麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

2014年12月29日 | 身辺雑記

2014年、最後の雨だろうか・・・

雨といえば傘。わが国においては、
透明のビニール製がすっかり定着した。

傘といえば八十歳の祝いが傘寿
主人公ローズがその年齢の、
志賀澤子による一人芝居『ROSE』は
来年も1月24日からシアターΧで月一の
変則ロングランを継続します。

無理苦理、制作する舞台をぶっこんだな、
と思うなかれ。
ビニール傘は日本生まれで、
最初に作ったのは「ホワイトローズ(㈱)」。

歴史は意外と古く1958年。
当時は高価で、国内では売れず、
東京五輪以後にニューヨークでヒット!

日本で定着するのは70年代以降。
低廉化が大きな要因だった。
「便利で安い傘」の流れは
生産コストに絡んで中国に場所を移す。

そして「元祖」ホワイトローズ社は
高級な製品にシフト。
選挙用のカテール、僧侶読経用等を開発。
自社工場を持つ国内唯一の
メーカーとして気を吐いている。

ある調査報告によれば、
日本人の一人当たりの保有数は
3.3本で世界一という。
また海外では折畳傘のシェアが高く、
日本は長傘が主流というデータも。

この長傘嗜好の国民性だから
ビニ傘が定着したのだろうか。

《かさ》といえば、円安の影響で
値上げせざるを得ないメーカーは
《嵩》を減らして料金据え置きという
涙ぐましい技(果たして技なのか?)を
繰り出して商品を世に出す。

買う側の《かーさん》達との
激しい攻防戦である。

音楽劇『母さん』。
堀江安夫が描いたサトウハチローの物語。
山彦の会の作品で、2010年の東北巡演、
翌年の神奈川巡演に制作で参加した
思い出深い舞台の一つだけれど、
製作母体が活動に幕を下ろした。

『リンゴの唄』『ちいさい秋みつけた』
『かわいいかくれんぼ』『長崎の鐘』等
名曲が散りばめられた名作が
新たに生まれ変わるという噂を聞いた。
しかも僕の故郷の川崎で・・・。

ハチローは校歌の作詞を多く手掛けていて、
その中には南百合丘小学校もある。
そこから程近い劇場での上演と聞く。

けれど、それはまた別の話。

あ、雨があがったようだ。
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