マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「プセの冒険 真紅の魔法靴」

2011-07-13 09:51:45 | フランス映画&ドラマ

Le Petit Poucet  2001年 フランス映画 

監督 オリヴィエ・ウーゴン
主演 ニルス・ウーゴン ロマーヌ・ボーランジェ サミー・ナセリ カトリーヌ・ドヌーヴ ロマン・デュリス 

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
5人兄弟の末っ子プセ(親指っ子)。父親に叱られた彼は、罰として森の中へ薪を取りに行きかされる。そこでローズという一人の少女に出会い、別れ際に天使の羽のネックレスを貰うのだった。

ある日。鉄脚の騎士がプセの家に現れ、食量をすべて奪っていった。噂に聞いていた戦争がもうそこまで来ていたのだ。プセの両親は5人もの子供を養えないと森へ子供達を捨てに行く。どうにか、プセの機転で1度は戻って来れたが、2度目は無理だった。迷った子供達は人食いオニが住むという家にたどりついてしまう。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
全編暗~い画面の子供向けファンタジー。
これが本当に子供向け?と信じられないくらい内容もダークなのだ。日本の昔話ってなんとなくもうちょっと明るかった気がするんだけど・・・。( ̄。 ̄;)


内容的には何となく「青い鳥」に似ているような気がした。
あれは魔女だったけど、こちらはオニになっただけという感じかな?
細やかな内容はまるっきり違っているが。


何せ前半の両親のわがままにどうもイラついた、ich。
子供を養えなかったら、作らなきゃいいじゃん!と思ったのだ。
捨てられてしまう子供達がかわしそうだよと、大人の身勝手さに腹がたってしょうがなかったのだ。
これで、ラストがハッピーエンドじゃなかったら、金返せ状態だったかも?(爆)


それでは、
目的のロマン君はと言いますと。ラストのラストに登場する、女王様のお城にいる兵士だった。
プセを女王様のいる部屋へ連れて行くという重要と言えば重要な役割。
しかし、本当にそれだけで、なんで、わざわざロマン君がこんなちょい役引きうけたんだろう?というくらいの出演だったのだ。
まだ新人さんだったからかな?


女王様の役は、カトリーヌ・ドヌーヴ。
完璧にぴったりな役柄だった。女王って貫禄が・・・。(^◇^;)


そして、敵対する鉄脚の騎士がフランス映画「タクシー」でお馴染みのサミー・ナセリだった。
何となく悪役っぽい雰囲気が彼にあったので、すっごく納得な感じではあった。
やっぱりねえ~って具合に。


題名になっている真紅の魔法靴は、あらすじに書いた人食いオニが履いていたもの。
奪った時にどうするんだ?と思ったら、そこはそれファンタジーなので、うま~くいっておりました。(半分強引でもあるが)

それにしても、この子供向けは怖すぎる。
内容はどうしようもないかもしれないが、演出上もうちょっと明るい感じに作って欲しかった。


幼い子供に見せたら、何となく夜中にうなされそうな気がするよ。(――;) 


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