Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

バイトにて教育的指導

2006-12-06 21:03:42 | Career
バイト先のお豆腐レストランで
同じチームに調理師の卵のM君がいます。
調理専門学校の学生さんで素直ないい子です。
来春卒業したら
吉兆とかそういう割烹系の和食の店で働きたいらしい。

のろのろが多いうちのチームにおいては
動けるほうの部類に入る彼ですが、
包丁さばきはイマイチです。
なにか切ってもらってもだいたい全部つながってるし、
白髪葱も私より太くて汚い。

調理系の学生さんは実習と称して
この時期の2週間、いろいろなレストランで研鑽を積みます。
Mくんはなんと
バイト先であるうちの店で実習することにしたんです。
慣れたところでラクしたいというよりは、
他の店に実習行ったらバイトを休まなきゃならなくて
迷惑がかかるから・・・という理由で。
いい子なんですね。
でももっと自分の将来を考えたほうが良かったと思う。
パートのおばさんとバカ社員で成り立ってる店で
将来吉兆で働きたい子が実習・・・。
せっかくの実習なんだから
ちゃんと板さんがいる店で実習すればいいのに。
この子はほんとにアマイなあ・・・。

決まったことはしょうがないので、
緊張感を持ってもらうために
今日から実習生として出勤したM君にちょっと喝を入れました。
2週間の実習中に私より細い白髪葱を切れるようになること、
ここは板さんが指導してくれるわけじゃないから
自分で目的意識を持って2週間を過すように・・・など。
それを聞いていた私より1年先輩で調理師のAさん、
通称「ノロノロ3号」が言いました。
「すご~い。sympaさん、学校の先生みた~い!カッコイイ!」
っつーか、あんた、
調理師の先輩として指導する立場でしょ、ホントは。
全く疲れるよ・・・。

もう一つのバイト先では
フレンチレストランのスタッフとキッチンをシェアしてますが、
そこにも実習生が来ています。
その子は大きな鯛を下ろしたりとかそんな実習をしてます。
それ見たら、
ウチのMくんはかなり損してると思う。
ウチのお豆腐レストランでは魚も全部切り身で入荷だからね。

ま、そんなこんなで
この業界でも早くも仕切り技を発揮している私です。