまるっきり違っているが。
何せ前半の両親のわがままにどうもイラついた、ich。
子供を養えなかったら、作らなきゃいいじゃん!と思ったのだ。
捨てられてしまう子供達がかわしそうだよと、大人の身勝手さに腹がたってしょうがなかったのだ。
これで、ラストがハッピーエンドじゃなかったら、金返せ状態だったかも?(爆)
それでは、
目的のロマン君はと言いますと。ラストのラストに登場する、女王様のお城にいる兵士だった。
プセを女王様のいる部屋へ連れて行くという重要と言えば重要な役割。
しかし、本当にそれだけで、なんで、わざわざロマン君がこんなちょい役引きうけたんだろう?というくらいの出演だったのだ。
まだ新人さんだったからかな?
女王様の役は、カトリーヌ・ドヌーヴ。
完璧にぴったりな役柄だった。女王って貫禄が・・・。(^◇^;)
そして、敵対する鉄脚の騎士がフランス映画「タクシー」でお馴染みのサミー・ナセリだった。
何となく悪役っぽい雰囲気が彼にあったので、すっごく納得な感じではあった。
やっぱりねえ~って具合に。
題名になっている真紅の魔法靴は、あらすじに書いた人食いオニが履いていたもの。
奪った時にどうするんだ?と思ったら、そこはそれファンタジーなので、うま~くいっておりました。(半分強引でもあるが)
それにしても、この子供向けは怖すぎる。
内容はどうしようもないかもしれないが、演出上もうちょっと明るい感じに作って欲しかった。
幼い子供に見せたら、何となく夜中にうなされそうな気がするよ。(――;)
Les poupées russes (スパニッシュ・アパートメント2) 2005年 フランス・イギリス映画
監督 セドリック・クラピッシュ
主演 ロマン・デュリス オドレイ・トトゥ セシル・ドウ・フランス ケリー・ライリー バーナビー・メッチェラート
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
30歳になったグザヴィエ。列車から流れる景色をみながら。1年前を振り返っていた。
5年前のあの共同生活から卒業した彼は、ゴーストライターとして生計を立てていた。本当は作家になりたいが、現実はそう上手くいかない。
ある日、テレビドラマの脚本を書くことになり早速仕上げるも、何故か共同制作に変更になり、イギリスにいる作家とこれまた共同作業となった。ふと、グザヴィエはイギリスにいる現在有名作家になったウェンディと書くことを承諾させた。フランスでの仕事もまだ抱えていた彼は、フランス、イギリスを行き来する。
そんな中、ウェンディの弟がロシア人と結婚する事に。結婚式にあのメンバーが集まり・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週は、秋に映画「ハートブレイカー」の公開が決まった、ロマン・デュリスの出演作品を紹介しようと思う。
これは言わずと知れた「スパニッシュ・アパートメント」の続編。
久々に見て思い出したが、相変わらず内容にイライラしっぱなしだった。(爆)
それでは、目的のロマン君はと言いますと。もち30歳になったグザヴィエ。
あの時よりも若干大人にはなった様子だったが、いつもながら気が多い男だった。( ̄。 ̄;)
そっちも、あっちも、いい感じってこれこれ、困ったお人だぞ。
でも今回は許せる感じだった。(前回はイライラしっぱなしだったからね)
そして、困ったのはもう一つ。
なんで、裸で街を走るかな?
いつもながら意味分からんし、目線に困る。(^◇^;)
彼ほど毎回全裸になってくれる俳優さんもいない。
ちょい役以外は、だいたいが脱ぐからね。
新作もそんなシーンありそうだなあ。
前回イライラした弟君は、そのままイライラさせてもらった。
ロシア人とねえ。はいはい、って感じ。
なんたって、可愛らしかったのが、レズのイザベル。
必死に女の子を装ってがんばったんじゃないかな?
ラストは、ちょっと一安心した。
やっとこれで、グザヴィエも落ち着くだろうてなあって感じで。
ロマン君の定番の役柄がこんな感じだったけど、最近は違ったように思える。
これで、
最後だったかも知れないね。(あくまでも憶測です)
Splice 2008年 カナダ・フランス映画
監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演 エイドリアン・ブロディ サラ・ポーリー デルフィーヌ・シャネアック
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ニューステッド製薬のバックアップの元、新薬を開発するという名目で、遺伝子の掛け合いを実験していた、科学者のクライブと妻エルサ。本日も新しい生命を取り出す事が出来た。
次の段階、新薬の開発を急ぐようにと指示された二人だったが、また新たな生命を作り出す事に熱中してしまう。今度は、人間の卵子と結合させた。見事に成功し、可愛らしい生物が誕生する。急激に成長するその生物はだんだんと人間の女の子らしくなっていく。
二人は同僚でクライブの弟にも内緒でその生物H-50をドレンと名付け場所を移し観察を続けた。だが、急激に成長するドレンに異変が起こり始める。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
どんな遺伝子を組み込んで卵子を受精させたんだろう?と映画が終わるまでず~と考えていた、ich。
その事が分かっているならば、今後の展開も分かっていたんじゃないのか?と少し怒りを覚えたからだ。
神の領域に踏み込んでみたい気持ちは分かる。
だが、普通に人間同士でも遺伝子の突然変異が起こるのに、いろんな遺伝子を組み込んだら突然変異が起こる確率の方が高いんじゃないのか?と率直に思えるのだが。科学者はそう思えなかったのかな?
いきなり産まれてきた、奇妙な生物。
足は鶏の足っぽいので分かるが、他はなんの遺伝子だ?
卵子という段階で、誰のかは分かったのだけどね。
そうでなければとっくに、実験を止めていただろうエルサ。
まるわかり過ぎるぜ。(^O^)v
それにしても、
熱を出すと本当にアメリカというかの人達は水風呂にいれるんだね。
日本人にしてみるとすっごく過激でびっくりするんだけど。
それって医学的にいいのかな?(科学者がやってたから根拠はあるのか?)
それでは、
目的のブロディはといいますと。主人公夫婦の夫クライブだった。
一風変わった感じの科学者を好演していた、彼。
ロックテイストっぽい服装も似合ってたもんねえ。
実験の生物にそんなに心を許してしまって大丈夫なのか?と思っていた矢先。
『こら~!(-_-)』とあのシーンを先読み出来たichだったけど、避けても欲しかったりした。
どういう気分でなんだろうかねえ。
タダ単に男性に宿る子孫を残すための行為だったんか?
でもねえ・・・。(--;)
知的で格好良く、戸惑いながらも続けていく感じは、好感が持てて、分かる気がしたんだけどさ。
それにしても、あのドレンの撮影。
大変だったのでは?と思ったのだった。
途中からCGではなく特殊メイクになってたからだ。
演じた女優さんはすっごく演技力が必要だったんじゃないかな?
しかし、凄いよね、ドレン。
陸海空を制覇してしまうんだもの。
そんな人間が出来たら、まじでそら恐ろしいわさ。
実験発表の段階で失敗に終わるのがあるのだが、その話を聞いて「ジュラシック・パーク」かよ~と思ったのは自分だけ?
(そういえば、あれも遺伝子関係だったなあ~)
個人的にはエイリアンとか地球外生物は許せるのだが、自分達で作り出した生物とかは、どうも許せないのだ。
受け入れにくいというか、許しがたいというか。
人間のエゴぽくって嫌いなのだ。
だから、神の領域に入るっていうのはどうかと思う。
そして、最近では、長生きが本当にいいことなのか?とも疑問を抱き始めてしまった。
そう思うのは、自分だけかな?
もしかして、神経病んでる?(爆)
D'Artagnan et les trois mousquetaires 2005年 フランス映画
監督 ピエール・アクニネ
出演 エマニュエル・ベアール ヴェンサン・エルバズ ハイノ・フェルヒ チャッキー・カリョ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
森で女性を首つりにする場面に出くわした、少年ダルタニアン。死ぬ前にその女性は雷に打たれ姿を消してしまうのだった。
それから、10年後。
父の元にラフェーレ伯爵より手紙が届けられる。息子ダルタニアンを、是非、銃士の一員にとの誘いの内容だったのだ。さっそく、ダルタニアンは、銃士になるべく都へむかった。そして、三銃士のアトス、アラミス、ポルトスと出会い友情を深めていくのだった。そんなある日。密会の後で謎の女性に襲われた王妃を助けたダルタニアン。後にその謎の女性は魔女のミレディとわかり、さらに彼女は10年前ダルタニアンが目撃したあの女性だと判明するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週はドイツ人俳優ハイノ・フェルヒの出演作品を紹介。
ドイツ作品だと2週間の掲載になってしまうので、
今週は、ドイツ以外(共同制作)といこうにしようと思うのだ。
ドイツ語以外をしゃべるハイノさんもなかなかいい感じだったからさ。
まずは、この作品。
ドイツ語以外と言ってもこちらは、ハイノさんの声じゃなく吹き替えられての声のようだった。
口はドイツ語を話しているようなのだが、聞こえてくるのは、フランス語。
どうも別人に声を吹き替えられていた感じだった。
それにしても、何故に彼だけドイツ人だったんだろう?
そっちの方が気になるichだが。(爆)
三銃士好きの、友人の解説によると、三銃士だけども、三銃士じゃないとの事。
エピソードも、ぎゅ~と凝縮されているのだとか。
だから、ちょっと自分には理解出来ないのかと妙なところに納得したichだった。σ(^◇^;)
だって~ミレディは「悪女」だけど、「魔女」ではないんだってよ~。( ̄。 ̄;)
それでは、ハイノさんはと言いますと。ミレディの元夫、そして、三銃士の一人アトスだった。
アメリカ作品映画「三銃士」の中で、キーファーが演じていたあのちょっと落ち着いた雰囲気のある役柄だったのだ。
剣さばきも馬乗りもむっちゃ様になっていて、むっちゃかっこよかったハイノさん。
妻が~という回想シーンとか、魔女になってしまった彼女への切ない思いとかなんかすっごく好きな感じだったのだ。時代衣裳も似合っていたしね。
「一人はみんなのために。みんなは一人のために」
という誓いの言葉は素敵だったなあ。
そうそう、この言葉ですが。
昔ラクビー部の男子から聞かされたので、てっきりラクビーから来た言葉だとこれを見るまで、思い込んでいたのだ。
ちょっと驚いたのはいうまでもないが。
ところで。
ヨーロッパ方面の制作作品だと、外国人俳優は、国の言葉を俳優に練習させてしゃべらせるのではなく、その俳優のシーンだけ吹き替え(別人の声)という事にしてしまっているらしい。
なので、出来上がった作品はともかく、撮影の時は、自分の母国語(この場合はドイツ語)なわけで、言葉が分からないとどう間をとっていいか相手も難しいのでは?と思ったのだが。そう考えるのは自分だけかな?(爆)