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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

待ちぼうけ町0820

2022年08月20日 | 俳優座

 

劇団俳優座No.350『待ちぼうけの町』

作/堀江安夫、演出/川口啓史

於/シアターχ、時/9月2日(金)~11日(日)

 

さてSNS全盛の昨今。個人的には

付いていけていない実情があるのだけれど…。

今回の座組では、劇中登場の居酒屋「苫屋」で

出演者が語る・・・という映像を配信中です。

(#待ちぼうけの町 で他にもいろいろ)

 

Q&A方式で「3.11の時、何をしていた」

という問いも。なかなか興味深い内容で・・・

修学旅行でディズニーシーに行っていた、

アイススケートでまさにリンクに降りた時、

芝居を観にいく予定で、いざ駅に行ったら…

等々。

 

 

偶然にも、その芝居というのが私の古巣の作品で、

私は既に退団していたのだけれど、

人手不足から劇団事務所に人がいないから

電話番を頼まれていたのだった。夕方から。

下北沢だから、昼は別のを観るべく早々に街にいて、

つまり、私の場合は劇場客席で大きく揺れた。

結局、「駅前劇場」の公演は中止になり、

「本多劇場」へ駆けつけて尋ねた。

古巣は、幕を開けると答えた。

出演者にロシア人もおり(彼らの驚きようは凄かった)

他のキャスト・スタッフとて帰ることは困難。

そういうわけで、電話番に向かった。

・・・あの日から11年が過ぎ、

『待ちぼうけの町』では2018年秋から20年秋を描く。

 

昨日は午前に大道具の最終的な打合せ、

夕方には特殊メイクの高村マドカ氏が来団、

二度目の打合せ。

今日は衣裳のイカラシヒロコ氏が稽古場へ…

と、開幕へ準備は整っていく。

 

初日まで13日。

 

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猫、巣鴨に赴く。

2022年08月17日 | 俳優座

巣鴨へ。

実に久方ぶりでした。

高岩寺をお参りに行ったわけでなく。

ただ地蔵通り商店街を通ったは通った。

 

 

「とげぬきさん」だけは変わらない。

けれど商店街は随分変わりました。

私がちょいちょい歩いたのは学生時代から

卒業後の数年「劇団観音芝居」時代・・・

これはたまたま劇団名がいかにもなだけで、

地蔵通りを拠点にした劇団ではない。

・・・だから30年ぶりのことで、

逆に変化してないほうが可笑しいわけです。

 

「おばあちゃんの原宿」の距離くらい

前置きが長くなってしまいました。

 

巣鴨に赴いたのはKHJの事務所へご挨拶。

8050問題についてご教示のお願いなど。

 

順番にほどいてゆきます。

まずKHJ。

「全国ひきこもり家族会連合会」の略称になります。

次に8050問題。

80代の親が、自宅にひきこもる50代の子どもの

生活を支え、経済的にも精神的にも行き詰まる

新たな社会問題。

否、それは新たな問題でなく最近では

9060問題という呼称も目に付いてきた。

 

 

『待ちぼうけの町』の稽古が深まる中、

次の公演『猫、獅子になる』の準備も始まっています。

 

*****

 

まったく関係のない話になるが・・・

KHJ事務所を訪ねる前に銀行へ。

法人の通帳による引き出しをしようとしたら、

「取り扱っている支店が限られ、

巣鴨支店ではお受けできません、ごめんなさい」と。

ペーパーレスへの加速は知っていたけれど、

まるで知らなかった。ビックリ

  

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待ちぼうけの町0811

2022年08月11日 | 俳優座

今週は再びの激暑で、日陰がありがたい。

日陰といえば、「ひかげのもやし」と、

小さい頃よく言われました

月一ペースで医者に掛かるような

痩せぎすな子供だったのです、小三まで。

10才を潮に渡辺医院にお世話にならなくなり、

5年生のクラス替えで朝礼順に並んだら、

いっちゃん後ろ……どころか、学年で最長身に。

二週間の春休みでどんだけ伸びたのだろう?

人は変わります。・・・あるいは町も。

 

 

東日本大震災から7年後を描いた本作に登場する

宮城県三陸のとある港町も、ある意味「日陰」。

復興は名ばかりの地で暮らす人々を照射。

ただ。

それを暗く立ち上げるのではなく、

歯を食いしばりながら懸命に逞しく!

と、芝居をこしらえています。

 

祝日ですが、対策を万全に俳優座は

『待ちぼうけの町』(作/堀江安夫、演出/川口啓史)

本日も、稽古でございます。

役者は日々変わっていっております。

 

 

祝日を前にした某ターミナル駅近くの公園。

空き缶やらは、まあ宴の名残り、理解できます。

ホントは、ちゃんとゴミ箱に捨てて欲しいけれど……。

それよりも、こっちとあっちに散った靴は何だろう?

嗚呼、ウエストゲートパークと呼ばれた

かつて荒んだ場が随分と小奇麗になったものである。

町はかわる。

でも集う人々は変わらなかったりもする。

 

そんな都心の「今」も見つめながら、

初日まで22日。

 

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待ちぼうけの町0810

2022年08月10日 | 俳優座

8月9日、『待ちぼうけの町』の稽古場には、

照明、音響、衣裳の各プランナーに作曲家が集い、

ほぼ形の整ってきた芝居を見つめた。

キャストの積み上げたものにスタッフの技が重なります。

 

さて。

弊ブログ8月7日付に新聞取材の一部をアップしたけれど、

FMラジオへの露出等、伝えきれていないことも多い。

演出の川口への新聞取材は月曜にも一件あった。

 

 

上は、六本木交差点ちかくの「ROPOONGI7VISION」。

いわゆるデジタルサイネージ(動画広告)である。

画面を背に、十字路を右手に渡ればアマンド、左手に進めば交番、

つまりはスギ薬局、富士そばの並びの山室ビルの映像に

劇団俳優座No.350公演の情報も流れております。

  

六本木にお立ち寄りの際は是非覗いてやってください。

写メなので、チラシ表面のみが写っていますが、

キャッチコピーなど含め実際は動いています。

 

で、裏面がこちら。

 

と、ここでご注意。

弊団はおもに俳優座劇場、俳優座スタジオと

六本木にて上演することが多いわけだけれど

『待ちぼうけの町』は両国にあるシアターχが会場。

お間違いのないよう

 

そして、劇場のある墨田区の商店街との連携も模索中。

より多くの方々に届けたい! とCOVID-19禍ながら、

制作チームも細心の注意をはらいながら動いております。

 

最後にどうでも良い話。

堀江安夫作、川口啓史演出の本作はナンバー公演として

節目の350作目になるのだけれど、偶然も偶然、

「敏腕Pの日々の徒然」における、俳優座カテゴリーの

栄えある350本目が前回8/7付だったりした。

 

初日まで23日。

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待ちぼうけの町0807

2022年08月07日 | 俳優座

 

劇団俳優座、東日本大震災テーマに舞台「待ちぼうけの町」、9月2日から、失われた命胸に前向く姿描く:中日スポーツ・東京中日スポーツ

東日本大震災の記憶をとどめようと劇団俳優座は9月2日から東京・両国シアターXカイで舞台「待ちぼうけの町」(堀江安夫作、川口啓史演出)を...

中日スポーツ・東京中日スポーツ

 

 

昨日、東京中日スポーツ紙に取り上げていただきました。

下は少し前になりますが、日経新聞に。

(ただWEB版は、会員限定になります)

 

 

海が見える家 岩崎加根子

一緒にいると気持ちが軽くなる。歯科医師の伊野千恵子さんには、いつもお世話になりっぱなしだ。疲れていると、何も言わなくてもすぐに察されてしまう。出会いはいまから25...

日本経済新聞

 

 

そして稽古場には、作家の堀江安夫さんの姿も。

役者が次々に囲んで、これまでの稽古で出てきた課題等

質問責めになりました。別室では大道具打合せ、

稽古後半は振付の藤間章吾さんによる「竜虎舞」の指導と

推進力のある土曜日となりました。

 

龍虎舞は架空の芸能

 

そうそう虎といえば、『待ちぼうけの町』で

元棟梁の橋立を演じる河野正明が出演している

映画『とら男』が、渋谷の「ユーロスペース」で

封切られた日でもあります。

 

映画『とら男』公式サイト

 

1992年に実際に起き、時効となった事件。

担当刑事だった西村虎男を主役に、

セミドキュメンタリータッチで描かれるミステリー。

 

本日は日曜日、稽古はオフ。初日まで26日。

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待ちぼうけの町0806

2022年08月06日 | 俳優座

 

(前列左から、平田朝音、安藤みどり、岩崎加根子、釜木美緒

中列左から矢野和朗、河野正明、加藤佳男、島英臣、川口啓史

後列左から、山田定世、田中孝宗、藤田一真、川井康弘)

 

劇団俳優座第350回公演『待ちぼうけの町』

作/堀江安夫、演出/川口啓史

時/2022年9月2日~11日、於/シアターχ

 

冒頭は集合写真。キャストと演出家。

(一名、外部出演で沖縄に飛んでいて欠けています)

7/20付のblogお尻にも添えましたが、今日は頭に。

 

7月上旬のプレ稽古を終え、

俳優座特別公演『戦争とは……2022』本番時をオフ、

先月20日から稽古を再開いたしました。

そして25日から早くも立ち稽古に……。

 

 

チラシおもて面。

東日本大震災から7年後から始まる作品ということで

重い舞台と思われる方も多いでしょう。

勿論、ズシリと響くストーリーではあります。

けれどもラストには希望が・・・

そんなわけで、明るい宣材をこしらえました。

 

第七波の猛威の中、新規感染者のとてつもない数に

ひるむ日々ではございますが、

我々は正しく恐れて、万全の対策を施しながら、

開幕に向かい、無事に閉幕までと稽古に励むのみ。

 

奇しくもヒロシマの日から『待ちぼうけの町』について

徒然に綴ってまいります。

初日まで27日。

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そぼふる松山

2022年07月20日 | 俳優座

ノンアルコール飲料が隆盛。

さらには微アルも人気である。

 

霧雨より「微」な雨が体にからみつく

7月16日の東京から一路、四国へ。

松山も雨。時に激しく、あるいは小降り。

 

演劇鑑賞団体の「四国」四県六団体の総会が17日迄、

熱く開催されました。

 

帰りの便は席間隔が狭かったけれど、

行きはゆとりのあるシートで得した気分。

当たり前だが、仕事なので観光など一切なく、

それでも、お城周辺に官公庁が広がり、

JR「松山」駅より私鉄の伊予鉄「松山市」駅のほうが栄え、

同系列の市電が、市駅と道後温泉などを縫う街並を、

会議場からホテルのわずか10分程度の移動したけれど、

そこに、旅の滴は感じられた。

 

 

我ながら、もう少し気の効いた写真を撮ろうよ、と

猛省しきりだが、それももう3日も前のことだ。

 

写真もだが。タイトルはタイトルで

少々、昭和歌謡あるいはムード歌謡が匂い立つな~と。

以上、三連休の土日のはなし。

 

そんな頃、六本木では16~18日と『戦争とは……2022』の

上演があり、昨日片付け。

今日20日からは『待ちぼうけの町』稽古が再開した。

 

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戦争とは……2022

2022年07月12日 | 俳優座

劇団俳優座 特別公演28『戦争とは……2022』

 

構成・演出/菅田華絵

時/2022年7月16日(土)~18日(祝) 於/俳優座スタジオ

出演/岩崎 加根子、阿部百合子、遠藤剛、青山眉子、

 片山万由美、松本潤子、天野眞由美、平田朝音、

 山本順子、山﨑夏江、安藤みどり、椎名慧都、

 髙宮千尋、丸本琢郎

・ブレヒト『子供の十字軍』

 (訳/長谷川四郎 絵/高頭祥八)

・ブレヒト『コイナさんの話』(訳/長谷川四郎)

・長谷川四郎『ロバの歌』『花火の歌』『子供たち』など

 

積み上げた歴史、28年。今年はブレヒトを中心に、

その訳者としても著名な長谷川四郎の詩も取り入れて、

前述のとおり、ベテラン・中堅・若手で構成された役者陣で、

平和への希求を届けます。

 

いうまでもなく、世界はこのような情勢。

それを受けての想いも強く、18日13時完売

16日13時~と17日13時=残席僅少、

16日(土) 17:00のみ御用意しやすい回という状況です。

 

本作に限らず、様々な演劇(演劇に限らず、様々な表現で)

ともに考える場が創られています。

・・・多くは語りません。

我々はただ声を発し、手を差し伸べます。

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LABO39 La fin

2022年06月19日 | 俳優座

梅雨が明けたみたいに晴れた日曜日

劇団俳優座LABO公演vol.39

『ムッシュ・シュミットって誰だ?』

千秋楽を無事あいつとめることができました。

幕を開ける前に有難くもチケットが全回完売。

全10ステージを楽しんでいただけました。

 

キャスト一同の記念写真。

(前列右:田中茂弘、前列左:斉藤深雪。

後列右から:関山杏里、志村史人、関口晴雄、丸本琢郎)

 

実際には梅雨まっただなかですが、

公演中はわりと雨をくぐり抜けた感が強く…。

また舞台に対しての感想も晴れやかなものが多かった。

一同、一言ひとことを噛みしめての終幕。

 

演出の小笠原響氏(前列右から二人目)

翻訳の中村まり子氏(前列左端)

舞台監督・川口浩三(後列右端)

舞台監督助手・葛西百合子(前列右端)

舞台監督助手・武藤礼乃(後列左端)

演出助手・稀乃(後列右から二人目)

キャストは省略(前述参照)

 

キャストとスタッフの一部でパシャリ

年度初めの舞台も大団円。

この作品に関しては「誰だ?」を文末に使うスタイルでしたが

(このblogにおいて)最後はフランス風味で・・・

 

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カール・シュミットって誰だ?

2022年06月17日 | 俳優座

まだ立ち稽古の頃です。

皆、稽古着。

セットも仮に組んでいるので、テーブル等の形も異なります。

 

劇団俳優座LABO公演vol.39

『ムッシュ・シュミットて誰だ?』

(作/セバスティアン・ティエリ、

翻訳/中村まり子、演出/小笠原響

時/2022年6月10日~19日、於/俳優座スタジオ)

 

作品も本邦初演ながら、ティエリの戯曲自体、

日本で上演されるのが初めてでした。

6/14付の弊ブログで、星新一だの安部公房だの

感想を紹介させていただきました。

アフタートークでは別役実の名前が出てきたり、

またSNSを覗けば、不条理、軽妙なコメディ、

肌寒いサイコスリラーと様々な感想をいただいた舞台。

 

そうそうアフタートークといえば、15日。

前川喜平氏を迎えて・・・。

(前川氏=左、右=弊団・有馬理恵)

劇中に出てくる名が「カール・シュミット」。

ドイツの思想家・法学者にして、ナチスの協力者。

その名と同姓同名が登場する事は決して偶然ではないはず、

と当たり前のように指摘した慧眼はさすが前川氏!

 

16日には、出演者全員集合してアフターイベント。

許されれば「バックステージツアー」を予定していましたが、

舞台上と舞台裏にお客様をお招きするのは、まだ時期尚早と

『ムッシュ~』でも自粛して、キャストトークを中心に、

舞台の仕掛を舞台監督が説明するコーナーは設けました。

(中央が舞監の川口)

 

残すは明日明後日2ステージ。

「俳優座スタジオ」に改称して最初の作品であり、

前述したように幾つかの初めても多かった舞台。

また、予想だにしなかったハプニングを乗り越え、

恐らく様々な意味で記憶されるだろう作品に。

 

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