Soul Kitchen 2009年 ドイツ作品
*ドイツ映画祭2009の時の感想日記
監督 ファティ・アキン
出演 アダム・ボウスドウコス モーリッツ・ブレイブトロイ ビロル・ユーネル アンナ・ベデルケ ドルカ・グリルシュ
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ハンブルグで「Soul Kitchen」という名のレストランを一人で切り盛りしているジノス。
彼の恋人ナディーンが仕事で上海へ出張してしまうことに心を痛めていた。どうにか自分も一緒に行きたいが、レストランが心配。そんな中、刑務所に入っていた弟イリアスが仮出所で来て、かたちばかりの雇い主になってくれと頼まれる。さらに、古い食器洗い器を動かそうとしてぎっくり腰になってしまった。歩くのもやっとのジノス。
仕方なく、代わりのシェフを捜すのだが・・・。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
本国ドイツでは12月公開のこの映画。
ドイツ人よりも早く見れるなんて行かなきゃ損だ~
という事で、都会まで見に行ってきた、ich。
偶然にも
昨年同様ゲストも来てくれて、鑑賞後、性懲りもなくサインをもらって来たのだった。
久々に楽しい映画だった。
この監督さんの「太陽に恋して」がすっごく好きなので、また、こんな雰囲気の作品を作ってくれたんだと嬉しく思ったのだ。
実は「愛より強く」がすっごく重い映画だったので、
楽しい作品だと聞いてはいたのだが、ちょっと心配だったのだ。
主人公のジノスを演じたアダム・ボウスドウコスは、
魅力的な俳優さんだった。(声が気に入った!)
ゲストが彼だったのだが、知らなかったので、サインはどうしようかと迷っていたのだが、上記の印象だったので、ミーハー心でもらって来てしまった。
役柄よろしくやさしい雰囲気の方だった。気さくなよい人物だったぞ。
さて、本来の目的のモーリッツ君。弟のイリアスだった。
いや~チンピラ君が似合うのなんのって!!
どう見ても弟には思えんかったが、そのオツムが大丈夫か?加減が最高だったのだ。(爆)
バイトのルチアに恋しちゃうし、彼女が好きだからって、店から器材を盗み出させちゃうし・・・。
困った弟なのだが、無償に愛敬があって素敵だったのだ。
音楽にノリノリも良かったなあ。ふと「CLUBファンダンゴ」の時のDJ役を思い出したぞ!
スパイス的に最上級だったのが、シェフ、シェインを演じた、ビロル・ユーネル。
久しぶりの彼に、ちょっと年取った感じがあったが、前にも増して魅力的な感じの男優になっていたのだ。
今回もある意味情熱的な役柄。失業中にサーカスのナイフ投げって想像しただけで、楽しかったぜ。
それにしても、手つきがすっごく良かったのだが、彼自身出来る人なのかな?
ジノスも器用にナイフを扱っていたので、出来る人なのかもしれないなあ。
イリアスが恋する、ルチアもかっこいい女優さんで好きだったなあ。
恋人のナディーンはちょっとね。(^◇^;)
最後の最後までどうなるかドキドキしたけど、いや~良かったなあ。
ほっこりした気分になったぞ。
そうだ、忘れそうだった。
恋人ナディーンの祖母役でモーリッツ君のママ、モニカ・ブレイブトロイさんが出演しているのだが、この作品が遺作となったのだそうだ。
ガンで5月に亡くなっていた彼女。
絡みはないけど、親子共演も最後だったそうだ。
鑑賞後に知ったのでもう一度じっくり見たいなあ。
という事で、
この映画を全国ロードショーしなかったらどれをするんだ~ってくらい絶対みんなに見て欲しい作品。
そこら辺の関係者様、お願いしまっせ。