goo blog サービス終了のお知らせ 

麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

きょうはなでんししゃこうばもせっきょくてき

2022年02月11日 | 俳優座

【京花、電子社交場も積極的】

 

劇団俳優座LABO公演38

『京時雨濡れ羽鳥』『花子』は

1月20日から本格的な稽古をはじめた。

休みもとるから実数でいうと17日目になる。

 

読み合わせにたっぷり時間をとったと

昨日も書いた。そして2月10日から立ち。

ギアを一段上げた。

 

 

さて、稽古と並行して宣伝にも余念がない。

SNS……電子的な社交場……もアグレッシブ!

通常の稽古場日誌のほか

*田中千禾夫ワード

(役者各自が作者の戯曲やエッセイ等から

 お気に入りのフレーズを文章で)

*キャストの自己紹介

(文字通り、出演者からのコメント映像)

 

出演者は7名なので「自己」はやがて終了。

続いては他己紹介映像へ移行します。

・・・というようにバラエティ豊かな(?)

構成でお届け・・・Twitter、Facebook、

YouTubeをチェックいただければ嬉しいです。

 

一例・・・自己紹介第4弾

俳優座LABO『京時雨濡れ羽双鳥・花子』【出演者自己紹介/佐藤礼菜】

 

そしてクラウドファンデフィング。

『京時雨~』『花子』の準備の頃には、

いよいよ客席100%可能かも、と思ったのですが、

残念ながら現況からは難しそう。

OGPイメージ

創立80周年に向けて!劇団俳優座「京時雨濡れ羽双鳥」「花子」

劇団俳優座が、来たる2024年の創立80周年に向けて、伝統に立脚しながら、新しい地平を視野に創造活動を続けるべく立ち上げるプロジェクト。 ...

Wonder Stream

 

クラウドファンディングに、この公演でも挑戦することに。

 

劇場に足をお運びくださいと、ハッキリお誘いしづらい日々。

もし別のかたちでのお力添えをいただければ幸甚。

リターンの目玉は、メイキング映像になります。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなゆきでたんじょうび

2022年02月10日 | 俳優座

【今日はな、雪で誕生日】

 

予報通り、東京には雪舞い散る

三連休前の木曜日となった。

劇団俳優座は、雪も連休も関係なく

今日も稽古を進めます。

 

 

今回、テーブル稽古に時間を掛けています。

まず第一に、新劇史に名を刻む田中千禾夫の

戯曲を丹念に読みほどく作業を丁寧に、と。

座組に若手が多いことから、座として、

本にどう向き合うのかを縷々、

継承することも大切と考えて。

 

継承・・・ブログタイトルの誕生日は

言い遅れたけれど、劇団の、である。

1944年の今日、10名の同人により活動開始。

78歳になりました。

 

田中千禾夫は、千田是也の招きで

51年から座に籍を置き、作家としては勿論、

演出も手掛け、さらに俳優座が主として興した

桐朋学園短大部演劇専攻科で教鞭も執った。

代表作は『マリアの首』『雲の涯』など。

90歳で天寿をまっとうした彼の一字一句に、

襟を正して挑んでいます。

 

雪といえば。

『マリアの首』のラストシーンは雪。

 

嗚呼、気付けば今回もあっちこっち。

積もった雪に、はしゃいだ子供が残す足跡のようだ。

ん? そうでもないかな……

 

読み稽古に時間を割いてきたが、

昨日、立ち稽古に必要な仕込を行ったので、

誕生日の節目から、立ちます。

 

 

継承・・・戯曲との関係もそうですが、

田中千禾夫の舞台に立った先輩俳優による座談会を

LABO公演38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の

パンフレットに掲載予定。

女優陣はそのテープ起こしを仕込の時間中に。

 

 

適材適所で力をあわせて本番へ、一歩一歩。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなちちかえる

2022年02月08日 | 俳優座

【京花、父帰る】

 

田中千禾夫の戯曲なのだか、菊池寛なのだか

ややこしいタイトルとも言えなくもないが……。

(蛇足ながら菊池寛の代表作が『父帰る』)

 

 

劇団俳優座LABO公演vol.38

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』。

稽古15日目にして『花子』にて、花子の父親役、

『京時雨~』では望月三蔵役の、河内浩が

客演していた現場をおえて帰ってきた、の意である。

 

前回のブログにも記したが『僕らの七日間戦争』。

かの宮沢りえ出演の映画を覚えている人も多いだろう

宗田理の小説の、舞台化(2020年初演、22年再演)に

俳優座からは河内、志村史人、若井なおみ、田中孝宗の

4人が客演し、河内のみが初演に続いての出演。

 

偶然だろうが、企画演劇集団ボクラ団義の主宰

久保田唱が戯曲・演出を務め「僕」が重なった。

 

重なるといえば、河内の母も俳優座にいた。

そういうことは、なくはない。

常時100人を超す所帯で活動(もちろん、

黎明期は小規模で始まったが……)しているから。

ただ大所帯ゆえに、同じ作品となると・・・。

 

河内の母は所属は舞台部だったのだが、

『花子』初演時、作者であり演出も務めた

田中千禾夫に抜擢され、花子を演じた。

(今回は佐藤礼菜が演じる)

時を経て、同じ作品に河内が出演するのだ。

 

 

いずれにしろ、キャストが全員そろったところでパチリ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何年たっても変わらない事もある。

2022年02月06日 | 俳優座

何年たっても、変わらない、事もある。

の頭文字をとってNKK・・・と2月3日の弊ブログ。

 

2月5日、劇団俳優座演劇研究所の試験があった。

 

COVID-19禍の影響で今年度の募集を断念した。

前年のカリキュラムを完了できず、

当時の1、2年の授業を21年度に繰り越したためだ。

この春の募集再開にあたり、ピンチをチャンスに!

研究所をリニューアルして臨んだ試験となった。

 

何年も経って、形は変わることになるが、と同時に、

何年経とうが、そこに流れるものは不変だったりもする。

 

そういう意味で、演劇界では不朽の名作の一つに数えられる

井上ひさしの『父と暮せば』が本日千秋楽。

だるま企画プロデュース公演に、弊団の髙宮千尋客演。

下北沢の小劇場B1にて。

 

東京建物 Brillia HALLでの『僕らの七日間戦争』も

同じく今日まで。

こちらには河内浩、志村史人、若井なおみ、田中孝宗が客演。

宗田理の累計発行部数2000万部超のベストセラー小説。

1988年映画化、2019年アニメ化に続き、20年秋に舞台化。

かめありリリオホールにて。今回は再演となる。

 

客演情報が続いた流れで・・・

名取事務所『ペーター・ストックマン』に小泉将臣。

イプセンの『人民の敵』を瀬戸山美咲が翻案・演出。

・・・こちらは新機軸を打ち出す方のNKKだ。

2月19日~27日、吉祥寺シアター。

 

2月末で友人がラーメン店も閉める。

何とか頑張ってきたけれど、苦しくて、降参。

・・・時間を作って、閉店前に顔を出したい。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなきいろにえんあり

2022年02月04日 | 俳優座

【京花、黄色に縁あり】

 

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の作者である

田中千禾夫(1905―1995)は黄色が好きだったと聞く。

(聞く=菊も黄色

 

さて、FMえどがわの取材を受けることが決まったが

その番組が「檸檬色のクインテット」。

こんな偶然もあるのだな~

放送は2月24日(木)17:05~に決定!

詳しくは、近くなったらお知らせします。

 

 

順調に進む稽古は、まもなく立ちになります。

6日迄、別の作品に出演している河内浩の合流を待って。

・・・今回は若手が多いので、河内が最年長!

その若手の紹介映像が以下。

小島は、筆者と同じ「鉄紺」の出身。

しかも私は観る一方でしたが、

小島は劇研の雄「白芸」OBでもある。

 

劇団俳優座

小島颯太(上)、辻井亮人(下)

劇団俳優座

 

そして辻井は、昨秋の『面と向かって』での大役を経て

今回さらなるステップアップを目指す!!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなおんがくかがきた

2022年02月02日 | 俳優座

【今日はな、音楽家が来た】

 

八幡茂氏は、ミュージカルを中心に

数多くの舞台音楽を手掛け、

テーマパークやイベントなど幅広く

エンターテインメントに関わる音楽家で、

桐朋音大時代、同短大演劇科の森(本作演出)と

親交があったことから21年11月公演

『面と向かって』に続いて参加いただきます。

 

主な作品に『とってもゴースト』(音楽座)、

『十二夜』(東宝)以上作曲。

『マイフェアレディ』『屋根の上のヴァイオリン弾き』

(ともに東宝)以上音楽監督。

 

 

八幡氏の読みは「やわた」。

「はちまん」ではない。

マンガ『侍ジャイアンツ』の主人公・番場蛮の

女房役は八幡太郎平(はちまんたろへい)だったけれど。

古いか?

古いついでに、八幡といえば私世代には

「新日鉄八幡野球部」が思い浮かぶ。

近鉄等で活躍したキャッチャー有田修三ら

多くのプロ野球選手を輩出した名門。

 

日本史の教科書にも登場する

明治時代の官営八幡製鉄所がはじまりで、

第一次大戦後に八幡と六つの民間会社が大合同し

日本製鉄に。結果、独占企業になる。

今度は一転、過度経済力集中排除法により4社に分社。

八幡製鉄となる。1950年のことだ。

二十年後、富士製鉄と合併して新日本製鉄。

そして2012年、新日鉄住金に。

 

・・・なんの話かといえば。

若い座組で良い意味で柔らかな雰囲気の稽古場に

ベテランの音楽家が登場したことで、

強い鋼(はがね)が一本通った、という着地です。

 

やや無理があるか?!

 

〇お詫びと訂正〇

1月27日付の紀伊國屋演劇賞贈呈式の記事の際、

《福袋よろしく記念品の本は様々なんだろう。》

と書いたのだけれど、全て「推し」の一冊だったよう。

この場をかりてお詫びとともに訂正いたします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなはなこのたんじょうび

2022年01月29日 | 俳優座

【京花、花子の誕生日】

 

1月28日は、佐藤礼菜の誕生日であった。

劇団俳優座LABO38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』

二本立ての、『京時雨~』では望月の妻・妙子、

『花子』では主人公の花子を演じる佐藤の。

 

 

『花子』の重要なアイテムのひとつが卵、ということで

卵のおかしをプレゼント

左が佐藤、右は演出の森一。

こちらは、花子の母親役・安藤みどりと。

まだ稽古がはじまって一週間と少しだが、

早くもまとまりの強い稽古場が形成されている。

 

そんな雰囲気が伝わるだろうか?

劇団俳優座

出演者紹介動画の第一弾。釜木美緒。

下はろうそくを消す佐藤を、写メする釜木。

右上で拍手するのは辻井亮人。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ののこてん

2022年01月27日 | 俳優座

 

 

本日は第56回紀伊國屋演劇賞の贈呈式。

壇上にはご覧のように、すっきり「会」と。

写真は、劇団俳優座代表の岩崎加根子が

賞状をいただくの図。

紀伊國屋書店社長高井昌史氏(右)と

岩崎(左)の間にはパーティションがあり、

書面を読み上げたのみで実際の授与はなし。

COVID-19感染拡大防止のためです。

 

 

さてブログタイトルを、紀伊國屋演劇賞贈呈式

等々、素直につけることも考えたのだけれど、

恥ずかしさが勝って平仮名五文字にしてみた。

 

『野の古典』安田登著(紀伊國屋書店発行)

 

出席者に記念品として配布されたものの中身。

下掛宝生流ワキ方能楽師であり、

元国語教員でもあった筆者による古典の面白さを

幅広く(古事記、万葉集、源氏物語に論語などなど)

説いた397ページである。

 

恐らく、福袋よろしく記念品の本は様々なんだろう。

能楽師だけに能についても触れられているが、

今日も稽古のあった『京時雨濡れ羽双鳥』は、

能の『定家』を下敷きにした戯曲だったりする。

200近くの袋のなかに何種類の本があったか知らないが

不思議なえにしを感じざるを得ない。

 

例えば手にした本が福井にまつわるものなら

「『花子』の登場人物は一人称を〈うら〉と言う。

土地を限定してはいないが福井も〈うら〉を使う地域」

と書いただろう。紐付けに幅があるのは確か。

それは承知の上でなお、縁だと言いたい。

 

 

似た写真をもう一枚。

右から岩崎、ひびのこづえ氏、松尾貴史氏、

中央の高井氏を挟み、緒川たまき氏、吉田羊氏、

上村聡史氏(岩崎以外は個人賞受賞者)。

 

では、早速いただいた本を読もう。

総勢30名ほどで参加した・・・団体賞の対象が

昨年上演した五作品すべてだったので

随分大勢に(汗)・・・記念写真などは

また別の機会に掲載いたします。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなびじゅつぶかんがそうぐう。

2022年01月24日 | 俳優座

【京花、美術・舞監が遭遇。】

 

『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』二本の、

頭文字から「京花」。その美術デザイナーと

舞台監督が初めて顔を揃えて打ち合わせ。

それが本日でした。

 

言うまでもなく、異なる二篇からなるので

舞台美術のデザインは異なります。

あえて同じセットでという企てもないことはないけれど、

今回は、短い休憩時間に劇的な変化を!

と、知恵を絞るためテーブルを囲みました。

 

 

【今日はな、美術部・菅がso good】

と読めないこともないのだが、正解は冒頭。

一方、下の写真は正解なのか不明だが、

稽古初日に、みんなで撮った写真の加工。

 

 

いやはや、今時はいろんなことが簡単にできるな。

なのに。

芝居は、ポチッとするとハイ出来上がり、

とはならないので今日も今日とて

見えないウイルスを掻き分けて稽古場に集い、

作品をこしらえるのである。

 

デジタルなポチッとな、な便利な技術だって、

日々の艱難辛苦を乗り越えて完成することを

知っていることを蛇足ながら書いておきます。

 

以上。

なお、LABO38に関して、このブログで扱う際は

「きょうはな~」で始まる題名で統一する、予定です。

タイトルはひらがな。

本文はじめに漢字仮名混じりで。

 

 

https://haiyuza.net/performance-2-2/labo38/

 

公演詳細は上記URLをポチッと。

出演者のつぶやきなども楽しめます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きょうはなかおあわせでした。

2022年01月20日 | 俳優座

【今日はな、顔合わせでした】

 

 

劇団俳優座、2022年の第二弾にして、

21年度としては掉尾を飾る作品となる

LABO公演vol.38『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』は

田中千禾夫の小品二本立て公演。

 

その稽古初日が本日。

通常はスタッフも勢ぞろいして気運を高める

……のだけれどCOVID-19禍は、ままならず。

 

となって随分となるわけである。

ちょうど二年前は『雉はじめて鳴く』を19日に終え、

その返し物などをしていた1月20日。

コロナを認識はしていたが公演への影響はさほどなかった。

が。

次の『マクベスの悲劇』は本番が3月で完全な渦中に。

 

年は経たが、まだまだCOVID-19との戦いは続く。

そんな稽古場で、読み合わせ。

それからドラマトゥルクのみなもとごろう氏から話を聞いた。

 

私が面白く聞いたのは、三島由紀夫との比較論。

田中も三島も文学座に縁があった演劇人だが、

後者は、皆様もご存じのように美しい文体を持っていて、

徹頭徹尾「論理的」に展開されている。

かたや、前者も優れた文学性を有していながら、

演劇的な「肉体性」に富んでいるという分析。

 

乱暴に謂うと・・・

三島は読むと完璧なのだが立体化した時するとつまらない。

田中は演劇として立ち上げて初めて完成されるように創られている。

・・・という、みなもとさんの解説。なるほどである。

 

田中千禾夫はまた、時代ごとに常にスタイルを変えた作家で、

作品もまた圧倒的に前衛的だったと。

 

そんな田中の戯曲二題に我々は挑んでいく。

3月の本番に向けて。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする