鯛の尻尾を奪い取れ

OCNブログから引越してきました、マンホールの蓋ばかりですがよろしく
のんびりやっています

豊(とよ)砲台

2016-05-10 18:53:10 | 対馬要塞
豊砲台入口

 対馬北端にある豊砲台です、のっけから脅すようですがこの入口の近くには四台くらいの駐車スペースしかありませんしすれ違い不可な一本道です、安全策をとるなら近くの海鮮食堂「和」のあたりに停めて来たほうが良いかと、忠告しましたよ。
豊砲台看板1

 入口にある看板、黒く消されている部分はここには長門級の砲塔が据えられていたという部分、赤城だ土佐だと諸説紛々なのが現状らしい。
豊砲台通路1

 さっそく中に入ってみるがいきなりダンジョン気分が味わえる、こんな所でニンジャで遭遇したら瞬殺される事間違いなしです。
豊砲台通路2

 分岐があらわれた
 【コマンド】
 右へ行く
→奥へ行く
 上に行く (え?
 引き返す
豊砲台通路3

 上に行く階段、よく見ると封鎖されていて行けない。
豊砲台通路4

 右に行くと隠し部屋がある(隠してない)
 入ってはいけない雰囲気をかもし出している。
豊砲台跡地1

 奥に行くのが正解でした、ぽっかりと空いた丸い縦穴は砲台をそのまま引き抜いたような形です。
豊砲台

 ちなみに本当に長門級の砲塔が埋まっていたとしたらこんな感じのがあった事になります(写真は陸奥の砲塔ですが)
豊砲台跡地2

 地上から見た砲台陣地、さすがにフェンスで囲まれています(飛び降りたがる人がいたのか?)
豊砲台跡地3

 近づいてみる、でかい・丸い・美しい
豊砲台看板2

 地上部にある看板、よく見るとさきほどの分岐、左にいくという選択肢もあったぽい、うっかり見逃してしまった。
豊砲台

 山頂部にあるコンクリ塊、空気穴か昇降口らしいのだが不明。
豊砲台

 更に埋もれているコンクリ塊、何だろうか気になる。

棹崎砲台

2016-05-08 08:06:17 | 対馬要塞
棹崎公園の案内板

 対馬の北西部にある棹崎公園には対馬野生生物保護センターがありツシマヤマネコが見られるそうですが目的は君じゃないので今回はスルー、まずは砲台陣地の配置を見ておきましょう。
棹崎砲台観測所1

 まずは観測所、海に面した山の頂上にある。
棹崎砲台観測所2

 入り口、中はそんなに広くはないが厚いコンクリートで固められている事だけはわかる。
棹崎砲台漢族所3

 やはり狭い、窓というか穴が横にも開いているが吹きっ晒しの防爆室でしかない、対馬はそんなに寒くはならない?
棹崎砲台観測所4

 明かりを取るための穴だろうか上が小さい四角柱の空間、雨の日には室内がびっしょりになると思うのだが(小波感)
棹崎砲台観測所5

 地下通路、短いのですぐ外に出られるがとても暗い。
棹崎砲台観測所6

 屋上部、有料の双眼鏡があるが戦時中にこれはないだろう、フェンスも後付け、つまりここは何もない平らな所だったと思われる、右手前にあるのは先ほどの明り取りの穴。
棹崎砲台第一砲車跡

 謎のオブジェがある円形広場になっている、ちなみに観光客をはじめ人影はまったくない。
 この砲台は昭和11年7月着工、昭和13年3月竣工、昭和20年10月GHQの指示により撤去、一発の砲弾を打つ事もなく45口径15cm加農砲は姿を消したのでした。
棹崎砲台第二砲車跡

 ソテツの生えた円形広場、
棹崎砲台第三砲車跡

 現在の棹尾崎灯台である、
 レンガの壁の中に円形の土台が残っている。
運輸省標石1

 上の写真の右側の角、灯台入り口門柱の脇にある標石、運輸省とあるので灯台設立時の物だろう。
運輸省標石2

 他の三つの角にはこちらの石があった、こちらにも運輸省と彫られている。
棹崎砲台

 謎の横穴がある、扉が開いているので入ってみてもすぐ終わる小さな石室、どうやらただの弾薬庫のようだ。
棹崎砲台第四砲車跡

 弾薬庫のすぐ脇にある砲車跡地、これだけ見事に円形広場しか残っていないとは説明がないとわからない人が出るのではないか(そういう人は多分ここに来ない)
棹崎砲台

 第四砲車から戻る途中にあった横穴、ここも弾薬庫らしいが中には入れなかった。