goo blog サービス終了のお知らせ 

麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

うすだいだい

2024年08月13日 | 身辺雑記

もともと時代と同じ速度では

歩いていない上に

色鉛筆に長らく触れていなかった。

 

 

そんな私は今日、初めて

「うすだいだい」を手にした。

あか/レッド、白/ホワイトと

鉛筆には並記されているが、

その色にはライトオレンジと。

 

どちらも覚えのない名詞である。

私同様、時代に乗り遅れている方に

説明すれば、昔の「はだいろ」のこと。

 

はだいろを肌の色とするのは、

宜しくないと言われていたことは

私でも知っていた。

それに対して異議はない。が一方で、

その色が何と言い換えられたかを

知らずに2024年を迎えていたのだ。

2000年に色鉛筆、クレヨンと絵の具は

2007年に「はだいろ」をやめ、

新しく「うすだいだい」を使用。

……嗚呼、四半世紀が経とうとしている。

恥ずかしや。

 

「はだいろ」は実際の肌の云々ではなく、

日本固有の慣用色という意見なども出、

時間を費やし議論された結果、

最終的にメーカー判断により変更。

「ペールオレンジ」というメーカーも。

 

遡れば。

宍色(ししいろ)や肉色(にくいろ)と

呼ばれていた色が、仏教の広まりにより

禁肉食の世相となり肌色になったとも。

……つまりは、そういう話である。

 

 

時代の流れとともに変わるのは、

色だけではないだろう。

 

ちょっと俯瞰してしまったな

まずは、自身がしっかりせねば。

せめて周回遅れにならぬように…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きしけどま

2024年08月11日 | 身辺雑記

義母の墓参に静岡県磐田市へ。

……こまかい話になるが、

2005年の合併で「福田町」から

磐田市になったまちである。

そして、普通ゼッタイ読めないが

福田を「ふくで」と読む。

 

 

モータープールは大阪特有とよく耳にするが、

現在は静岡県ながら、静岡市など駿河国に対し

西にある遠江国(とおとうみ)には少なくとも

モータープールがあった。

義母の檀那寺の近くに……。

 

最初、深く考えず「義母の菩提寺」と記した。

念の為確認したら、菩提寺とは

先祖代々の墓がある寺とあり、改めた。

今や菩提寺と檀那寺の境はないとも言うが。

 

境でいうと。

買い物に寄ったマックスバリュに

「帰省の土産」として、遠州の定番

「うなぎパイ」や「こっこ」とともに

長崎カステラ、きびだんご(岡山)、

羽二重餅(福井)、かもめの玉子(岩手)

もラインナップされていた。

みやげものに境なし?!

 

 

全国展開しているからお店的に

・・・おっと、思い込みは宜しくない。

確認カクニン。

マックスバリュはほぼ全国制覇に近い、

が、出店していない県もあった

いずれにしろ・・・品揃えは楽勝だ。

 

調べて「へぇ~」となったのは、

この巨大チェーンにおいては

私の出身地・神奈川は二分されていて、

愛する故郷川﨑は

「マックスバリュ関東」に属し、

津田山と木月住吉の2店舗。

他の横浜、厚木、小田原などは

「マックスバリュ東海」のエリアと知る。

 

 

ジュビロ磐田のマスコットといえば

ジュビロくんが有名だけれど、

2003年3月21日生まれのジュビィちゃん

もお忘れなく

ちなみに、ジュビロくんの誕生日は

1993年11月16日。

 

最後にタイトルは・・・

昨日のblogの題名「窓景色」の逆さ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まどげしき

2024年08月10日 | 身辺雑記

高層億ションに住まわっていない。

だから眼下に見下ろす風景とは無縁。

けれど、たまに旅をして、

車窓の風景にひたることはある。

新幹線からの富士山を楽しみに

窓側に座る人が多いとも聞くが、

私は余り惹かれない。かわりに

山あいに突然現れる寺院の

荘厳な瓦屋根、あるいは

工場の錆びたトタンの三角屋根と

奥に覗く煙突から昇る排煙の

白いたなびきとのコントラストが

何故かその旅程全体への期待になる。

 

何の変哲もなく並ぶ住宅群の

庭のひとつで、麦藁をかぶり

手拭いを首にランニング姿の男が

烟草片手に空を仰ぐ一瞬だったり、

まるで新幹線と競争するように

白ヘルに制服の中学生が

自転車で並走する数秒もまた

見知らぬ地での不安を和らげる。

 

好きな女の子への告白権を

勝手に争っている二人だが、

憧れの当人は塾の先輩と既に良い仲。

 

自分は20年も昔にやめたけれど

去年逝った妻は最期までのんでいた。

彼女の月命日に偲んだ一服なのか、

初めて孫娘が一人で遊びに来るから

庭野菜を採ったあとの一息か。

 

すべて夢想だけれど、窓景色に

それらは目まぐるしくスライドする。

週末、義母の墓参りの鉄路。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鴉よ、おれたちは弾丸をこめる

2024年08月09日 | 鑑賞・まなび

劇団うつり座第二回公演

『鴉よ、おれたちは弾丸をこめる』

絶賛公演中。

 

 

格段かかわってはいないのたが、

演出以下スタッフは多くが旧知で、

出演者も知った役者ばかりだ。

チケットは、ほぼ完売らしく

金曜と土曜の夜のみ何とか……

というのも、2日前の情報

興味のある方は是非最新情報を

確かめてください。

 

チラシの通り、本は清水邦夫で

演出は劇団代表でもある篠本賢一。

うつり座のコンセプトが

〈あの昭和の時代の如く人々が

上を向いて元気に生きていた時代の

息吹を、昭和を知るオトナ世代が、

演劇活動を通じて皆様に届けていこう〉

というもので、まさに昭和の、

なかでも「熱かった季節」のモノガタリ。

それをシニア世代が熱演

 

初演は1971年。演出が蜷川幸雄、

青年Aに蟹江敬三、鴉婆に緑魔子、

弁護士に湯浅実、ほか石橋蓮司、鶴田忍、

山谷初男、阿藤海といった癖の強い役者が

紡いだ裁判所を舞台としたアングラ芝居。

 

爆弾を投じた青年二人を救おうと

鴉婆、虎婆はじめ婆の一群が侵入して……。

 

 

新宿アートシアターでの初演に劣らぬ

(と決まり文句の修飾はするけれど

わたしはそれを観てはいない

うつり座のメンバーを主軸に、

多彩な客演を交えたアンサンブル。

私の観た回は、天も味方にして

轟く雷鳴が、激しいモノガタリの

前奏として上野ストアハウスを覆った。

 

そして・・・と、うつり座版の

オリジナルの魅力を語りたいが

まだ公演中ゆえ我慢する。

11日まで。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄金少年

2024年08月08日 | 鑑賞・まなび

 

『ゴールド・ボーイ』は今春公開の映画。

その公式サイトでは・・・

《原作は、 中国のベストセラー作家

紫金陳(ズー・ジンチェン)の

「坏小孩」 (和訳=悪童たち)。

殺人犯と少年たちの頭脳戦を描いた本作は

動画サイト「iQIYI(アイチーイー)」で

総再生回数20億回を突破する

大ヒットを記録。(後略)》

・・・と書かれていて、

ある映画サイトには・・・

《平成「ガメラ」3部作の金子修介監督が

岡田将生を主演に迎え、(中略)

岡田ふんする殺人犯と対峙する少年少女を

「リボルバー・リリー」の羽村仁成、

「王様戦隊キングオージャー」の星乃あんな、

「ラーゲリより愛を込めて」の前出燿志が演じ、

黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介らが

脇を固める。

・・・と紹介されている。

 

確かに多くが観たのは『ガメラ』だろう。

けれどもやはり金子修介といえば、

『1999年の夏休み』だ

 

萩尾望都の代表作のひとつ『トーマの心臓』

をもとに、全寮制の学校に通う4人の少年

〜宮島依里、寶智子、中野みゆき、水原里絵

〜たちのファンタジー。

 

中野は、日本バレーボール協会会長

川合俊一の、今は妻であり、

水原は改名して深津絵里になった。

もう26年前のメガホンだがしかし

早稲田松竹のレイトショーには

たくさんの観客が駆けつけていた。

 

 

話の順番を間違えたが

『ゴールド・ボーイ』は、

韓国のアクション・ノアールで

キム・ソンホ主演『貴公子』との

二本立て興行。

その後のレイトに『1999〜』。

 

私は『貴公子』は鑑賞済みゆえ

『ゴールド〜』のみを観たのだが、

終映後のロビーには、

その3倍くらいが待っていた。

 

 

名画座はどんどん姿を消している。

廉価でフィルムが愉しめる「至極の場」は

また、高田馬場の某予備校に通った私が

大変お世話になった「教室」でもある。

 

話をようやく『ゴールド〜』に戻す。

3人の中学生が、三者三様じつに良い。

特に星乃のヒロインっぷりは、

前述『〜夏休み』の〈少年たち〉の

透明感と、良い意味でのネガティブに

通じる魅力に溢れていた。

 

そして。本作も主な時間軸は

夏休みなのだった。

 

・・・思えば。

早稲田松竹や、今はないがパール座

(やはり高田馬場の、山手線線路の

反対側のスーパーの地下にあった)で

過ごした一年は、ワタシの人生の

夏休みだったような気がする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やすみ、昼呑、でどぼーる。

2024年08月06日 | スポーツ

「あ〜っ、打球強烈もサード正面だ〜!」

土曜の昼下がり、居酒屋のテレビから

実況アナウンサーの声。

 

「クァ〜ッ! 惜っしい」

「俺の5回裏のミサイルライナーも

 1ミリずれてりゃ甲子園だったな〜」

「蝿止まりそうな小フライな。

 ありゃうちの大助でも取れる」

「そもそも県予選3回戦な」

「いや、あすこ勝って波に乗れば、

 って話よ。てか外野控えに蝿とか

 言われる筋合いはない」

「その〝ベンチ〟は最終回に

 見事に出塁しました」

「足元に来るカーブよけれなくて

 爪先に当たるデッドボールな」

 

7月、県大会決勝の中継を見ながら

今年も元球児三人がはしゃいでいる。

 

実家の梨農園を継いだ当時の主将

その頃の彼女でバスケ部副将と結婚し

(彼女は東京の短大に進み

一度別れたがUターンを機に元サヤ)、

農協の脇に去年開いたカフェでは

梨を中心に、仲間の果物・野菜の

地産地消で成功。

法人化して彼女が社長、本人は専務。

悩みは、子どもたちが野球とバスケに

まるで興味がないことだ。

 

自身はレギュラーでなかったが、

長男大助は部活どころか県選抜で

セカンドを守り3番を打つ中二。

 

「ここで走ってきた〜!

 さぁ反撃の狼煙、無死二塁で

 打席には今日2安打の5番石川」

 

「やっぱ盗塁はこうあるべきよ」

「ごめんなさい、2回とも失敗で」

「足もつれてたもんな」

「回転が速すぎた残像、残像」

 

毎夏、似た話が繰り返される。

唯一地元にいないが帰郷しての

年一のお楽しみだ。

 

甲子園への道は遠いが、

目指した球児たちそれぞれの

〈甲子園〉はあちこちにあり、

硬球に触れたことすらない人々にも

また熱い〈甲子園〉がある。

 

甲子園100年。

いよいよ明日「夏」が開幕

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雷おやじと避雷針

2024年08月04日 | 身辺雑記

新札発行から一ヶ月になる。

コンビニの釣札で「津田梅子」に

お会いできたのは先月下旬だ。

昨日スーパーの無人レジから

五人の夏目漱石に混じって、

「北里柴三郎」が一人。

けれどまだ「渋沢栄一」には未遇。

 

 

昨日手にした微生物学者は

「ドンネル先生」と呼ばれていた。

雷おやじの意味なのだが、

かたや日本資本主義の父こと

渋沢は「避雷針」と。

これはたまたまかしら。

 

残念ながら、女子高等教育の母の

渾名は調べきれなかったが、

彼女が留学した国と、なでしこが

パリオリンピック女子サッカー

決勝トーナメントで激突

 

前半は完全に米ペースだったが

後半、さらに延長前半と

日本がポゼッションを持ち、

押したゲーム展開……。しかし!

ワンチャンスをものにされた。

ただ。なでしこは新陳代謝が進み、

ベテランと若手が融合したイレブン。

未来は明るい

 

一方。柔道・混合団体で

東京2020につづき

フランスに敗れた

女子個人が五輪史上最少の

メダル数にとどまったこと、

課題の重量級で勝てないこと

等々、お家芸の課題は山積。

 

パリは折り返し。

まだまだ眠れない夜は続く。

いつか、オリンピアンが

お札になる日は来るのかな〜

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エトシバイ

2024年08月03日 | 鑑賞・まなび

干支芝居……でなはく、絵と芝居。

 

 

新宿の花園神社の裏手というか、

ゴールデン街をかすめる四季の路を

くねくねと抜けてすぐにあるのが

「新宿眼科画廊」だ。

 

公式サイトから引用すると。

〈現代美術を中心に、写真や映像作品、

演劇など様々なジャンルの展覧会を行〉い、

〈この場所に集まるヒト・モノ・コトから

次の何かが生まれるように〉一階に四つ、

地下に一つのスペースがあるギャラリー

 

昨夜、地下で演劇を観たのだけど、

少し早めについて絵画も鑑賞した。

都立芸術総合高校卒業生のグループ展

など全4フロアを堪能。

 

さて、眼科のオーナーが

社会貢献の想いからこさえた「場」

と、名称から当然考える。

若い頃画家を目指したり、

演劇青年だったか、若しくは

こどもがアーティストといった

サイドストーリーも含めて……。

 

ところが

〈名前の由来は「目に良い場所」

という意味です。眼科医院は

併設しておりません〉という。

な、なんと!!

 

そんな絵や写真や映像などが

楽しめるところが、実は案外多い。

敷居が高くて入りづらいかもだが、

異常な暑さが続く今日この頃

体を冷やしにドアを押すのも

ありではないかしら。

 

 

et sivay……フランス語っぽい感じが

しなくもなくはない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ほけつ君

2024年08月02日 | 身辺雑記

昨日、馬術の法華津寛

(ほけつひろし)さんについて

少し書いた

 

一部重複するが………

1941年、東京府生まれ。

1964年、東京オリンピック出場

(障害飛越個人40位、同団体12位)

1988年、ソウル五輪・馬場馬術代表

(愛馬がウイルス陽性反応で輸送不可。

 出場断念)

(株)オーソ社長就任等、実業家として活動。

定年退職後オリンピック再挑戦を決意。

2008年、北京五輪・馬場馬術出場

(団体と個人。67歳=日本最高齢記録)

2012年、ロンドン五輪出場

(71歳=記録更新)

………という略歴となる。

 

〈ほけつ〉どころかオリンピアンであり、

プレジデント(社長)である。

 

 

1976年、『ほけつ君』連載開始。

僕が小四のときに藁半紙を等分し、

それを重ねて二つ折。本の形状にし

描いていた野球漫画だ。

ちばあきお『キャプテン』

(1972- 79年。月刊少年ジャンプ)に

どハマりしたチビっ子の拙い創作。

・・・ながら、クラスでは人気作品に

 

「続きが読みたい」という読者の声に

応えるべく授業中も執筆

ただ、あれほど一所懸命だったのに

今や一切内容を覚えていない

 

週刊少年ジャンプ、同時期連載の

『炎の巨人』(1974 - 75年。

原作:三枝四郎、作画:竜崎遼児)を

リスペクトした『水の巨人』を

描き始めた級友がいたことは

覚えているのだが。

・・・そいつは今や校長先生だ

 

川崎市立東柿生小学校4年1組で

そんなことを覚えている者は

いるのかしら……。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリ五輪0801〜人馬一体

2024年08月01日 | スポーツ

昨夜、ネット検索したら

日本がメダル獲得数トップを維持

金7、銀2、銅4の13個で。

このblogの下書きに取り掛かり

再びそのページに戻ると、

中国が金7、銀6、銅2で首位に!

総数ではアメリカが競泳で15と

荒稼ぎをしてトータル26。

開催国の19に水をあけていた。

 

あくまでも開幕から一週間、

「先月」末の話になる。

 

 

実はメダルの数に興味がない。

いや、興味がないことはないか

あえて「さほど」と書いておく。

 

  

馬術団体の初の表彰台

「初老ジャパン」は

全員、筆者より年下だ。

そんなお年頃に“馬術”とくれば、

「ほけつさん」である。

ロンドンに71歳という史上最年長で

五輪出場を果たした法華津寛。

前々回大会ロスでは、補欠。

しかし、1964年東京大会には

“障害飛越”で出場していた方。

 

当時メディアに多く取り上げられた。

現在83歳。

 

暦は一枚、はがされて8月1日。

体操男子個人総合には若き王者

バレー男子はアルゼンチンに快勝

 

東京は昨夕のゲリラ豪雨

洗われた青空と大地。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする