クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

G-BOWL練習会

2012-05-28 10:10:04 | G-BOWL

事前打ち合わせを2月から3回。
当日の資料作りにプレトレーニング・・・と、準備万端でG-BOWL練習会に突入。
朝から好天。
涼しい風に吹かれてドラミは木かげで行った。
ザッカー誌の取材も入り、読者からの応募3人も加わって、年齢巾20~73才!
女性3名、男性15名の計18名が生徒。
私も入れたスタッフが10数名(大半が運転のツワモノ)。
生徒の数と先生の数が近い練習会というのも、そうないだろう。

練習会のテーマは“ブレーキ”。 車を止めるのは“人”である。
正しい減速の仕方、考え方と理由。
つまり動作と知識、その実際をトレーニングするのだが、一人で乗って迷い込んではいけないので
必ず横に誰か同乗・・・を条件とした。
生徒が空き時間に乗ることもあれば、インストラクターが乗ることもある。
助手席に乗ることで気付くことがたくさんあるのだ。
G-メーターを装着した車で同乗走行しながら、Gの大きさを体感してもらって
おおよその目盛りを自分の中に取り込んでもらった。
日常の信号停止とか、やや急ブレーキに感じられるのはこれくらい、ハプニングブレーキは・・・
と、目安程度の数値だ。
G-BOWLを使ってのメニューは、今回G-BOWLジムカーナをやった。
無論、タイム計測ありだ!

加速、減速、旋回と、要素は全て取り込まれているから
Gの強さを頭に描いて、ボールが転がり出ないようコントロールしなくてはいけない。
外から見ていてもドライバーが集中している様子がヒシと伝わってくる。 
ゴールの停止ゾーンに入れて止めるブレーキも、一定Gを心掛けているのがワカル。
このプレッシャーをドライバーに与えられるのが、G-BOWLなわけだ。

最後の最後、車が完全に停止する寸前にボールがポロリの人もいたりして、
最後まで気を抜いてはいけないのが周りの人に伝わる。
本番のアタックを終えて、外で見ている人は
“そこでGを強くしたらボールが落ちる~!”と、心の中で叫んでいる様子がうかがえる。
他人事ではなくなっているのだ。

進行を全面的に支えてくれたインストラクターに「ありがとう」と声をかけると
一様に皆、「いやいやこちらこそ勉強になりました」と、ニコニコしながら真顔で答えてくれた。 
人の振り見て・・・か。
私も良い運転を伝えるコツを確認できて、一歩前進できたように思う。
練習は真剣に臨まなくてはいけないが、集中できる“空気”を作る事だと再認識。
楽しく学ぶことで効果が何倍にもなる。

参加者の皆さん、おつかれ様でした。
運転は自分の為のもの、まずそこです!
車を自在に操れるようになれば、同じ空間に居られて 同乗者は快適をいただけます。

手伝ってくれたスタッフの皆さんに感謝!
素晴らしい練習会になりました。