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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

どこにでもいる

2018年06月09日 | 制作公演関連
「どこにでもいるね」
ある人は驚き、ある人は呆れ顔で
劇場の受付に立つ僕に言う。

フリーの演劇制作者だから、
それは当然なのだけれども

例えば先般の俳優座の稽古場公演は、
なるほど専属の制作部がある所ゆえ
外部の制作は違和感があったかも?

で今日「も」レアケース。

月に一度のロングランを続ける
『ROSE』がシアターΧでの
49回目の上演を昼にロビーにて。

(この数はシアターΧでの公演のみ。
ブレヒトの芝居小屋での初演、
大阪公演を含めると55ステージ目)



夜はM.B.E.プロジェクトが、
十月の末にこの劇場で上演する
『喪服の似合うエレクトラ』の
プレ企画として、作者オニールの
短編を紹介するシリーズ第一弾を
独特の雰囲気を持つロビーで。

その二作品ともに制作で参加する。
それぞれ別のプロダクションだから
キャスト・スタッフともに、僕以外
総入替になる……不思議な体験。



とかゆ~てるうちに。
14時開演の一人芝居は終わった。
19時開演の『The Rope』に向け
今、ロビーでぽつねんと独り。
のんびりと準備でもするか……。

準備といえば、ここに来て、
4バックに戻し、スイスに挑んだ
西野ジャパンのそれは「呑気」
というより「迷走」?

勿論、3バックはオプションの一つ。
合宿で試しただけで「それで行く!」
なんて明言はしていない、確かに。
だけどさ、そんな余裕はない。
まったくないんだってばさ!

いかん、いかん。
愚痴りたかったわけじゃない。
そもそも。
世界ランク6位に敵うはずがない。

マスコミは西野Jに苦言を呈しつつ、
商売柄、視聴率や購買数も考慮し、
過去にも本大会前に連敗を重ねたが
決勝トーナメントに進んだ!
などなどデータを示して、
庶民の関心を途切れさせない工夫に
余念がなかったりもする。



攻撃時のチャンス、守備でのピンチ、
そのどちらの局面にも必ずいる選手を
「どこにでも顔を出す」と表する。
このタイプが仕事をするチームは強…
いや勝つことができる

今朝の試合のスタメンでいえば、
その期待が出来そうなのは
大島僚太くらいか?

そんなプレーヤーの出現に
一縷の望みを託すしかない。

ワールド杯開幕まで、なんと
一週間を切っている・・・


※最後の写真は、シアターΧのある
複合ビルの内庭のオブジェ。
旧国技館のあった場所ということで
「まわし」のイメージ。

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首のあるヒジカタ

2018年06月06日 | 制作公演関連
きのうは、靴を囲む人々とゆー
シュールな写真で終わったが、
おおかたはパンダ関連のスナップ。
そして主たる内容はといえば、
劇団櫂人『女の平和』終幕の報。

その上野ストアハウスでの芝居の
千秋楽は去る六月三日で、
劇団俳優座の稽古場での公演
『首のないカマリキ』も同日、
賑々しく打ち上がったのだった。


(カマリキではなく白い象?)

これは遡ることふたつきほど前、
御釈迦様の誕生日四月八日のもの。

東京最古の教会で、知人出演の芝居を
観た帰り道の築地本願寺は
「花祭り」で盛り上がっていた。

六月二日(土)。
『女の平和』楽前の舞台を終え、
六本木に向かった私は七月の公演
「The No.3」の顔合わせに参加。
その公演会場が、本願寺境内にある
「築地ブディストホール」。
『土方歳三、いわしたろか!』

詳しくは明日以降に譲るが、
《新撰組の副長・土方歳三を
狙う男達を描く、史実無視の
幕末風コメディーアクション》

その翌日(日)。
『~平和』千秋楽からバラシ、
そして打ち上げを一次会で辞して
六本木に急ぎ、『~カマリキ』の
打ち上げに辛うじて参加できた。

とゆーわけで。
『~カマリキ』の決算等と並行し、
幕末物の稽古場に詰める六月……。
読み合わせは六本木。
俳優座に通ったのに続き、
ギロッポンづいているな~。
でも読み合わせは四日間で、
荒立ちからは水天宮に籠って、
仕上げは吉祥寺のスタジオ。

怒涛の日々のさなかは、
世相に鈍感になりがちだが、
米朝、財務省、アメフトに
バドミントン、そしてドンファン
・・・チラ見ながら、
なんともはやなニュースが多い。

そして梅雨入り。
天気がジメジメするのだから、
ニュースはせめて清々しくないと。
その意味では。
我がスワローズが最下位脱出!
「交流戦」においては首位!!

By the way
六本木といえど、広いのだ。
が。
公演は終えた俳優座の拠点と
公演の始まるNo.3のアジトは
なんと車一台通るのが精一杯の
路地を挟んで向かい合っている。

なんたることだ……。
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軍隊解散者日報6月5日

2018年06月05日 | 制作公演関連







写真を並べてみた。
すべて上野駅の構内だ。
パンダのウンコに始まり、
パンダフルパーティーという
「駅ナカ」全体のイベント。
その中で売られる小物に……



……飲食もパンダ、パンダ、パンダ。
なので、スタッフさんに出す
お弁当にも、パンダ。



こんなパンダ推しの2018年、
東京は上野で上演した
古代ギリシャ喜劇『女の平和』。

劇団櫂人の第四回公演は無事に
3日に終わり、荷卸しと反省会を
昨日「アトリエそら」にて。

90席ほどの上野ストアハウス
(最大はもっと多いけれど、
今回の舞台構造では最大94)に
570オーバー(6ステだったので
平均95……あれれ? 
補助椅子も出させて頂きました)

集客もさることながら、
内容的にも「シニア劇団」の
レベルを凌駕しているとの声、
多数・・・と書いてきて、
さて、掲載すべきか悩むけれど。

集合写真です。



ついでに。
掃除も終えた劇場のロビー。
いざ、打ち上げへ……という時に
持ち主不明の靴が楽屋にあり、
それを皆で囲むシュールな図。

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軍隊解散者日報5月31日

2018年05月31日 | 制作公演関連
劇団櫂人第四回公演『女の平和』
昨日、無事初日の幕を開けました。



生憎の雨。
思えば、季節は梅雨の手前。





あじさいがあちこちに鮮やか。
会場の上野ストアハウスは、
「北上野」にある。
アメ横や松坂屋のあるエリアとも
動物園や美術館のある辺りとも、
一線を画した住宅の多いところだ。

その軒先に花を並べた家々が多く、
何枚か写メに収めたのだが……。
写真を撮る僕に話しかけてきたのは、
築60年の、立派な和洋折衷の
「昭和」と「下町」が同居した家の
おかあさんだった。

「同じ株を分けたんだけど、
これだけ大きく咲いたのよ」
「不動産屋さんがよく来て
マンションにって勧めるけど
お父さんの家だから……」

詳しく聞いてはいないが、
文脈から「愛した亡き夫」を
指す「お父さん」だったのでは
と、立ち話する二人に向かって、
年老いた脚の悪い不細工な、
二軒隣の飼犬がノロノロ来るのを
見下ろしながら思った。

約2400年前のギリシャ。
戦争のさなか立ち上がった女達も
小市民として生きた一人ひとり。



あじさいの色も、また形も
様々なように個性的な女達と
男どもが登場する・・・
警鐘に富んだ作品ゆえ、あえて
戦争に明け暮れる男を
「ども」と書いたけれど、
彼らも一所懸命ではあったはず。



そんな遠いとおい昔に生まれた
物語に挑むシニア劇団の役者達が、
これまた一所懸命で、幕開き後も
稽古を緩めるどころか増す勢い。

さあ、明日は仲日。
そして二回公演です。
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軍隊解散者日報5月28日

2018年05月28日 | 制作公演関連
池袋に住んでいる。
新宿や下北沢の劇場での公演では
朝の小屋入りが山手線内回りになり
「満員電車」で無駄な体力を使う。

上野や両国等、外回りだと
基本座れるので疲弊せずに着到できる。



電車と同じようなことは集団にも。
稽古場に向かう道中で、もう
緊張を強いられるカンパニーがあれば、
リラックスできる座組もある。

これは良い悪いの話ではない。
「塊」としてのキャラクターの差違で
それぞれに魅力がある。

旗揚げからのつきあいの櫂人は、
面子が大人・・・おとなの中でも
めっぽう「大人」なシニアの劇団
・・・だから、心身ともに包み込む
包容力に溢れ、居心地が良い

また人生の積み上げに加えて、
劇団として重ねた経験から
適材適所の担当が確実にこなす
仕事は「制作面」でも顕著だ。
見事に細分化され、かつ機能し、
私の仕事がないのが悩み。

そんなテキパキした動きに
いつも元気を貰っている。

……元気といえば。
本公演の全てを上野ストアハウスで
打ってきた櫂人だけれど、
劇場近くにある居酒屋「げんき」に
顔を出せるのも楽しみの一つだ。

別のカンパニーの制作として、
或いは一観客としても訪れる
ストアハウスからの帰り道に
大将とおかみさんの旨い料理と
温かい人柄(そして少々の酒)に
癒されることは多い。

地下鉄なのに「踏切」がある
珍景の脇に佇む北上野の名店。



昨日までの五日間、
ココキタでの総仕上げには、
舞台監督、照明、音響と常連の
プロも顔を揃えて、通しを見て、
打ち合わせや、録音等々。

そして、5月28日。
『女の平和』は劇場入りです。
てか
遠足の朝みたいに早起きになった。
小屋入りまでまだ五時間もあるよ。


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リキマカイナノビク

2018年05月26日 | 制作公演関連
昨日もちょいと書いたけれど、
劇団俳優座第336回公演
『首のないカマキリ』
(作/横山拓也、演出/眞鍋卓嗣)は、
初日と三日目を僅かに売り残したが
他の14ステージはお陰さまで完売






問合せの電話等にごめんなさいの日々。

てか、これも何度も書いてしつこいが
既に僕は劇団櫂人にシフトして、
優秀な俳優座制作部の水野・前田
両氏に引き継いで任せっきり
辛い仕事には携わっていない。



ただ今日と明日の二日だけは
重要な全国規模の会議があり、
制作部の一人が不在のため受付に…。

初日から、確実に進化している本番を
覗きたいところだが、我慢、我慢。
と。
先程から何葉か挿入しているのは
初日の昼に収めたゲネの写真。







見逃した方はせめてこちらで
お楽しみくださいませ。



さて、名ばかりの「制作」が
今日と明日は姿を見せた一方で、
数日後にロシアとポーランドでの公演
(名取事務所『象』)に旅立つ演出が、
今日は不在、と何とも慌ただしい……。






ああ、この作品。
日本はもとより海外のお客様にも
拡げていきたい舞台である。




当日券はございません。
各回開演の一時間前から整理券配布。
キャンセルの出た場合のみ
ご入場いただける……かたちです。


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軍隊解散者日報5月23日

2018年05月23日 | 制作公演関連
劇団櫂人『女の平和』は、
自前のアトリエに始まり、
立ち稽古に入ると少し広い場所へ
……ただそれはいずれも板橋区。
総仕上げは北区の廃校を再活用した
一室を借り、詰めの稽古になる。
そして本番は台東区上野の劇場。

つまり二十三区の城北から城東へ…。

ある場所で暫く過ごした遊牧民が
次の地へ移ろうように、櫂人も
本公演のたびにそれを繰り返す。

遊牧民は生活に不可欠な水、
家畜の食む植物の生育等々の
多面的な要素で「人生の旅」を
繰り広げているが、櫂人は
より良い創造の「追求の旅」を
西から東へと展開している。

日本の南から北へ、旅芸人が巡る
小屋はわりと決まっているように、
「追求の旅」も概ね四年、
「アトリエそら」から公民館を経て、
「ココキタ」「上野ストアハウス」
というルートを繰り返してきた。
(概ね、であり全てではない)

さて劇中。
主人公で「アテーナイ」の女・
リューシストラテーの呼び掛けに
呼応した「スパルタ」の女を
〈輝くような桃色の肌、
鋼のような筋肉〉と称賛する。

また「スパルタ」のリーダー・
ラムピトーが帯同するのは、
ボイオーティアやコリントスの女達。

主人公の片腕カロニーケーは
〈さすが芸術と文化の都から…〉
とコリントスの女に言う。

異なる国や都市から集まる女は、
その土地土地の気質を纏っている。
そんな古代ギリシャ喜劇に出演する
現代日本の女と男も色とりどり。

1954年結成の伝統ある劇団の
中核男優から初舞台の女優まで
キャリアやプロアマの違い、
あるいは、櫂人に至る道程も
出演者の数だけある。



豊富な人生劇場を紹介したい
気持ちもあるが・・・
気づけば板橋での稽古を終えて、
本稿の前半に書いた「ココキタ」に
今日から五日連続で籠る。



既に音楽の高屋敷さんも入って、
芝居としての精度は上がっている。
心配は、なんたってシニアなので、
連日の稽古にコンディションを崩す
役者が続出していることだ。
・・・工夫として。
稽古着に「DL」とテープを貼り、
無理をしないようにしてきた。

ダウンロードではありません
大リーグによって馴染みになった
「故障者リスト=Disabled List」
の「DL」である。

芝居を高めつつ、体調管理にも
ウエイトを置く初日一週間前だ。
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軍隊解散者日報5月21日

2018年05月21日 | 制作公演関連
きのう、肝に銘じる三つの禁忌を挙げ、
さらには「フリーゆえ、その手の舞台を
仕事として受けることもある」と、
早々に逃げを打った……というか、
実状も吐露したわけだが(^_^;)

今本番が一番近い制作担当作品の
劇団櫂人『女の平和』(※)が
まさに「エロ」を扱っていたりする。



ただ、生チューもほんとの裸もなく
「演劇的」にしっかり処理されている。
演出家に、私的な「三つの禁忌」を
伝えたことはないのだが、
恐らく彼も似たようなイメージで
芝居を創っているのだろう……。
長年組めている理由の一つが
このあたりにあるのかもしれない。

そんな演出家が『女の平和』で
心を砕いているのがコロスだ。

ブリタニカ国際大百科辞典では、
コロスをまず「合唱舞踊団」と称す。
さらに「ギリシア劇において、
筋の直接の展開から離れ解説や批判を
展開する俳優の一群」と綴り、
「初期には劇の主要部分を占めていたが
後期には重要度を減じ名目的なものに」
と、役割の盛衰にも触れている。
また具体的な人数についても、
「テスピス時代の 50人から、
紀元前5世紀末には 15人となり、
ローマの劇作家時代に姿を消した」
と書かれている。

確かに、役割の変化した「コロス」。
現在の演劇界では、その他大勢を
差すと思っている者は多いだろう。
(その意味で使う場合も実際ある)

しかし、篠本演出におけるそれは、
古き善き時代の「筋から離れた場所で
解説や批判を展開する俳優の一群」に
近く、そこから更に発展して
《筋を展開しつつ、解説も担い、さらに
観客の批評や批判を誘う俳優の一群》
にまで昇華した役割として
コロスを重要視している。

文字にするとシャチホコばるので、
観るのが一番早いわけだが……。
繰り返しになるが、初日と仲日の
ソワレ以外は完売しており、
その30日夜と1日夜も、それぞれ
残数はなんとかフタケタ程度だ。

「新聞を見て興味をもった」とか
「めったに掛からない古典劇だから」
等々のチケット購入の電話を、
ここ数日は断ってばかりである。

この場を借りてごめんなさい。
   

※本番が一番近いのは『女の平和』。
それは間違いない。
何故なら『首のないカマキリ』は
好評公演中なのだから。



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2018年05月18日 | 制作公演関連
四月四日の弊ブログ「く」
で始まって、今回の「り」までを
繋げると『首のないカマキリ』。

本日開幕いたします。


ゲネを待つ舞台の一部。

初日祝のお赤飯。
後援会の方から。


ゲネには、iaku公演中にも関わらず
作者の横山拓也氏も駆けつけてくれ、
プランナーもほぼ勢揃い。
いよいよ千穐楽に向かい、
二週間超の公演がスタートです。

【以上14:12記】



芝居創りでお世話になった
日本骨髄バンクの松本さん、
日本篤志献体協会の佐藤理事長
はじめ多くのお客様を迎えて、
1時間50分の幕が無事降りた。

ささやかな初日乾杯。

そうそう。乾杯といえば、
おめでたい初日が誕生日だった
後藤佑里奈を、
ゲネ終わりで祝った。

16日、東京新聞「この人」欄に
取り上げられ、24歳と表記された
後藤は、この日で25歳ということ。

稽古初日からここまでの47日で
三人目のhappybirthdayでした。

私は、ここまでを見届けて、
別の現場へ移るのだけれど、
なんとか時間をこしらえて
少しは顔を覗かせたい……。

6月3日まで俳優座5階稽古場。

おかげさまで売切日が多いです。
ツイッターのチェックや、
劇団へ電話で問い合わせ
(3470ー2888)くださいませ。

【以上23:45記】

俳優座さんお世話になりました。
待っていろ、櫂人!!!

・・・はじめての劇団と
慣れ親しんだところとの
距離が呼称に反映(^_^;)

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軍隊解散者日報5月16日

2018年05月16日 | 制作公演関連
劇団櫂人はシニア劇団でありながら、
一般の方々のイメージするそれとは
一線を画した集団である。

趣味と健康を両輪にして
近くの公園や河川敷を走る
「市民ランナー」と、
中高年カテゴリーの大会で勝負する
「市民アスリート」がいるように、
いわゆる「シニア劇団」も、
自分達が愉しむことが第一義の処と、
「アーティスト」に分かれる。

櫂人は、後者である。
それを客観的に証明するように、
東京新聞「Shou!!劇場」※欄に
今回も掲載される。旗揚げ以来、
すべての公演が取り上げられた。

※「小劇場へ行こう!」から改題

愉しむ「シニア~」は演じやすく、
また観に来られる友人知人にも
わかりやすい有名な作品を選びがち。
対して、常に噛み応えのある戯曲に
櫂人は挑戦し続けている。

日本においては残念ながら、
マイナーな芸術といえる「演劇」。
とは言いながら、東京においては
毎日大小様々な上演があり、
その個々が宣伝にも必死である。

マスコミに公演が紹介されるのは
かなりの難度を要する。
高校球児が皆甲子園を目指しながら、
その椅子が限られているのと同じ。
その例えに乗っかれば・・・
劇団櫂人、四年連続四回目の出場!
・・・となり、その「偉業?」が
伝わりやすいのではないか……。



そんなこんなで全六ステージ中、
まだチケットを残すのは、
初日30日夜と仲日1日夜のみ。
前者は20枚ほど、後者は30枚ほど。

開幕まで二週間。
ん? てことは、こりゃ、
幕開き前に全日完売か~
(@ ̄□ ̄@;)!!

多くの方々の期待に応えるべく、
稽古に熱・・・というか、
演出は最初から高熱を放出して、
JCCCA(全国地球温暖化
防止活動推進センター)から
注意勧告されそーなほどだが
・・・を入れて、汗をかき、
汗かきながらも細かい精度に
心を砕いて……。

或いはまた。

隣の分断された国のことや、
本来「平和の町」という意味の
都市を巡る混乱にも思いを馳せ、
『女の平和』という舞台に臨む。






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