クルマのサスペンションと長いお付き合い

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新車試乗 久々の実力派!

2013-05-02 23:43:02 | 試乗レポート
一昨日の試乗車は、この先まず私には縁が無いだろうと思える車。
価格が高いのもそうだが、ボデーが大きく重い!
外観も含めて、シャキシャキ動きそうなイメージもないし。
と、個人的な思い込みは置いといて、広報車はちゃんと乗っておかないと!
いつものテストロード(単なる一般道です)を軽く走ってみるかっ!と走り始めたら
助手席から、この車のダンパーはマグティックライド、又はマグネライド(商品名?)と
呼ばれるものが付いてますよ、と説明があった。
それを聞いて気楽な試乗モードから仕事モードに気持ちを切り替えた。
テストロードも延長、路面の種類を増やしてアレコレ確認することにした。
磁性流体を使ったダンパーのチューニングは、まだやったことが無いが
試乗してみると従来型のダンパーとの横比較がむつかしい。
細かなフィールがずい分と異なるのだ。
新たに磁性流体ダンパー専用の“評価シート”が必要なのではと思ったりしている。
少しずつだがマグネライド装着車が増えつつある。
良いところもあれば気になる動きもある。
総じて不思議なリズム感を持つ乗り心地なのは確かだ。
そのマグネライドを装着した今回の試乗車は、走りの実力を前面に出した車。
ということで、大き目のアクションも試してみた。
バネ上の押さえ込みが過減衰なのでは?と思えるくらいに見事に一発で揺れを止める。
S字の素早い切り返しも、ロールスピードのコントロールをあまり意識せずとも車側でやってくれる。
車体が重い分、軽々しい動きではないものの、切り直し直後の収束は余韻が残らない!
ここのしつけは驚くばかり。
かと言って穏やかに走らせれば、程よいリズム感に仕立てられていて、ゆったりの走りが味わえる。
電子制御と応答性の良いダンパー。
そしてもっともカンジンな“仕込み”のセンスがイイ!
駆動力の“応答性”も秀逸。
踏力は軽めだが、ブレーキタッチは切れがいい。
速度管理のし易さから、ドライビングの組み立てが楽だ。
走り終えた後の印象はかなり高得点。
この車を仕立てたエンジニア、またはドライバーと車を通して対話できた気がする。
こういったドライバー目線の車は久々だ。
ひとつ残念だったのは、足元がキョトキョトと動いて、これに伴ってハンドルに手応えが返ってくるので
直進性がオヤッ!?だった。
走りの印象の大切なところの足を引っ張っている。
おそらくタイヤのせいだろう。
見た目はセダン、でも走りは久々の実力派!
見る目が変わった。
そしてマグネライトダンパーの良い一面を確かめることができた。


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2 コメント

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ニュルブルクリンク (青の131)
2013-05-03 16:34:43
ニュルでやれば良いと言うものではないですがニュルブルクリンクで仕上げた車のようですね。

最近、国政さんが誉めているソニックやイプシロンも同じディーラーなので3台試乗してみます。

アメ車は好きではないですが新型コルベットも良さそうで興味あります。
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かきこみありがとうございます。 (くにまさ)
2013-05-04 23:12:20
ぜひ試乗コメント聞かせてください。
ニュルブルクリンクを走らせればいい車になるとは限らない、と言うのをこれまで何台も見てきました、何じゃこれ、もありました。でも今回の車はなかなかだと思います。
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