新潟市西蒲区(中之口村)
澤将監館と村の木クロマツが描かれている中之口村の蓋です。
澤将監館ってのは、あれですね、いわゆる庄屋さんのお屋敷。
東京の港区にも将監橋というのがあるのでちょっと気になっていた言葉「将監」ですが従六位上相当の役職とか。
高額納税者(年貢納め)に対する報償という意味もあったんですかね。
まあ、そんな将監館が保存・展示されているのが中之口村です。中之口村(澤将監館)
将監館です、確かに石畳の両脇に黒松がせり出してます。
道の真ん中上の方に何かありますけどやらしくスルーしてください、狐の嫁入りとか知りませんから。新潟市西蒲区(西川町)
この蓋に描かれているのは、だいろの家・カタツムリ・町の花アジサイです。
カタツムリとアジサイが一緒に描かれている蓋は秦野市でもありましたが、説明が必要そうなのは「だいろの家」でしょう。
だいろの家というのは、かつてこの地にあった曽根代官所を模した地区コミュニティセンターの事で、西川ふれあい公園の中にあります。
その言葉の意味はカタツムリの家だそうです。新潟市西蒲区(巻町)
巻町の名産品、鯛車が描かれています。
和紙と竹で作られて、お盆の季節になると中で蝋燭をともして子供が引いていく、そんな玩具ちっくな先祖供養の道具だとか。
一時は途絶えた工芸ながら最近復興の兆しが見えてきたとか、うちにも一つ欲しいかな。新潟市西蒲区(岩室村側溝蓋)
雁の湯にちなんで雁の絵が描かれている側溝の蓋です。
岩室温泉は、雁が立ち寄り傷を癒した伝説があるらしい。
上越市吉川区(吉川町)
町の花ウメと町の鳥ウグイスが描かれている吉川町の蓋です。
吉川町は山の中の町というイメージの強いところです。
花札にもあるようにウメとウグイスは相性が良くて、ウグイスと初音も良いのです、梅の地名の近くに初音という地名があっても不思議ではない。
ってゆかそれが日本語の連鎖の美しいところだと思うのですが、あくまでも私見です。
鶯谷駅の近くに谷中初音町があっても変じゃないでしょとかいう話ではないし、梅の名前がつく地名の近くに初音寿司があるとか言ってる訳では(墓穴 上越市吉川区(吉川町)
この吉川町には地区ごとに少し違う蓋があります。
その違いとは、左下の文字。
「吉川北部」「吉川中部」「よしかわ」「あさひ」「かじ」
とりあえず5種類確認しましたがまだあるかも、みんな同じ絵柄なんですけどね。