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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

カミノヒダリテ シャシンカン

2022年01月16日 | 俳優座

 

オミクロンが猛烈に背後から迫り来て、

週末は当日にキャンセルされる方もいらした

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

(作/ロバート・アスキンス

翻訳・演出/田中壮太郎)

キャンセル待ちのお客様もいらしたので

結果、何とか観劇を希望された方にはお入りいただけた

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

(時/2022年1月7日~16日

於/劇団俳優座5階稽古場)は

無事に千秋楽を迎えることができました。

 

以下5人の出演者たちです(撮影/小林万里)

 

グレッグ(教会の牧師)・・・渡辺聡

マージェリー(パペット教室の先生)・・・福原まゆみ

 

ジェイソン(その息子。教室の生徒)・・・森山智寛

 

ジェシカ(教室の生徒)・・・後藤佑里奈

 

ティモシー(教室の生徒)・・・小泉将臣

 

14日のアフターイベントでも語られたが、

俳優座での上演が憚られるレパートリーだったが、

観る側の懐が深く、野心作は客席にしっかり届きました。

 

そのあたりを大変見事にまとめていただいた文章を以下拝借↓↓

俳優座『カミノヒダリテ』、タイロン君を愛おしく感じてしまった話|中本千晶|note

↑↑文筆家・中本千晶さんのnoteです。

 

御来場いただいた方々、応援いただいた方々に

改めて御礼申し上げます。

・・・劇中は「汚い言葉」の嵐でしたがブログでは継承せずに。

 

18,19日は『戦争とは……2021』

20日からは次回作の稽古初日。

 

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カミノヒダリテ カンバイオンレイ

2022年01月14日 | 俳優座

 

〈米国南部の伝統的な宗教観・道徳観を

「これでもカッ!」という程、おちょくった怪作〉

〈俳優座の俳優の層の厚さには改めて感心した。〉

〈大変な迫力と、人間の振幅の大きさに揺さぶられる舞台〉

ネット上から拾い集めた・・・

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』の感想です。

 

非常にトガッた作品なので不安もあったのですが、

大変面白がっていただいて、ホッと胸をなでおろしています。

そのバロメーターともいえるチケット

全席完売となりました。二日前のこと・・・。

ご報告が遅くなりました。

 

いよいよ今日ふくめて3日3ステージ、ラストスパート!

そして16日千秋楽。一日準備の時間を設けて、

18日、19日は劇団俳優座特別公演『戦争とは・・・2021』

(演出・構成/菅田華絵)

谷川俊太郎、茨木のり子、伊東柱の詩を中心に。

 

 

こちらも完売御礼(18日15時、19日14時)!!

追加公演を19日11時にもうけました。

ご興味ある方は、上の回でお願いいたします。

 

 

まだ定員にいたっていないのは

俳優座演劇研究所。

装いも新たに、今年4月から開校予定です。

詳しくは下記参照くださいませ。

https://haiyuza.net/laboratory-3/

 

ほぼ連絡のみ。

こーゆーこともある。

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カミノヒダリテ ヒョウイトビョーキ

2022年01月10日 | 俳優座

 

劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』

お蔭様で好評裡に全12ステージの3分の1を終えました。

昨日(9日)は、アフタートーク第二弾があり、

医療法人社団雄仁会理事長・五十嵐良雄氏と

本作の翻訳・演出の田中壮太郎、

聞き手として毎日新聞文芸部・諭説委員の濱田元子氏

という三名によるクロストーク

 

精神科・心療内科が専門の五十嵐さんに

「憑依は病気だと控室で先生がおっしゃたのが興味深い」

と田中が問うと

「健康か病気かでいえば、治療の対象なので病気」

「ああ! では憑依は、ある」

「あります。多重人格も含めて」

 

・・・ほんの一部分。

芝居が深まる濃厚な20分となりました。

 

写真左から森山智寛、福原まゆみ、渡辺聡、小泉将臣(手前)、後藤佑里奈

 

冒頭のモノクロのパペットは「タイロン」。

風呂や水泳の時以外はジェイソン(演:森山)の

左手にいて、彼の唯一の友人でもある。

二人は同化しているのか、あるいは憑依しているのか。

そんな舞台とのつながりからの、問いであった。

 

米テキサス。いわゆるバイブル・ベルト

(キリスト教、特に福音派プロテスタントを

熱心に新興する地域)の教会で展開するので、

背景には我々には解りづらい宗教観があるのだけれど、

それを置いても楽しめる仕上がりです。

 

残り4分3。ただGPなど含め、

ほぼほぼ一日に2回まわしの日が続いたので

やっと土曜のマチネのみで一山超えた感。

ギアを入れ替えて、8ステージに挑みます。

 

さて本日は成人の日

『カミノヒダリテ』に登場するジェイソン以下

ティモシー(演:小泉)とジェシカ(演:後藤)は

二十歳の3分の2ちょいあたりの年齢。

 

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カミノヒダリテ ザンセキジョウキョウ ホカ

2022年01月05日 | 俳優座

 

劇団俳優座第349回公演『カミノヒダリテ』

1月7日(初日・金)夜、

9日(日)、10日(月)、12日(水)すべて昼

以上4ステージが完売となっております。

また8日(土)昼・夜の両回も残席は僅かです。

 

 

パペットが、いや、パペットが「も」活躍する舞台。

下の一葉も、その一人。……ひとり?

で、彼が持っているのは、パンフレット

とフォトブック。モノクロームの逸品です。

わかりやすくカラーの写真にしてみました。

 

 

1月3日より稽古再開(お正月休み12/31~1/2)。

4日、照明仕込。この日より劇団も業務開始。

本日は場当たり。無事終了。

その後収録した開演前と終演後のアナウンス。

ここにも演出・田中壮太郎のこだわりが詰まっております。

そしてスタッフは仕上げの作業へ……。

 

さて今回は、全12ステージを10日で駆け抜けます。

上演時間も1時間20分とスピーディー。

・・・準備万端。開幕を待つのみ。

 

 

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カミノヒダリテ

2022年01月01日 | 俳優座

A  Happy  New  Year

本年も宜しくご指導ご鞭撻ください。

 

 

さて、横文字の挨拶と門松やお餅が不似合いだと

自分でも思いつつ選択したのは、

1月7日に開幕する劇団俳優座No.349

『カミノヒダリテ』(作/ロバート・アスキンス

翻訳・演出/田中壮太郎 於/俳優座五階稽古場)

が、二律背反・・・おっと、アメリカの作品で

トニー賞5部門にノミネートされた舞台だから、

アンビバレントと書いたほうが良いのかもだが

・・・の世界観のエンターテイメントだから。

 

例えば、これまで良い人を演じることの多かった

渡辺聡が演じるのは、牧師。

一筋縄に、敬虔な聖職者を演じるかは、

六本木で確かめてください。

 

小泉将臣、森山智寛、後藤佑里奈は

ティーンエイジャーにチャレンジ。

写真:上=小泉、中=森山、下=後藤(右)

 

そして、福原まゆみは本作が復帰作品。

 

以上

五人の俳優による濃厚でスピーディーな一時間半。

すでに9日、12日は完売。

詳しくは俳優座公式ホームページを参照ください。

https://haiyuza.net/performance-2-2/kaminohidarite/

 

と、元日から芝居の宣伝とは、今年も演劇まみれの

365日になるのだろう……。

皆様には息災ない一年でありますように。

 

PS

カミノヒダリテに関して、弊ブログで紹介する際、

アナグラムで届けてきましたが12月16日で挫折。

年もかわったのでアナグラムは忘れていきます。

 

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墓前報告

2021年12月22日 | 俳優座

千田是也(せんだこれや)

1904年7月15日生、1994年12月21日没

演出家、俳優、翻訳家。本名伊藤圀夫。

44年、東野栄治郎、小沢栄太郎、青山杉作、

岸輝子、東山千栄子ら10人の同人と劇団俳優座を旗揚げ。

 

 

千田の命日の21日、劇団代表岩崎加根子ら劇団員、

俳優座とゆかりのある方々で墓前へ。

17日に紀伊國屋演劇賞・団体賞受賞の吉報も伝えに。

 

*****

 

と書いたけれど私は参加していないのである。

そして一夜明けた水曜日。

朝、横断歩道で信号待ちをする父子がいて、

こどもが「ドレミの歌」を振付ありで歌っていた。

小さな声だったので、二人の横に並んで初めて気づいた。

ファはファイトのファーあたりで青。

向こう岸からはメガネを頭にずらして、

スマホを見ながら歩いてくる老眼の中年男性。

 

私の左には、無限の未来のある男児、

右には人生を折り返した男。

ゼブラ模様の中央ですれ違った。

 

歩みの遅いドレミの歌との距離が開いた頃、

東京芸術劇場の楽屋口に、私は達した。

金兵衛の軽トラが止まっていた。

主演俳優の差し入れだろうか……。

名前は知っているが、ついぞ口にしたことはない。

 

なぜか、♪ドドレミファソラシド

ドドシラソファミレド♪というメロディが脳内に。

 

*****

 

千田是也が眠るのは、染井霊園。

ほかに高村光太郎、二葉亭四迷、岡倉天心らの墓もある。

 

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団体賞受賞

2021年12月17日 | 俳優座

 

OGPイメージ

第五十六回 紀伊國屋演劇賞決定のお知らせ

◎ 団体賞(賞状並びに賞金二百万円)     劇団俳優座    「正義の人びと」「雪の中の三人」「インク」「戒厳令」「面と向かっ...

共同通信PRワイヤー

 

 

本日15時に発表された第56回紀伊國屋演劇賞。

大変栄誉なことに、団体賞をいただくはこびとなりました。

ありがとうございます

ひとえに支えていただいた観客の皆様、外部スタッフの皆様の

力の賜物・・・と、こういう場合の定型句。

でも本当に、そう思う週末であります。

 

また早々に「おめでとう」の電話やメールをいただき、

実感が湧いてきました。

 

 

『正義の人びと』に始まる2021年の5公演に対して、

というのが、劇団として喜びもひとしおです。

 

上は『正義の人びと』チラシ

下は『雪の中の三人』集合写真

 

『インク』ゲネプロ写真(上)**

『戒厳令』舞台写真(下)***

 

そして下が『面と向かって』チラシ****

 

こうして振り返ってみれば記憶がじわっと次々に…。

言うまでもなくゴールではないので、これを励みに

劇団一丸となって、2024年2月の創立80周年に向かって!

その末席で、微力ながら精進いたします。

 

〇クレジット〇

*デザイン=若林伸重、花岡文子 写真=若林恵

**写真=小林万里、***写真=坂内太

****デザイン=奥秋圭

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蚊蚤左手

2021年12月16日 | 俳優座

ギャー! 蚊と蚤が左手に・・・

 

カノミヒダリテ

カミノヒダリテ

 

そろそろアナグラムも限界に近づいています。

 

 

しかし、劇団俳優座No.349『カミノヒダリテ』は

リミット知らずの稽古を進めています。

(上は稽古の一場面)

そして。

下が12/8のブログでも書いた黒バージョン。

 

本作品の企画者・小泉将臣が「作品のテーマは『分離』。

自己と他者…アダムとイブ…ジェイソンとタイロン。

躍動感溢れる芝居です」とツイートしていたので

・・・転載。

 

先週、早くも最初の通し稽古を行い、

以来、連日通している。

芝居そのものの仕上がりも早い証拠。

 

上演時間は1時間30分程度と、これも速い。

そして何より、舞台の展開がスピーディーでヴィヴィッド!

 

9日や13日の売れ行きが良く、チケットの動きも早いのだ。

 

参考までイベントも以下に列記。

(12/1にリンクも貼ってはいますが…)

 

★アフタートーク(各回、終演後20分予定)

①1月8日(土)19:00

 田中壮太郎(翻訳・演出)×オールキャスト*

②1月9日(日)14:00

 五十嵐良雄氏(医学博士)×田中壮太郎氏

 進行:濱田元子氏(毎日新聞学芸部)

★プレトーク(開演前18:45~)

1月13日(木)19:00

 田中壮太郎による舞台のみどころ

★バックステージイベント(終演後20分程度)

1月15日(土)14:00

 オールキャスト*

 

(*渡辺聡、福原まゆみ、小泉将臣、森山智寛、後藤佑里奈)

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照かりみの襞

2021年12月08日 | 俳優座

「所長、caseK5に他にない状態が出ています」

研究員の神野に呼ばれ、所長の日田が顕微鏡を覗く。

「ム? なんだこれは。襞だけが輝いて見えるな」

「はい、昨日までなかったのにテカりみの襞に」

 

テカリミノヒダ

カミノヒダリテ

 

前回長くなったので今回はシンプルに。

 

 

一方。

アスキンスの戯曲は決してシンプルではない。

日本人全般でいえば少々理解の難しい、

キリスト教が土台にあって……

また我が国ではそうないよな~という設定も含まれている。

 

でも、それは。

別の言い方をすると、出汁やトッピング。

ラーメンでいえば、魚介系なのか動物系なのか、

メンマ、のり、コーンを乗せるのか、であって。

孤独な少年の内面や、その母であり、

夫を亡くした一女性でもある人間の葛藤などを描く、

という点でいえば「麺」はオーソドックスとも言える。

 

 

今回2種類のチラシで宣伝を展開している。

上記たいへん分かりやすい「白」バージョンと

俳優座としては攻めたかたちになった「黒」。

そこにも『カミノヒダリテ』への我々制作サイドの

思いが込められている。

 

我々と書いた。

長尾がチーフを務めて、精力的に動いている。

冒頭の写真は、票券と稽古場を主戦場として

「助っ人」として支えてくれている菅野氏。

ともに頼もしい。

足手まといにならぬよう頑張りながら、

「ほぼお正月」公演といえるNo.349に続き、

年度末に上演となるLABOvol.38の準備も

そろそろギアをあげないと、、、

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手乗飛騨守

2021年12月01日 | 俳優座

   

この飛騨の山々のどこかに、隠れているという。

見たものはなく古い文献にのみ書かれた生物。

多くの学者が様々なアプローチを試みるが

いまだ手掛かりすら掴めない。

けれども遠い昔には人間と近かったことが

与えられた呼称から伺われるのは間違いない。

おそらく鳥類で、かつ猛禽類だろうと学会は言うが、

齧歯目、つまりリスの仲間とみるグループもあり、

只一人、蝶だと譲らない重鎮もいる。

その名は、手乗飛騨守(てのりひだかみ)。

 

テノリヒダカミ

カミノヒダリテ

 

今日は長めのマクラになりました

蛇足ながら……ネーチャー系のドキュメンタリーの

ナレーションのイメージの、駄文。

 

 

公演概要(11/18)、あらすじ(11/23)と続いて、

そろそろ稽古場の現状を語る時に至った。

上の一葉は稽古初日。舞台監督の宮下卓(右端)が

舞台模型を見せながら説明するの図。

右から二人目が演出(翻訳も)田中氏。以下省略。

※稽古初日は11月16日。

 

11/27の弊ブログでも案内した『自分の耳』の終わるまで

稽古はお馴染みの「5階稽古場」ではなく「アクト飯倉」。

六本木交差点から10分ほどの場所で展開されていた。

ただ。

演出ふくめ出演者も皆、このアクトで研究生時代を過ごし、

「演劇人」としての礎を築いた場所。

また、若いキャストのみで創られる意欲作に相応しい

稽古序盤を経て、30日から本番の会場でもある六本木へ…。

 

そして本日は、クラシック音楽専門誌から

インタビュー依頼がくるなど各方面からの注目度も高い

『カミノヒダリテ』。

 

アフタートーク等の詳細も決まり、さらに加速!

 

https://haiyuza.net/performance-2-2/kaminohidarite/

詳しくはこちら。

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