クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

もう、随分と昔の話ですが

2009-08-29 13:33:18 | なんでもレポート
公設市場の中の八百屋でアルバイトをしていた事がある。
通路を挟んで向かいの店が惣菜屋、となりが魚屋。
客のいない開店前に、掃除をしながらいつものように
店員同士の世間話が始まる。
威勢の良い掛け声が地声の人達だから、他愛無い会話でも朝から元気がもらえる。
毎朝のルーティンワークで、惣菜屋のお兄さんがデッカイ鍋で
ジャガイモを茹で上げ、ポテトサラダの準備をしている。
アツアツのジャガイモの皮を、包丁を使って手際よく剥き、
サイの目までスコスコスコと切り刻む。
顔はこっちを向いていて、次のジャガイモを掴み取る時に
時々下を向くくらいで、殆ど手元を見ていない。
ジャガイモが勝手に包丁の下に移動しているかのように見える。
その、包丁さばきに見とれたものだ。
正に、プロ。
テレビのニュースで、トレーラーの事故を見かけるたびに
「プロとは何ぞや?」と、思う。
今も、あの包丁捌きが目に焼きついている。
お金を貰う職業運転手はプロと呼べるが、責任感、意識の欠落は事故の元。
運転は一瞬の油断が・・・・。
指にケガでは済まなくなるので気をつけましょう。