クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

片手運転 2

2012-05-20 16:47:35 | なんでもレポート

上手い運転で思い出されるのは、中国海南島のタクシー運転手の事。
 (以前にブログに書いたかもしれない)

仕事でホテルと会社の往復に、毎日タクシーを使う。
ある日のドライバーが、実に感じの良い運転をする。
当然、次の日も次の日も指名した。
最終日一日、仕事に空きが出来たので、このタクシーの運転手にお願いして海南島をドライブ。
とても快適な旅となった。

旅の途中、「あなたはとても優れた運転手だ」と伝えると、素直に喜んでくれた。
そして、誰に運転を教わったのかを尋ねると、
「父が運転手をしていて、その父に“車の運転は誰でも出来る” しかし“上手く走らせる”のは
 とてもむつかしい(彼の父の年代の車は仕上がりが悪くて、ドライバーの苦労が必要だった
 という意味にもとらえられるか!?)」・・・と。
その言葉を聞いて、上手く走らせることとは・・・を考えて実践している、と
若いタクシードライバーは答えた。
運転のキモとなるGコントロールが、正に文句ナシ。
そこを彼は見い出したのだろう(オソルベシ)。

振り返って、国内のドライバーの上手さのレベルはどうだろうか。
責任感をも認識している人は少なく感じる。
運転の文化レベルは、世界水準といえるのかどうか・・・。