Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

福島・南相馬へ ① 東京で晩ごはん

2012-11-12 23:50:36 | Restaurant/Bar/Cafe
水曜日の夜、
突然「今週土曜日お休みでいいよ」とバイト先で言われました。
その瞬間、思いました。
「よし!福島に行こう!南相馬!」


今年は月1~2回東北に行っているのですが、
主に岩手と宮城になってしまい、
なかなか福島に行けないのが気になっていました。

11月の東北行きについては白紙だったので、
時間ができたらぜひ福島、
特に、4月に警戒区域から解除された南相馬に行きたいと思い、
行き方のルートを何パターンか把握しておりました。

そして得られたこの機会。
もう2日後の出発になるので
あまりお金をかけずに行くには東京経由がベスト。
東京から深夜のボランティア乗合いで南相馬行きとなりました。

出来るだけ安く行くために
今回はじめてLCC(格安航空券)を使ってみることにしました。



土曜の朝、空港に行ってみると、
なにやらフツウじゃない空気。

私が予約してた航空会社のシステムが故障して、
搭乗手続きやら何やらが滞り、
飛行機もすべての路線で1時間以上の遅れになると
まあ安いってことはこういうリスクもあるってことで・・・

見慣れた北海道の風景を眺めながら時間つぶし・・・。


やっと出発です。


格安なので東京行きといっても降りるのは成田。
成田から都心まで電車で1時間・・・・。


やっと都心へ。


あちこちでちょっとした用事を済ませて、
深夜の福島への移動に備えて晩ごはん。


今回は服装のこともあるので銀座で鮨はやめて郊外で鮨を目論みましたが
どこも予約でいっぱい。
ってことで、以前よく行っていた和食のお店に行ってみることにしました。


広尾から少し歩いて西麻布へ。

ここから見る東京タワーが地味に好きだったりする・・・


おでんとワインのびのむ。


お久しぶりでーす!
野尻シェフ、少し貫禄付いたような・・・

2年ぶりくらいなるかな。
でも予約の電話入れたとき苗字名乗っただけですぐにわかってくれてうれしかった。



まずはシャンパンから。

ドゥーツ。
あんまり日本に入ってないのみたいです。
あんまりキンとしてなくて飲みやすい。


さてお料理です。

柿と車エビの白和え



カワハギのお刺身 キノコの肝和え添え



シャンパン終えて白ワイン

デュポン・ファン ブルゴーニュ・ブラン ショーム・デ・ペリエール2010
ACブルですがブドウはピュリモンのを使ってるみたいです。
うまい。

スッポンとふかひれのお椀



スッポンと赤ワイン合わせてみたかったんで、
なんかピノくださいってお願いしました。

ジョセフ・ロティ ジュブレイ・シャンベルタン2008

これは酸味がやや強くて、スッポンのお椀には微妙に合わず。
鉄っぽさはスッポンとジュブシャン、合う気がするんですがね。



白子の湯引き



鴨ロースト



ここからおでんタイム。

ダイコン・・・に牛筋煮込みと山盛りトリュフ!



劇的にウマイ。


ロールキャベツ



厚岸のカキ



海老芋







ホタテとユリ根のさつま揚げ



そろそろご飯を頂きます・・・。

キノコの炊き込みご飯



ごはんのおかわりはおでんの出汁をかけてお茶漬けで。



デザートはクリームブリュレ



あー久々に満喫しました鴨出汁のおでん。
ワインはね、
前ほどすごい勢いで何種類もグラスで開けるって感じじゃないみたい。
白もすっきりかたっぷりかって聞かれてこっちが選ぶ感じ。
まあ私はそれでもいいけどね。

お料理おいしかったです。
まあこの2年でこっちの舌も肥えたから前ほどの感動は無いにしても、
お値段考えたら120%満足です。
3諭吉出しても首かしげる店もあるからね。

「ようやくおでんとワインが定着してきました・・・・」とシェフ。
とはいえ日本酒持込みとかもあるみたいで、なんか残念ですね。
わたしワイン好きだからそう思うのか・・・。

この日のもうひと組は、
ワインはわからない、他の飲み物ないのかって言いながら、
おークリュッグなら聞いたことある、それ飲むか、
ああクリスタル見たことある、じゃあ次それ、と
高額シャンパン次々開けてて、
分からないものに使うお金があるってすごいなあ・・・・ってポカーンとしちゃいました{/face_ase2/}


それはさておき・・・

これから福島にボランティアに行くっていったら、
ごはんをお持ち帰り用に詰めてくれました、シェフ。
うれしー。

なんか今はお昼もやってるようだし。
ちょくちょく寄りやすいかも。

また来まーす。
ありがとうございました!





そして二次会。

いつものワインバー、エレバージュ。
「どうもお久しぶりです。お元気でしたか。」
6月以来、今年2回目です。
以前は年に3~4回行ってたんですがね。


この日のラインナップを見て、
最近ブラインドで間違えてばかりの2アイテム、
ヴォルネイとニュイ・サン・ジョルジュがあったので
並べて飲むことにしました。


ブシャール ヴォルネイ 1級 カイユレ 2007



シュビヨン・シェゾー ニュイ・サンジョルジュ 1級レ・サンジョルジュ2005


んーわかりにくい。
この微妙な違いをどうとらえたら・・・・。

時間が経つと少し差が出てきた。
南と北の特徴がはっきり。
でもコンテストなんかだと1分で勝負決めなアカンのだよ・・・・。

「香りのグラデーションを感じ取らないと」
って、オーナーソムリエさんのアドヴァイス。

うーん・・・
その域まで私は達していないのだよきっと・・・・。

凹んでいると
なんか次々お味見アイテム出てきました。


Ch.タルボ 1959
ひー。
53歳。
全然古くない。
ちょうど良い熟成感。
すごいなタルボ。


ちょうどテタンジェコレクション祭り開催中でしたので
ちょっとずつ味見させていただきました。


テタンジェ・コレクション1981

テタンジェ・コレクションは年ごとにボトルのデザインが違います。
81年のデザイナーは、
ニース出身の画家で彫刻家、アルマン・フェルナンデス氏。
同じ年のムートンのエチケットも手掛けているとか。

このボトル、実は前からステキだなーって思っていて、
ちょうど空いたからあげますよって言われて
もらってきちゃいました。
福島に酒瓶持って行くハメに

あ、肝心のシャンパンのお味は、まあまあ酸化してました。
でもそういうのが好きなシャンパンラヴァーもいるかと思います。




テタンジェ・コレクション1992
デザイナーはチリ出身のシュルレアリスト、ロベルト・マッタ。
こちらのシャンパンはまだまだ20歳と若いので、
酸味もありおいしく飲めるなって感じ。



楽しいトークとおいしいワインのひととき、
ありがとうございました。


さて、そろそろ福島行きの準備をしましょうか。


つづく。


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