Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

BRTと三鉄で岩手県沿岸縦断の旅 ⑮ 八戸 みろく横町

2013-05-06 23:56:58 | Travel
八戸に着いた頃はもう真っ暗で、雨も結構な勢いで降ってました。

いつも岩手県沿岸に行くときに乗り継ぎで降り立つだけだった八戸。
この街も津波の被害があったので、
いつか街の中に行ってごはん食べたりお酒飲んだりしたいなと思ってました。

そして今回、ようやく実現。
北に向かう新幹線の時刻までの2時間ほど、ごはん食べに行きましたのはこちら。


みろく横町。
震災前からあった屋台村です。

連休最終日てことで閉まっているお店も多かったんですが、
常連さんで盛り上がっている店も多かったです。
そんな中、なんとなく入りやすそうで、妹が以前に行ったことがあるこちらへ。


蒸籠(むしかご)さん




おいしそうなおつまみやいろんな種類のお酒がありました。



馬刺し。


小龍包。



青森・五戸町の地酒、如空。
おいしいお酒でしたー。



なんだったかの煮込み。



カキフライ。



焼きニラ饅頭。


たくさん食べましたー。


八戸では名物の「せんべい汁」を絶対食べたいと思っていました。
むしかごさんのメニューにはないのですが、
この屋台村の中では他の店からの出前も自由にできるということで、
お願いしました。

おいしかったー。
はじめて本場のせんべい汁食べました


さて、身体も温まりましたし、そろそろ新幹線の時間です。


八戸駅。

種差とか洋野町とか、
まだ行ってないところもたくさんあるんですよねー・・・。

さて、
3日間で気仙沼から八戸まで、三陸沿岸の町を電車やバスで移動した今回の旅。
今までゆっくり見てまわれなかったところも行くことができて
ほんとによかったです。
車でなければ行けないところもありますが、
ついつい通過してしまうことも多いので。

震災後、交通が寸断されて不便なところもまだまだ多いのですが、
BRTが走るようになったり、三陸鉄道が再開したり、
少しずつ移動しやすくなってきて、今回それを実感しました。
来年には三鉄が全面開通します。
あとはJR山田線ですねー。

つながってるところもつながってないところも
また来ます、三陸。


おわり。

BRTと三鉄で岩手県沿岸縦断の旅 ⑭ 久慈市内散策

2013-05-06 23:55:58 | Travel
さて久慈に到着。
久慈と言えば、ドラマ「あまちゃん」で北三陸市としてメインのロケ地になっています。




ドラマが始まってから、観光客がずいぶん増えたそうです。
うれしいですね。


駅構内にも以前はなかった海女紹介コーナーができてました!


前に来たときはぽつぽつとしかついてなかった「どこからシール」も、
ゴールデンウィークということもあり、こんなにたくさんのシールが!

はじめてきてくださった方が多いですね


三陸鉄道久慈駅も、
記念撮影スポット的になってます(笑)



さて、久慈駅前を少し散策してみましょう。

考えてみたら、わたくし今まで久慈は朝9時前後にしか訪れてなくて、
お店があんまり開いてない印象だったんですが、
今回は午後に行ったのであちこち開いてて、ついたくさん買い物しちゃいました!



昨年秋にまめぶ汁をいただいた「まめぶの家」。

観光客の多さに対応しきれなかったのか、
「55食限定」だそうで



大平園。


やきものや漆や鉄器などの工芸品やお茶など売ってます。
前から気になっていたんですが、
いつも開店前なのでショーウィンド越しに中をのぞいてたんです(笑)
やっと入ることができました!

時間かけていろいろ見て、
小久慈焼のフリーカップと小皿、片口とお猪口を買いました!
連休の様子を聞いたら、
「うちみたいなところはそうでもないです。皆さん小袖海岸のほうに行かれるので・・・」と。


シャトー・タカマツ。

以前ここでパンを買って食べて、おいしかったのを覚えてます。
今回は買わなかったけど、新商品のすんごくめんこい海女レーヌ、次回買ってみたいと思います!


あとは有名なお菓子屋さん、沢菊でもお買いものしました。


道の駅・やませ土風館。


久慈をはじめとした北三陸の物産が満載。
「あまちゃん」関連商品もたくさんありました。


さてー、歩いた歩いた。
もう少し時間あるけど、どうしよっかー。
なんかせっかく久慈に来たのに「まめぶ」食べないで帰るのもさみしいよねー。
まめぶの家も営業時間外だったし・・・。
ちょっと座りたいよね。
ってことで、駅前の地元物産なんかを売ってるところへ。


ここもはじめて入ることができました。
観光の情報もゲットできます。
スタッフに連休の間の賑わいについて聞くと
(岩手県人らしく)控えめに「たくさん来ましたよ」って(笑)
ついでに、
「いまの時間、この辺でまめぶ食べられるとこってありますかねぇ?」
って聞いてみたら、2軒ほど教えてくれましたので行ってみることに。


久慈グランドホテル1Fのレストラン・アゼリア。


パッと見た感じ、
もう連休最終日の夕方で客も来ないだろうからーみたいな雰囲気で、
電気も消えてたんすが、
スタッフさんが私たちに気が付いてくれたので、
「すいません、まめぶ汁食べたいんです」って言ったら入れてくれました。
わーい!田舎サイコー

期間限定、いま話題の「あまちゃん」メニュー


でもねー、実はあんまりお腹すいてなかったんですよね。
で、ダメもとで「あのー、まめぶだけってわけにはいきませんか?」と聞いてみました。
「シェフに聞いてきます」っていって数分後オッケー出まして、
いただきました、いま話題のまめぶ汁!



黒糖とクルミ入りのお団子が醤油味の汁物に入ってるんです。
おいしかったです。
身体も温まりました


さて、雨が降り始めていましたのでやや小走りで久慈駅へ。


こっちは三陸鉄道ですが、これから乗るのはJR八戸線。


今回の旅は八戸で締めくくりです。


つづく。


BRTと三鉄で岩手県沿岸縦断の旅 ⑬ 三陸鉄道北リアス線

2013-05-06 23:53:58 | Travel
さてさて、宮古から三陸鉄道北リアス線に乗って三陸沿岸を北上します。


田老。





前回は昨年の秋ぐらいに来たのですが、
そのときはエックス字型の二重の防波堤の両脇に瓦礫が高く積まれていました。
いまはだいぶ片付きましたね・・・・。



摂待。



ここはもともと田畑だったと思うんですが、
津波が川をさかのぼってきたので高架の摂待駅を越したところまで浸水しており、
前にみたときはもっと散らかっていて工事車両もいっぱいいたのですが、
だいぶ片付いて土地が整備された印象です。



小本。



この先の島越駅が復旧していないのでここからバスの代行運行です。

山側の国道45号線を走ります。

5月。そろそろ緑が増えてきました・・・・。



田野畑駅。

ここからまた三鉄に乗っていくのですが、
次の列車まで1時間くらいあるので、ちょっと歩いてみることにしました。

近くの羅賀港。

昨年9月はこの港からサッパ船アドベンチャー出港して、
田野畑の海の美しさを満喫しました。
またやりたいなー

海沿いにあるホテル羅賀荘。

サッパ船の時はまだ工事中だったのですが、
昨年11月から営業再開しているそうです。

中のラウンジでジェラートいただきました。

ミルク味が濃い!

まだまだ周辺はこんな感じです。

以前はこの辺りも住宅や商店がたくさんあったみたいです・・・・。



さて、田野畑駅に戻りまして久慈に向かいます。







ここから北はドラマ「あまちゃん」のロケ地を巡る旅行者がたくさんです。
あまちゃん効果で三陸に人が来てくれるのはうれしいことですね。
三鉄の車内アナウンスも、あまちゃんと絡めてロケ地の紹介とかしてくれるので、
ファンにはたまりません


普代。






堀内大橋。

この堀内大橋(車道)から三鉄を観た画像はコチラ。
           (参考画像)
あまちゃんのシーンでこんなのありましたよね!




堀内

この駅はいままであんまり注目ポイント無かったんですが、
あまちゃんのなかで「袖ケ浜駅」として何度も登場するので、
いまでは堀内大橋、安家橋梁と並んで、北リアス線の見所になっています(笑)
なんと数分列車を止めて、乗客がホームに降り立ち記念撮影とかできるんです!
わたしたちも
「ほら春子がさーここから駆け上がってきて・・・・」
なんて、ドラマの一場面を思い出したりして(笑)


ドラマの中で
安部ちゃんが東京行くときに最後まで手を振っていたトンネルの画・・・・。


そして記念撮影。
妹なんてこのあと三鉄の車掌さんとも一緒に写真撮りましたから(爆)

そしてまた列車は動きます・・・。



安家川。




野田。

















相変わらず津波の爪痕が残ってますが、
山積みだった瓦礫はだいぶ片付きましたね・・・。



陸中宇部。



そして終点久慈。


あー楽しい列車の旅でした
いつかお座敷列車に乗りたいなー




さて、これからしばし久慈市内散策です。


つづく。

BRTと三鉄で岩手県沿岸縦断の旅 ⑫ ちょこっと宮古散策、そして北へ

2013-05-06 23:50:58 | Travel
次の三鉄久慈方面行きの列車までの間、しばし宮古散策です。



まずは三鉄宮古駅。

妹はちょっと鉄道マニアっぽいところがあって、
うきうきと三鉄グッズを物色したりしてました。

買い物してお金を支払っていたところ、
「数量限定弁当」とかいう張り紙が目に入りました。
ちょうどお昼どこで食べようねーなんて話していたところだったので、
「これって・・・・?」と三鉄スタッフさんに尋ねると、
「あ 連休中日替わりで出しているお弁当で、今日は海女弁当です。」と。
「海女弁当」と姉妹で大声でハモってしまい、
笑われてしまいました

だってー。
ドラマ「あまちゃん」の見過ぎでしょうか。
ドラマに出てくる第三セクターの北三陸鉄道のモデルになっているこの三陸鉄道で、
海女と名のつくお弁当を食べられるなんて

すぐお弁当予約しました

電車の時間までにはお弁当が出来上がって届くというので、
それまで駅前にカフェとかあったらマッタリしたいねーということで、
観光案内所で「どこかお茶っこ飲めるとこないですか?」ときいて教えてもらった店へ。

するとまだ開いてなかった

で、しばし駅前をウロウロ。

クラブカウンターアクション宮古。




被災した地域の復興に向け、
バンドやミュージシャンが被災地に訪れることで
互いに元気を与えあえたら・・・という目的で、
東北三陸沖沿岸地域にライブハウスを建設するプロジェクト、
「東北ライブハウス大作戦」。
その第1号がこのクラブカウンターアクション宮古です。
大船渡と石巻にもこのプロジェクトによるライブハウスがあります。


さて、お茶っこ飲みにもう一回さっきの店行ってみますか。


土屋商店。

もともとタバコ屋さんだったのかな?
不思議な外観


なんと内装は超おしゃれ!


朴訥とした感じの男子が一人で切り盛りしていました・・・。






わたくしはコーヒー(マンデリン)とチーズケーキ、
妹はホットチョコレートを。

わー。おいしー。
すごいお気に入りになっちゃいました!
また来ます!土屋商店


さて、そろそろ三鉄乗らないとね。





鉄道大好きの妹さん、
三鉄の車両見て大興奮

車両に乗っても大興奮

で、北三陸を三鉄で北上する旅、出発進行!


さっそく注文していた海女弁当をいただきます。





三陸の海の幸がふんだんに乗っております。
おいしかったでーす!


つづく。

BRTと三鉄で岩手県沿岸縦断の旅 ⑪ 釜石から宮古へ

2013-05-06 23:50:32 | Travel
ゴールデンウィーク後半4日目。

気仙沼から三陸沿岸をずーっと北上してまいりまして、
この日はいよいよ最終日。
釜石から八戸まで移動します。

まずは朝の散歩から。

前夜に夜桜と釜石の夜景を見にいった薬師公園へ。
















もう少し早い時期に来たら満開の桜を見られるのでしょうねー。
いつか必ず・・・・。


さて、バスに乗りまして鵜住居へ向かいます。





鵜住居ではいつものように防災センターに寄らせてもらいます・・・。























たくさんの方がここに避難してきて津波にのまれて亡くなりました。
避難所に指定されていないのに、
定例の避難訓練をここでやっていたので、皆さんここに集まってしまったのでした。
そのような誤解を生じさせた市の責任は重いです。



さて、またバスに乗って北へ。






新しい防波堤の建設工事があちこちで始まっています。






前日も訪れた山田町。

















前日はどんより曇っていたので見られなかった山田の青い海。
この日はお天気がよく、
この海を見ることができてよかった・・・・。


山田を過ぎて、宮古市に入ります。




ヨットの白い帆が映える青い海。



ということで、宮古駅到着。




この釜石ー宮古間は震災前はJR山田線が走っていたのですが、
現在はバスしかありません。
宮古市内の閉川に架かる鉄橋が落ちていること、
山田町や大槌町、釜石の鵜住居地区の被害が大きいことが
鉄道復旧の妨げになっています。

バスに乗る度毎回思いますが、
この区間のバス乗客は結構多い。

はやく山田線が復旧することを祈っています。


さて、
次は三鉄に乗って久慈まで北上するのですが、
少し時間があるので、宮古を散策することにしました。

つづく。