クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

やっとできました ボールインボウル

2009-08-11 13:54:49 | なんでもレポート
ドライバーズトレーニング専用の「ボールインボウル」のボウル(お皿)が出来ました。
デザインは以前紹介した物と同じです。
ボールインボウルの話は随分以前から、あちこちで運転を解説する時に使われてきた
(考え方も含めて)のだが、実際に使用されていたのは、キッチンウェアーのサラダボウルであったり、
類似したお皿だったりした。専用のものは今まで無かった(私の知る限り)かと思う。
大きなサラダボウルにテニスボールを入れて転がせば、Gの方向は判るが
Gの強さは今ひとつハッキリしない。
車に発生する“Gを見せる”目的としてはこれで充分だがある程度は数値化したGの強さも知りたい。
それがあればドライビングレッスンに活かせると思い、0.4Gを上限とした曲率半径の凹面を持つボウルを製作した。
このボウルにピンポン球を転がして走らせる姿は一種のゲームのように見えるが、正にその通り。
ゲームのつもりで走らせても良いし、真剣になって走らせてもいい。
要はピンポン球を落さないで走らせる(コントロール)事が出来ればOK。
ドライビングの難しいウンチクは不要。落さない走りが出来れば、それなりのドライビングセンスが
あるということだ。もしもポロポロと落すようなら、その時の操作を振り返ればよいのだ。
ドライビングを簡単に分析でき、測定器ほど正確ではないにしても、ある程度定量的な確認が取れるなど、
使い方次第のところもあって、優れものです。
ボールとボウル。至ってシンプルな道具なれど運転を楽しみながら学べる(理解する)のが良いところ。
運転初心者から使えて、目指せ上級者!にもなかなか手ごわい道具です。
近日発売開始の予定。