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麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

2018年05月15日 | 制作公演関連
き。
木、気、喜、基、危、機、騎、忌……
もっとたくさんあるけれど、
『首のないカマキリ』においての
「き」は、黄色の「き」だ。

チラシのカラーにも使われている。
台本もそれに倣ってレモン色に。



本作を書き下ろしてくれた横山氏が
主宰するiakuが『カマキリ』と
ほぼ同時期に公演を打つのだけれど、
そのチラシにも黄色が使われていて、
実はiakuのイメージカラーが「黄」。

そんなiakuとのコラボ企画
「スタンプラリー」もあります。



『iaku演劇作品集』
5月16日(水)~28日(月)
こまばアゴラ劇場

・「粛々と運針」
・「人の気も知らないで」
・「あたしら葉桜」と「葉桜」
・「梨の礫の梨」

4演目の日替上演
(詳しくはiaku公式HP。
「葉桜」のみ岸田國士作。
他はすべて横山拓也作品)



上記4演目の中から2演目と
俳優座『首のないカマキリ』
をご覧いただき、指定のカードに
スタンプを貯めたら5戯曲セット
(「葉桜」除く)を全員にプレゼント!



贈り物といえば。
少し前にバナナが届いたと書いた。
12日には「チーズケーキ」

さすがに伝統ある劇団は
支えてくださる方々の力も厚い。



お「気」づかいいただき
「貴」重なものが届くのは
六本「木」の稽古場。
「嬉」しい限りであります。
これも「輝」かしい歴史の賜。

そんなsince1944の俳優座
第336回公演は開幕まで三日。
今日で稽古はおしまい。
明日からはテクニカル。
照明や舞台の仕込となる……。

ちなみに以下がチケット現況。

18金:19:00(残僅)
19土:売切
20日:14:00(残僅)
21月:19:00(残僅)
22火:19:30(残僅)
23水:売切
24木:休演日
25金:売切
26土:14:00(残僅)
27日:14:00
28月:19:30
29火:売切
30水:14:00(残僅)
31木:売切
6月
1金:19:30
2土:売切
3日:14:00

そして、本日稽古最終日。












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つきじdeふと思ったこと。

2018年05月14日 | 制作公演関連
母の日も終わり・・・
五月ももう半ばです。

先週末(5月12日)がん研で
骨髄移植に関する市民講座があり、
「築地場外」の周りも掠めた。
土曜の昼時でもあったので、
大変たくさんの人、人、人…。
勿論、外国人観光客の割合高し。

大通りに面した所がそうだから、
露地筋はさらに賑わっていたろう。
時間もなく、対岸から眺めたのみで
あくまで想像に過ぎないけれど。

てなわけで。
食事もサクッと某天丼チェーン。

さて「天丼てんや」といえば、
たれを適量にかける用具を開発する
など企業努力に長けている。
小そばセットを食した際に
テイクアウトの器に施した工夫も
バッチリ発見しちゃったぞ

お新香を乗せる部分の面積を、
「それ」を乗せる以外はカット。
つまり上部に対して下部が小さく、
やや安定にかけるような形に。
でもきっと、この小さな削減が、
原価上昇に対するディフェンスになり、
我々に提供される時の値段に
寄与しているのだろうと思いつつ、
海老のしっぽを食べるか否かを、
また別の脳味噌で判断していた。

「チーズチキン南蛮天丼」の
新メニューが壁にドドーン。

肉、チーズ、タルタル・・・
最近の日本人の味覚も狙いつつ、
インバウンド対応ではと勘ぐるのは
私だけでしょうか……。

「宮崎」大好きなんだけれども、
私は「チキン南蛮」よりも
「地鶏炭火焼き」派です
「冷や汁」もいいけどね。

平成元年。丸紅のグループ企業として
原価のかさむ天丼のファストフードに
挑戦した「テンコーポレーション」が
展開する「てんや」の一号店は
八重洲地下に誕生している。
(本社は築地が最初で、のちに上野、
さらに浅草と転じている)。

ファミレスのロイホ、シズラーほかの
外食チェーンのロイヤルHDの
完全子会社になったのは2010年。
まさに「平成」を駆け抜けて、
今年創業30年を迎えた。


そうそう「どんぶりチェーン」の
ちょい呑みもすっかり定着。
先陣をきった「吉呑み」の
インパクトは強かったな~。
最近は、ボトルキープもできる
ファミレスも増えたと聞く……。

コンビニの「カフェ」化といい、
垣根を越えた仁義なき戦いが
激化しているわけだ。

そういう中で。
闘いを好まない優しい演劇人
お金は二の次の貧しき演劇人は、
果たして生き残っていけるのか?と
お金を払い、50円引きのクーポンを
受け取りながら、思った。

さらに馳思する。
劉備玄徳ならどうしたか?と。
1797年前の今日、彼は蜀を建てた。

諸葛亮の知恵が演劇界にも欲しい。

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軍隊解散者日報5月12日

2018年05月12日 | 制作公演関連
劇団櫂人『女の平和』
2018年5月30日~6月3日
上野ストアハウス

出演/
青木恵、東條将孝、向後正枝、
鈴木里花、田中淳子、小池恵子、
宮下文子、服部次郎、佐藤陽子、
金井賢一、鈴木智美、高田邦子
(以上劇団員
・以下客演)
柘植英樹、永野和宏、鈴木寿和、
丸谷朱澄、緒方美浮、森美穂子、
住吉ひろ

本公演だけ取ってみても、
イヨネスコの『犀』に始まり、
『谷間の女たち』、そして前回
『ブルーストッキングの女たち』
と硬派な作品が続いた櫂人が、
初めて挑む「喜劇」である。

てか、偶然だろうけれど
三作連続で題名に「女」が……。

実際メンバー構成も女性上位。



唐突に「セクシーチャーハン」。
これは六本木の居酒屋「美豚」の
名物メニューの一つなのだが、
『女の平和』という作品は、
こんなテイストの舞台なのだ。


まったく個人的な話になるが、
下北沢演劇祭の中に、区民参加で
芝居を創る企画があって、
わりと長い間関わったのだけれど、
その一本に『女の平和』があった。

女性参加者から、かなり強めの
ブーイングが出たことを
昨日のことのように覚えている。

2009年2月21~22日、
北沢タウンホール
(演出/鷲田照幸)

ええ9年も前か…。

あの年は、演劇祭に西沢栄治率いる
「JAM SESSION」も参加していて、
その演目が『女の平和』だった。

こちらは区民だけにたった二日の上演、
向こうは、確か10日ほどの打日。
21と22は公演も重なって、
幕末ものやシェイクスピア等、
よく掛かる演目ならいざ知らず、
『女の平和』がシモキタの、
しかも50メートルほどの距離で
二本も上演されたのだった。



さて、時計の針を現在に戻します。

稽古も進行させつつパンフの準備など
多角的に詰めに入っている櫂人の
チケットは、6ステージ中、
5月31日昼、6月1日昼、
2日昼の3回が完売しております。

男どもに戦争を辞めさせるために
女たちがセックスストライキを起こす!
という大枠の舞台は、お客様が
「芝居を観る」ためのシート争いも
熾烈な戦争となりつつあるのだ・・・。

そして、今日は16時~21時半と
5時間ほどの稽古(火、木~土は同じ)
だが。
明日明後日は13時~20時の長丁場。
さらに20日(日)以降は全日、
この時間帯での稽古に突入する。

劇場入りまで約二週間となった……。
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ワークショップ

2018年05月11日 | 制作公演関連
5月9日、10日に俳優座では
ワークショップ「も」行われた。

今月18日に開幕を控えた舞台
『首のないカマキリ』の稽古後、
初心者も参加可能な演劇のWSを
18:30~21:30の3時間。

そう、我々演劇界の者にとっては
「演劇体験」「技術向上」など
様々な用途で展開できるツールとして
ある時急速に広がり、今や定着した
ワークショップなるもの。

その黎明期、我々は並行して
日常生活も営んでいたのだけれど
そこでは出会う機会はなかった。
それが最近。
演劇に限らず、多くの業界で
見掛ける「ワークショップ」。

と書くと。

芝居が元祖と言い切るようだが、
日本以外の世界各国では、
国語や算数などと同じくくりで
「演劇」という授業があるので、
元祖説は間違いじゃないかも、
と調べてみたら、やっぱり!
p(^-^)q

20世紀初頭、米ハーバード大学の
戯曲創作の授業に起源・・・
というようなデータが散見された。

話がそれた(>_<)
俳優座のワークショップの件だ。

公演前に行うのだから、ぶっちゃけ
プロモーションを意識しない訳はない。
てか(^_^;)
はなっからチケットとWSの
お得なセット券も用意していた。

さらには芝居のワンシーンも見せた。
実際の「プロの稽古」を見ていただく、
というメニューの一環として。

一方。
演劇への入口として、まず触れて貰い、
広い視野での「演劇の拡大」にと
ワークショップのみの参加もありだ。

それがなんと1000円とゆー破格
ε=ε=┏(・_・)┛
ジャ○ネットも吃驚である。

ここ数年、このWSは続いている、
と聞いた。HPやTwitterでも発信
……しているそう。
興味のある方は、次回是非(^-^)v

と、薦めておいてなんだが。
いや、実に数多く開催されている。
しかも高額なものが多い。

手元に「物」として残らない。
でも実際、行動に影響を及ぼし、
大袈裟にいえば「人生」すら
変えるほどの力を持つ。

主催側としてはテクニックに加え、
場所代など経費も掛かる訳である。
にしても。
それで「ウン万円」はないよな……
と、たまに憤慨することもある。

現状、JISマーク的な品質保証はない。
あの手この手で善いものを見つけ、
日々の清涼剤に活かして欲しい。

ああ、でも。
WSの「ミシュラン」的なものは
あってもいいよな~、絶対。


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2018年05月09日 | 制作公演関連
本番まで10日を切った
『首のないカマキリ』は、
本日、装置が一部入った。



稽古場が本番の会場でもあるから、
公演で使うセットのある「劇場」で
残りの時間を過ごせるわけだ。

なんと贅沢な……。
「劇団アトリエ」での上演ならでは。


仕込の打ち合わせをするの図。

道具を5階に吊り上げるの図。


そんな劇団俳優座の、336回目の
公演は、繰り返しになるけれど、
骨髄バンクや献体が劇中に出てくる。

ディカプリオにストリープ、
デ・ニーロ、ダイアン・キートンと
豪華出演陣による映画
『マイ・ルーム』(96年12月。
日本公開は97年2月)。

舞台『マーヴィンの部屋』として
世に産み出された作品である。
僕の古巣の劇団が、2007年
本多劇場で上演した際にも
骨髄バンク様にはお世話になった。

白血病の姉が妹に骨髄移植を依頼、
しかしむべない返事。ただ、
妹の子供で施設帰りの長男が……
というのが大枠であった。

かたや「献体」に関していえば、
さだまさしという……歌手であり、
近年は小説も多く発表し、
何よりも漫談家として著名な(?)
タレントがいる。彼の小説
『眉山』(2004年、幻冬舎刊)
・・・映画、ドラマにもなり、
さらに舞台にもなっている・・・
で、初めてその語や意味を知った
という人が多いのだろう。

献血や献検(アイバンク)は
知っていたとしても……。

さて。
そんなマルチタレント好きが
俳優座制作部にいることを、
最近にわかに知ることとなった。

8月6日の「ヒロシマ忌」に、
あえて長崎で平和について考える
野外のフリーライヴを開催した
(87年~06年、稲佐山ほか雲仙等)
ナガサキ生まれのさだだが、
その頃、大学生だった私は毎年、
その祭典に詣でていた。
「まさしんぐワールド」という
秘密結社(?)の会員ゆえ、
教徒が祈りを捧げるのと同じで、
当然「メッカ巡礼」は欠かさない。

が、なんと彼女は小学生にして、
そのコンサートに行っていたという。

ちなみに、さだ氏はファンから
「まっさん」と呼ばれている。

・・・そんな「ま」の回fでした。


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軍隊解散者日報5月7日

2018年05月07日 | 制作公演関連


最近『首のないカマキリ』の
話題が多い弊ブログですが、
相変わらずフリーの演劇制作を
生業としている私は、劇団櫂人
『女の平和』も担当しています。

古代ギリシャの喜劇作家である
アリストパネスによる戯曲は、
原題が『リューシストラテー』
( Lysistrata)と言い、意味は
「リューシス」(解体)と、
「ストラトス」(軍隊)を合成、
つまり「軍隊解散者」である。
と、Wikipediaに載っている。



これが、ブログタイトルの由縁。

さて。劇団櫂人及び客演陣は
昨日の「GW最後の日」も集結。
てか、いよいよ水曜定休以外、
週六の稽古に突入した、
その初日が5月6日であった。

話が前後するけれど。
原題はまた主人公の名前でもある。
リューシスラテーという女性が
長く続く戦争を終わらせるには、
女性が団結して「ストライキ」を
敢行するしか手がない!と
呼び掛ける場面から芝居は始まる。

そう。
冒頭「古代ギリシャ」と書いたが、
紀元前431~404年に実際にあった
ペロポネソス戦争を材にした物語。

アテナイを中心としたデロス同盟

スパルタ中心のペロポネソス同盟
という謂わば当時の「世界戦争」に
作者が問いかけた戯曲。

なんというか……愚かにも人間は
ずーっと戦ばかりしているのだな。
トホホ。


(稽古場風景)


【公演概要】
劇団櫂人第4回公演『女の平和』
原作/アリストパーネス
翻訳/佐藤雅彦
演出・美術/篠本賢一

5月30日~6月3日
上野ストアハウス

前売3800円 当日4000円
中高大学生2000円

⭐31昼、1昼、2昼は完売。
その他詳細は劇団櫂人HPにて。

http://www.gekidankaito.com





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2018年05月05日 | 制作公演関連


劇団俳優座『首のないカマキリ』。
今日から全キャスト揃っての稽古。
(と言っても欠けたのは二日だけですが…)

キャストの岩崎加根子、安藤みどり。
と、演出助手の中村圭吾のいなかった
昨日は、そのかわり(というのは変だな…)
色々なものが届いた。

まずバナナがドド~ンッと二箱!


(写り込んでいるのは、舞監助手の
石川修平=研究所三年=)

俳優座の支援者の方からの
ありがたい差し入れ。
衣裳も三箱、どんっと届いて。

迎えた5月5日。
初回の衣裳合わせを11時~。

14時からは、その衣裳をつけて
頭からの稽古。
衣裳の樋口藍さんはもちろん、
音響・木内拓さんもいらして……。



さて、黄金週間も残り僅か。

外国人観光客や、子連れの家族と
かなりの数行き交ったけれど。
そんな中で何度か目にしたのは、
父と母(あるいは兄弟姉妹など)と
手を繋いだチビッ子が、
駅の階段の、最後の二~三段を
ピョ~ンと飛ぶ場面。

そうそう、すっかり忘れていたけれど、
僕も幼い頃、好きだった「遊び」だ。

あの気持ち良さったらない。

歩くことも覚束なかった脚が、
しっかり歩くようになった次に
挑むのは「跳ぶ」ということなのか?

『首のないカマキリ』は、
最初からしっかりした足取りで
稽古を重ねてきたけれど、
GW終盤の気温上昇ともあいまって、
二~三段、軽やかにジャンプ!!

そんな段階に突入しています。

初日まで二週間ほど。
ただ既に完売の25日、29日に加え、
23日はあと数枚を残すばかり。
19日、26日、6月3日も残り僅か。

連休が明けたら、是非予定を決めて、
俳優座にお電話くださいませ。

チケット専用:03-3405-4743
(俳優座)
ほかカンフェティでも取扱いあり。










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2018年04月30日 | 制作公演関連
劇団俳優座『首のないカマキリ』の
「い」っ週間をざっくり振り替える。



日曜日に休んだばかりなのに、
23日(月)の稽古の翌日、つまり火曜を
急遽オフにして、客席を組むとともに
舞台に仮のセットをこしらえた。

(月)に美術プランがあがったのを受け、
また役者が本を離した稽古が
深度を増す中、それを加速させるには
「新しい刺激」が必要だったし、
同時にそろそろ実際のミザンス
(ミザンセーヌが正しいらしいが
日本では「ミザンス」が定着。
役者の立ち位置や動線を指す言葉)で
相手に台詞を掛けたい時期。

そんなこんなが複合的に絡み合い、
『~カマキリ』は次のステージに
「い」っ歩、確実に踏み出した。



上はその作業のヒトコマ。
舞台監督助手と演出助手を船頭に、
俳優座の養成所生たちにより、
概ね八時間程で造りあげられた。

25日。
午前中に毎日新聞の取材が入り、
午後から本番にかなり近い
「舞台」での稽古となる。


(取材後、演出眞鍋と作者の横山氏の
ツーショットを撮る記者、を撮パシャ)

同日の読売新聞夕刊には、
iakuの旧作の連作公演に関する横山氏の
インタビュー記事が出て、
同じ作家の新作書き下ろしを
老舗の俳優座がほぼ同時期に上演、
ということで少し紹介された。

金曜日、美術プランの微調整。
杉山至氏が四度目の来団。

28日(土)には衣裳プランがあがる。
樋口藍氏のラフスケッチは、
役者の顔も似せてある(^-^)v

夕刻には照明の仕掛けのため
桜井真澄氏がやって来た。

制作はそろそろパンフレットの準備。

そして日曜日はお休みで、今日。
ゴールデンウィークは演劇人にはない。
ただ今日は、少しスペシャルな日。
出演者の安藤みどりの誕生日だ。
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2018年04月23日 | 制作公演関連
スーパーやコンビニに並び始めた
「冷やし中華」……例年通り、
この時期には出ているのだろうが、
ここ数日の夏日を含む暑さは
「冷やし中華」を欲する気候で、
思わず手が伸びてしまう。

さて一方で。
わかっちゃいるけど手が出ない、
ってやつも多いのである。

散らかった部屋の片付けとか、
自分の住む街から立候補した者の
選挙公報をちゃんと読むとか。
やらなきゃいけないのは重々承知、
な・ん・だ・け・れ・ど
大晦日を越したり、投票日を過ぎたり。

「政治はしっかり、不倫もがっつり」
とは公報には書かないわけで、
綺麗事(って言い方は酷ですね)を
透かして読み解くことが大事……。



政治の話がしたいのじゃない。

劇団俳優座『首のないカマキリ』も
真剣に考えなくてはならないと
解ってはいるけれど、普段の生活で
視界の中に入れることが難しい
「骨髄移植」「献体」が登場します。
大切な問題ゆえに、多くの方が
よく知り、深く考えるべきテーマ。

ただ「骨髄バンクに登録すべし」
と大上段から振りかざす芝居では
まるでない作品です。念のため。

ごく平凡な家族の日常。
姉は結婚を控え父には海外赴任の辞令。
そんなワタワタを冷静に見つめる妹。
そこにもたらさせた幼なじみの死。



そろそろ美術プランがあがります。
何度かの打ち合わせを経て、
ほぼほぼ方向性は定まり……、
金曜夜には初回の衣裳打ち合わせ。

着々と進むスタッフワークに
追い付かれないようにと、
役者の芝居はグングンと加速する。

いや、競争しているわけじゃなく。
キャストとスタッフの仕事の進行を
客観的に見て、そう感じるという……。

初日まで25日。
5月29日の完売に続いて、
25日も残席僅かとなりました。

一般5400円、学生3780円。
俳優座(03-3405-4743/チケット専用)
のほかカンフェティでも取り扱い有り。
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2018年04月17日 | 制作公演関連
野球大国のひとつに数えられる
ドミニカ共和国の子供たちには
「野球肘」が少ないそう。

民族の持つ肉体的ポテンシャルも
異なると個人的には思うけれど、
その記事では練習時間や方法の
差異が大きく違うためだと言う。

そりゃまぁそーだわな。
根性論の時代ではないのだ、もう。
そして実際。
日本のこどもたちの野球では、
イニングや球数、或いは連投など
ルールでの制限に加えて指導者への
教育や啓蒙が進み、かなり改善されて
・・・いる印象だったけれど、
数字は、まだ足らないことを
示しているのだそうだ。



iakuの横山拓也さんの主な受賞は・・・
第72回文化庁芸術祭新人賞、
第15回日本劇作家協会新人戯曲賞、
第1回せんだい短編戯曲大賞などなど
・・・である。
乗っている作家の一人と言える。
さて。
最近の演劇界は人気作家が生まれると、
前世紀的スパルタ野球よろしく
その「劇作家」に次々と依頼して、
せっかくの「宝の腕」を無きものに
してしまう傾向がなくはない。

劇団俳優座第339回公演
『首のないカマキリ』は、
そんな横山さんの最新作である。
本作も、これまで以上に評価され、
活躍の場がさらに増えるのは
嬉しいことに決まっているが、
「劇作」の肘が、無理な消耗により
砕けることは防がねばならない。

と。
遥か中米の話題から六本木へ
話の舵は切られております。

さすが老舗劇団。
テーブル稽古にたっぷり時間も掛ける。
六日目で漸く荒立ちになった。

少し丁寧に説明するなら。
立って、実際の距離で台詞を発しつつ、
まだ読み合わせにも重心を残した形で
いわゆる「荒立ち」ではない。



今日で8日目。
じょじょに本を離す役者も出てきた。
明日は、本番一ヶ月前になる。
そして、チケットの一般発売日でもある。


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