goo blog サービス終了のお知らせ 

麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ポップコーンはついているのか?

2025年04月18日 | 鑑賞

映画『教皇選挙』の鑑賞時だから

話自体は4月1日になるのだが⋯⋯。

多くの若者が大きなバケツに入った

ポップコーンを手に次々入って来た。

シネコンのロビーで売っているから

勿論買うのは勝手である。

 

別の映画を観た時のこと、

コンビニ袋のガサガサなら判るが

ちょっとした音に対して

「静かにして下さい」と抗議する声に

振り返ったことがある。

私にではなく一つ後ろの席の小音に

もひとつ後方からの叱責!

むしろその声に驚いた

ウィスパーではあったが、強い声

 

過敏に過ぎる空気がまかり通りのは

ちょっと困っちゃうよな〜

つまり私は、爆裂玉蜀黍を片手に

巨大スクリーンで鑑賞することを

推奨する派である。

 

推奨派ではあるのだが、

アクション映画や楽しい映画に

それは相応しくて、作品によっては

「いつ食べるの?」と思わなくもない。

『教皇〜』はそちら。

 

余計なお世話だし、

観るまでわからないじゃ〜んと

言われればそれまでだ。

ただ、苛烈な情報社会で

タイパが崇められる時勢にあって

内容を知らずに座る人は少ないだろう。

 

それでも尚「映画にゃポップコーン」

と譲らない嗜好者がいることは認める。

だから数人であれば私も気に止めない。

 

交通量調査みたいにカチカチッと

カウントしていないから肌感だけれど

半数近くがバケツと一緒だったのだ。

 

となれば「ネット購入特典で

ポップコーンプレゼント

あるいは「3割引で購入可能」

的なサービスがあるのかしらと

初老で縮みゆく脳は考えた。

 

その映画館においては毎月9日は

500円てのは見た気がするが。

 

エンドマーク。

食べ残して出る人が沢山いた。

ローマ教皇の死去による選挙を軸に

エドワード・ベルガー監督が描く

深く美しいフィルムで

手はポップコーンに伸びなかったよう。

 

てか、そもそもがデカ過ぎ

ペアで食べる想定?

⋯⋯若いと一人でもイケちゃうのか。

 

紀元前3600年の遺跡から痕跡出土

と言われるほど、太古からある

ポップコーンの話ばかりしても詮無い。

映画の感想も少し

 

前評判通りの重厚な作品。

ベテラン俳優が実に良く、

ローマ教皇選挙(=コンクラーベ)が

なかなか決しない〝根比べ〟は、

売り言葉の「ミステリー」要素大!

ただ。

冷静に振り返ると深い内容ながら

こまかなエピソードは弱い。

それを補って余りに余らせたのが

フォルカー・バーテルマンの

抑制の効いた精密かつ美しい音楽

 

アカデミー賞「作曲賞」は

ノミネートまでで受賞には至らず。

残念。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« にゃにゃにゃ | トップ | ぶらり新川崎〜夢見ヶ崎動物園 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿