goo blog サービス終了のお知らせ 

麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

殿中瓦版したまち綴~愛乃行先

2018年01月18日 | 制作公演関連
『仮名手本忠臣蔵』。
塩冶判官の仇討が主筋になるが、
その主導者・大星由良助の跡継
力弥と許嫁・小浪との淡い恋路、
判官の家臣・勘平とおかるの
大人の愛の物語も大きな見処だ。



「大人」と一言で書いたが(^_^;)
勘平は、職務中に逢引していて、
主君の一大事の場にいなかった男。
そもそも誘った女も女で、
「取りあえず逃げちゃお」と
自分の実家へといざなえば、
男ものこのこ着いて行く。
さて、仇討参加にはお金が必要!
となるや、家族で協議の結果、
娘を女郎屋に売り金策するとゆー、
なかなかヤンチャな大人二人、
いや親もだから、四人か。

まぁ人形浄瑠璃から発して
歌舞伎にもなった筋立ゆえ、
芝居掛かったストーリーなのだ。
また。
そういう時代だったと、
言えばいえちゃう世相……。

と。
わざとチャカして紹介したけれど、
これ、観るとめっちゃ泣けるのです。



東葉勝田台、小手指、南栗橋
etc.etc.……都内の電車移動の際に
行先として目や耳にする地名だが、
実際その地に降り立った者は
そう多くないはずである。

『仮名手本忠臣蔵』も同様で
題名はなんとなく知っているし、
粗筋は義士の討入りでしょ、
と認識はしているものの、
実際に劇場で観劇したという人は
想像以上に少ない気がする。

てなわけで。
是非この機会に、どうぞ

第8回したまち演劇祭in台東参加
遊戯空間公演
『全段通し仮名手本忠臣蔵』
いよいよ本日、初日です。
22日(月)まで。

詳しくは、公式ホームページ
Http://www.yugikukan.com

※写真一枚目
公演会場の木馬亭のシャッター。
商店街の各店舗に描かれている
歌舞伎演目。木馬亭は、なんと
「忠臣蔵」なのである。

※写真二枚目
木馬亭からすぐの浅草寺。
夜はライトアップされています。

※おまけ
木馬亭近くの東洋館。
こちらも朝から長蛇の列。



こちらも負けじと大入を期す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殿中瓦版したまち綴~時之変遷

2018年01月17日 | 制作公演関連


遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』は
昨日、浅草・木馬亭に小屋入り。



仕込からの場当たり、上々。
また二十日(土)は完売となり、
他日も昼の回は皆残席僅かに。
おすすめは明日初日と(金)夜。

さて。
昨年は初めて隅田川を渡り、
両国での上演につき二年ぶりの
木馬亭となったのだが、
隣の風情ある食堂兼土産店が
セブンイレブンにかわっていた。



昨年八月に開店とのこと。
時の遷り変わりを痛感します。

小屋は「奥山おまいりまち」という
短い筋道にあるのだけれど、
おでん屋、服屋に靴屋など
老舗の並ぶ昔ながらの路地ながら、
参道入口にホテルがふたつ建ち、
あとから出来た西洋宿坊一階には
「まるごとにっぽん」なる、
国中の名物を集めたテナントが……。

そして浅草寺の奥山門の手前、
つまり通りの一番奥にこのたび
コンビニが参上奉りました。

前から後ろから迫る「今」。
とはいえ、その「古株」とて昔は
新参として参道に風を吹かせた時が
きっとあったのでしょうから、
巡りめぐりてのことなれど……。

「時代」に思いを馳せざるを得ぬ
演目だけに、つい本題を離れた。


下は楽屋。そんな外の変遷とは
一線を画した、一瞬のまどろみ。



本日は、天と河の両組のゲネ。
初日から千秋楽までの全回、
楽しんでいただくべく、
朝から晩、長丁場を集中しての
最終調整・・・ただ整えるだけでなく、
発見には積極的に。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尊徳と掛川~続ぶらり掛川余話

2018年01月16日 | ぶらり



昨日は「ぶらり掛川」の二回目。
最後に図書館の話からの遊戯空間。



本日劇場入りとなります。
仕込と場当たりの一日。

さて。
掛川市立中央図書館(冒頭写真)。
城の東側にあり、しかも入口に
二宮金治郎が薪を背負って立つ。
いやはや、一見豪商の屋敷かと
思わされる、かなり豪勢な造り。

幼名・金治郎こと二宮尊徳は
神奈川の生んだ偉人だよな~と
神奈川県民のわたしは思うのです。

実際、1787年相模国足柄生まれ。
経世済民を目指し唱えた
「報徳思想」で知られ、主に
農村復興政策に秀でた男である。
地元の小田原で手腕を発揮した他
下野(現栃木)、駿河(現静岡)
などでも庶民を救い、69歳で没。
(死没地は栃木県今市市。
2006年合併により現在は日光市)

その駿河に、四大門人の一人
岡田良一郎がいて、遠江報徳社を
1875年設立。のちに大日本報徳社
(1911年)に改称し、全国にある
報徳社の中心となった……らしい。



これが今の大日本報徳社。
場所は図書館の真ん前です。
図書館前の金治郎像から見ると
目の前が、報徳社の図書館。



衆議院議員も務めた岡田は、
現在の掛川信用金庫の設立や
現掛川西高校の初代校長など
地域振興に力を注いだ人物。

ちなみに長男・良平は文部大臣、
京大総長のほか東洋大学学長を
僅か二年(1923-24年)務めている。
第五代となるが、先代境野哲を巡る
学内扮装の末に着地した学長だ。

で。
室町幕府将軍・足利尊氏の弟
直義の饗応役となった塩冶判官と
鎌倉の執権・高師直との揉事から
始まる仇討の物語『仮名手本~』
いよいよ明日から、です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぶらり掛川こぼれ咄

2018年01月15日 | ぶらり



昨日綴った、掛川散歩は、
最後『仮名手本忠臣蔵』の
宣伝にねじれたゆえ、
こぼれたネタがあったのよ。



まずは「お茶」。
判りにくいかもしれませんが
透明です、ペットボトルの中が。

キャップを捻ると、まさに
「できたて緑茶」になるとゆ~、
茶どころ静岡らしい商品。

僕は知らなかったけれど、
商品ケースの上の説明ポップに
「ロングヒット」とあり、
さらには今風に二次元キャラの
新しいボトルも出たらしい。
(写真左隣がそれ)

掛川は、桜の名所でもあるそうだ。
城の手前の川沿いの並木は、桜。




もちろん今の時期は寂しい限り。
寂しいといえば、すぐ近くに
屋台村みたいのがあったのね。
でも、これも夜にならないと
華が咲かないもんな~。




逆に嬉しかったのは、図書館。
ふらりと寄ったら入口のラックに
市の広報などとともに、
掛川演劇鑑賞会のリーフが!




とか呑気に書いたけれど。
遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』は
本日いよいよ稽古最終日。

明日は、木馬亭に小屋入りだ。
初日は十八日(木)。二十二日(月)迄。
全六回公演です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぶらり掛川

2018年01月14日 | ぶらり



正月に行けなかった妻の実家
磐田に土曜に向かった。
本番前なので僕は一泊で帰京。

掛川でこだまに乗り換える束の間、
駅前を少しだけ散歩した。

冒頭の像は、駅から伸びる城への
一本道、そこに建つ何体かの一つ。

そこを進めば掛川城。
観光地らしく「顔出し看板」もあり、
茶娘の顔のなかに「城門」、
頭巾の右上には「二の丸」が。





城壁に、全国大会出場が決まった
地元校を祝う横断幕も掛かっていた。





周辺では「ひかりのオブジェ展」が
催されていて、街のあちこちに作品。
夜にはさぞや綺麗だろう……



さて。
二の丸美術館の素敵な暖簾。



どこか親しみのわく風情だな~と
思ったのは、おお、そうだ、
いよいよ1月18日に開幕の
遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』の
チラシの色と似ていましたよ。



詳しくは遊戯空間HP
または、
弊ブログ「殿中瓦版したまち綴」
シリーズを、ごろーじろ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殿中瓦版したまち綴~鶏和卵

2018年01月12日 | 制作公演関連
タイトルの「和」は中国語の接続詞
「~と~」として使っています。
つまり「鶏と卵」。



かの赤穂事件。
幕府は「仇討」に終わる一連の騒動を
上演したり読み物にすることを禁じた。
しかし当時の気骨ある演劇人は、
大石内蔵助を大星由良助とするなど
人物を換え、時代も移して
『仮名手本忠臣蔵』を創り出し、
大きな評判を得たばかりか、
今尚輝く傑作を完成させたのだ。

この義士討入を総じて呼ぶ忠臣蔵。
まさにこの『仮名手本~』から。

まず仇討事件が起き、でもそれは
まだ「忠臣蔵」とは呼ばれておらず、
奇しくも四十七士と重なる
四十七年後に生まれた浄瑠璃から
もとの事件そのものまでが
「忠臣蔵」となり後世に語り継がれた。

忠臣蔵という討入話を模した
幾つかのストーリーの一つが
『仮名手本~』と思っている方が
多いのかもしれないけれど……。

てなわけで、鶏と卵のどちらが先?
に似てなくもないのでタイトルに。

〈模した幾つかの〉と書いたが、
咄家や戯作者などが雁首揃え、
ずーっと手をこまねく筈はない。
浅野家断絶の元禄のその時から
数々の作品が生まれては消え、
そうして誕生したのが、竹田出雲、
三好松洛、並木川柳の合作だ。



そんな戯曲を上演する遊戯空間の
『仮名手本忠臣蔵』の稽古も残すは
明日、明後日、明明後日となった。

二百七十年後の平成に、足掛け六年
こだわって打ち続けることで、
さらに襷が繋がればとも祈して、
中板橋の「アトリエそら」に
腰を据えてじっくりと。

本番間近の時期となれば、
頭から通して全体の形を整える稽古、
それがわりかた多いのだけれど、
六演目の余裕もあり、寧ろ、
さらに細かな精度を高める作業。

今日はまず、前半のクライマックス
四段目・判官切腹を徹底してさらった。



なかほどの写真は稽古場のある
中板橋。そのホームや連絡通路。
この風景とも間もなくお別れだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殿中瓦版したまち綴~不惑前進

2018年01月09日 | 制作公演関連
遊戯空間『仮名手本忠臣蔵』
(構成・演出/篠本賢一)

昨年末に、重ねて上演することで
馥郁とした舞台になっている、
と書いた(12/27弊ブログ)。

旧年中はじっくりと読みに費やし、
短い正月休みを挟み、
四日からは立ち稽古・・・

リーディングなのに立つ?
という疑問が生じるだろうか。
勿論、厳然とした朗読劇にせよ、
座る位置、読む場所の移動等、
発生するわけだが、本作は
昨年二月の公演で、いわゆる
普通の演劇として魅せた。



今回、再び原点に還り、読む。
読むのだが、かなり動きの要素を
残した演出になっているのである。
・・・という訳で、年明けから
立ち稽古に汗する毎日。



原文に忠実なので、古典が苦手
という方々から「字幕なしで
外国映画を見ているよう」等の
お言葉を頂戴したこともあった
遊戯空間『仮名手本~』木馬亭版。

今回、動きを多く取り入れ、
その部分の解消も成り、
さらに芝居も成熟!
いよいよ来週の本番に向け、
準備万端である。

両国からの流れでいえば。
太鼓の若月宣宏、笛の設楽瞬山の
鳴り物のお二人も列に加わる。
これまで四演の木馬亭ではなかった
新たな魅力のひとつだ。

一月の浅草へ、是非。
場所は浅草寺のすぐ近くです。

前売・当日とも3500円、
学生2000円

[取扱]
iinfo@yugikukan.com
090-3474-7999(制作携帯)

また「したまち演劇祭in台東」
参加作品につき区民割3200円
(区役所9F4番窓口のみで受付)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第七障害

2018年01月08日 | 鑑賞
芥川賞作家・絲山秋子の処女作
『イッツ・オンリー・トーク』を
標題作とする彼女の最初の文庫。
その『イッツ~』は残念ながら
途中で挫折してしまったが、
併録の『第七障害』は面白かった。

長く生きているから描かれた街は
何かしらの繋がりを感じるものだ。

例えば『イッツ~』は主人公が
蒲田に越すところから始まる。
日新火災の損保代理店時代、
所属の自由が丘支店が併合され、
城南支社として集約されたのが
蒲田・・・というような具合だ。

『第七~』はまず群馬が舞台だ。

昨十一月のピタパタの公演
『オトカ』は群馬の地方都市の話で、
作演出の地元もまさにそうだった。
劇中、上州弁も出てきたのだが、
小説にも当然あって懐かしかった。

主人公は「ある事故」を機に
東京へ移り住み友人と暮らす。
友人が住んでいたのが梶ケ谷。
僕の地元麻生区のお隣である。
川崎市宮前区にあり、市民には
操車場があることで知られる。

そこからルームシェアすべく
探した物件が世田谷区若林。
私の古巣・代田からめちゃ近い。

今や当たり前のネット放送局の
走りがあり(今もあるらしい)
もう二十年くらい前になるが、
芝居の宣伝のため役者を連れて
何度か訪れた場所だ。

二人の部屋の常連客として登場する
ケーキ職人の卵が住むのは代沢。
これまた劇団のあった代田の隣町。

そんなロケーションがなくても
沁みる佳作だったのだけれども、
つい書き始めたら勢いがついた。

調子よく飛越しているがゆえに
抑えが効かずに第七障害で落馬、
てな流れになってしまった。
と、これは乗馬に例えての話だが
『第七~』はまさにその競技が
作品の屋台骨を成している。

我々演劇界で伝説となっている
劇団第七病棟といえば石橋蓮司。
その「病棟」に所属していた
堂下勝気と初めてご一緒したのは
昨年のJ-Theater公演だった。

東京から三重に拠点を移した
鳴海康平主宰は第七劇場。

80年代を席巻したひとつ第三舞台。
率いたのは鴻上尚史。
かたや川村毅の第三エロチカ。
前者は早稲田、後者は明治の
大学演劇から出発したカンパニー。
ともに数々の名優奇優を輩出。
が今回は割愛させて頂きますm(_ _)m

一から十の中でも第三と第七を冠する
名称が多いのは何故だろう?
という違う話に流れそうで……。

絲山秋子が芥川賞を受賞したのは
2005年。四度目の候補で。
同年上期には直木賞候補にも。
ちなみに初めての直木賞候補が
『イッツ~』であった。
1966年生まれ。同い年である。

出身は群馬。
そして今日、高校サッカーの
頂点に立ったのは前橋育英。
同県代表は昨年の決勝での
大敗の悔しさを果たす、
悲願の初優勝であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殿中瓦版したまち綴~開祭之宴

2018年01月07日 | 制作公演関連
本日は「したまち演劇祭in台東」の
オープニングセレモニーであった。



素直に山手線上野駅で乗り換え
浅草線田原町駅下車でも良かった。
が、箱根駅伝で奮闘した母校を
久しぶりに見てみたいと思い、
都営バスの浅草寿町行を選択。

池袋を出たバスは巣鴨から
東洋大学を経て団子坂を降り、
千駄木、名門・開成学園高校、
西日暮里、荒川区役所、三ノ輪
とJRや都電などを縫って進む。

区でいえば豊島から文京、台東。
一度荒川を通過したのち再び
台東に入るというルートを辿る。



思ったより利用者が多いなぁ
というのが車窓の風景とともに
目についた一時間弱の道程。

西浅草三丁目で降りる。
会場はミレニアムホール。
図書館、池波正太郎記念館など
併設された、まだ新しい建物。
廃校になった小学校跡地に
造ったと聞いた。





かっぱ橋道具街に面した所にある。

さて。
セレモニーは撮影厳禁のため
写真はありませんが(^_^;)

ステージ上で次々と参加団体が
作品のアピールを繰り広げました。
それぞれ個性豊かに\(^_^)/

我が遊戯空間は、団体名を
「仮想空間」と間違われて登場。
「少々」時間を長く使っても
許されたのは、そのお陰か?

主宰の篠本賢一、出演の中から
観世葉子(台東区民)のほか
永野和宏、望野哲也、山崎沙織の
五人が登壇して見所を少々。



ボランティアスタッフも多数。
「したまち演劇祭」の特色のひとつ。
本番の道案内なども含めた
手厚いサポートがありがたい。

さぁ! 取って返して板橋へ。
『仮名手本忠臣蔵』の稽古のことは
明日以降、改めて・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なかむらたいせい

2018年01月05日 | スポーツ

昨日のブログ末にPSとして紹介した
駒澤大学の中村大聖と中村大成。

大聖は今季の全日本駅伝の四区で
区間5位。チームの4位入賞に貢献。


さて、中村大成といえば。
1953年~60年にプロ野球界にいた
投手(南海~阪急)がいる。
ルーキーイヤーの日本シリーズに先発
(高卒新人初の快挙)。
55年には23勝4敗で、パ・リーグの
最優秀投手、最高勝率、ベストナイン。
同年の日本シリーズには全7試合中、
6試合でマウンドに上がった。
が。
酷使が祟り、翌年以降は成績を落とし、
1960年、阪急に移籍するも同年引退。

大阪府立泉陽高校から地元チームに
入団したわけだが、2017ドラフトの
目玉の一人・中村奨成も生まれ育った
広島でNPBの第一歩を踏み出し、
昨年のドラ4・坂倉将吾とともに
カープの未来の正捕手の座を争う

千葉出身(高校は日大三/東京)の
坂倉はロッテファンだったが、
顔は「マエケン」に似ている
また。
NHKの某人気ドキュメント番組でも
取り上げられた苑田スカウト総括部長に
「スカウト人生で未だ見たことのない
高校生捕手」と言わしめた逸材だが、
なんと翌年現れたのが中村奨成だ。

カープは苦渋に苦渋を重ねた末、
数々の甲子園記録を塗り替えた
中村指名を決したのだった。

ドライチ捕手で思い出すのは、
高木大成(慶応大~西武)。
彼は走れる捕手の走りともいえ、
桐蔭学園では捕手ながら一番を打ち、
甲子園を沸かせた。
が、プロでは伊東勤の壁に阻まれ
一塁手にコンバートされた。
2005年現役引退。球団職員を経て、
プリンスホテルへ・・・。

居郷肇は、プリンスホテル野球部の
一期生として30歳までグランドを駈け、
専念した社業でも頭角を現した男。
プリンスホテル執行役員。さらには
西武ライオンズ球団社長も務めた。

法政大学では一年上に江川や袴田らを
擁する黄金期の内野手。78年には主将。
その春の対立教戦で、六大学史上初の
サイクルヒットを記録したのが居郷だ。

高木も、経済人として大成するか……。
でもそれは少し別の話。

本日は何人かの「大成」や「中村」の
話を書いてみましたとさ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする